(07)「和語図」(一拍語、二拍語、三拍語、・・・)


 ここでは、和語を先ず通常の辞書のように五十音図に従って分類し、さらにそれらを一拍語、二拍語、三拍語と語長によって分けて並べた。「あ」で始まる語の一拍語(あ1)から同じく二拍語(あ2)、三拍語(あ3)から始まり、「を」語の一拍語(を1)、二拍語(を2)、三拍語(を3)で終わる。ただ語だけを置いたものもあれば、その語に絡む異形語や相通語や縁語や類語、またその語にまつわる熟語などをほとんど形式にとらわれずに注記している。それぞれのグループの末尾にはその拍で終わる語を集めた。語にはローマ字が振られているものが多いが、これは縁語を見つけるための鍵である。目障りであるが、これがないことには和語探索のための一歩を踏み込むことができないのである。

   

 

 

◇------------------【あああ】
◆---------「あ(&a)」1拍語(あ1)
あ足(あし足、あぶみ足踏/鐙、あゆひ足結)⇒し
あ網(あみ網、あご網子、あじろ網代、あびき網引;となみ鳥網)⇒み
あ畔(あぜ畔、あ+せ畝*畔)⇒せ
あ彼(あれ)
あ吾(「わ」の相通語、あこ吾子、あれ吾)
あ明*赤(あか、あけ、あさ)
接頭語「あ」(あ+づく付*着、あ+つむ積、あ+ふく吹*扇)
◆--------「あ」2拍語(あ2)
あか&k赤(〔ア接:あ+か赤〕あかあか赤々、あかし赤シ、あかたひ赤鯛、あかとき赤時*暁、あかに赤土、あかも赤裳;あひあか真赤、すみあか角赤、はらあか腹赤)-あき明(ア接:あき秋、あきしひ精盲)-あく明(あける明)-あけ明*朱(あけがらす暁烏、あけくれ明暮、あけぼの明仄*曙;よあけ夜明) あか&k垢(みづあか水垢、みみあか耳垢、めあか目垢、ゆあか湯垢)-あく&k灰汁 あき&k秋(あきさ/あいさ秋沙) あき&k商(あきなふ) あき/あく飽-あきあき飽々 あぎ/あご&g顎(あぎと、おとがひ頤*乙貝、あぎとふ)、あく&k灰汁 あぐ/あげ&g上(かみあげ髪上、けあげ蹴上、ことあげ言挙、しあげ仕上、にあげ荷揚、みづあげ水揚)、あけ明、あけ朱 あこ吾子 あこ&k榕、あご/あぎ&g顎、あご&g距(鶏の蹴爪)、あご&g飛魚、あご網子、あさ&s朝(あさけ朝明、あさと朝戸、あさな朝菜、あさまもり朝守;あさゆふ朝夕-あさよひ朝宵、あした朝、あす明日) あさ&s苧*麻(あさて麻手) あさ/あす&s浅*褪(あさぢ浅茅、あさの浅野) あざ&z字(あざな字名)、あざ&z痣 あざ&z鮮 あし&s足(ア接語:あ+し足) あし&s葦(ア接語:あ+し葦;あしに葦荷、あしひ葦火) あし&s(あしぎぬ絁) あす&s明日 あす&s填 あず&z垝*坍、あせ&s汗(あせも汗疹;あぶらあせ脂汗、ねあせ寝汗、ひやあせ冷汗) あぜ&z畔(ア接:あ+せ畝*畔) あぜ校 あぜ綜 あぜ/なぜ何故 あた/あつ&t熱(あつあつ熱々、あたたか暖、あたみ熱海) あた&t咫(やあた/やた八咫) あた&t/あだ&d仇 あた&t敵(かたき) あち&t(あちのおみ) あぢ&d鯵 あぢ&d味 あぢ&d鴨 あつ/あて&t当*質 あつ厚 あて貴 あで艶 あと&t後-あとあと後々 あと&t跡(みあと御跡*足跡) あと足音  あな&n穴-わなwn罠 あな あな*わ/おの己*を/おな同ジ あに&n兄-あね姉(あ+に/ね) あに&n豈 あは&h憐(あはれ、あはれむ憐) あは&h粟(あはがら、あはふ粟生) あは&h/さはsh淡(あはしま淡島、あはす/さはす淡*醂、あはぢ淡路) あば&b浮(ゑびすあば漁網浮) あひ/あふ/あへ&h合*相*虀(あひおひ相生、あひおyi相老、あへもの虀物;みあひ見合*御合) あひ間 あふ/うへ&h上(あふぬく/あふのく仰伸、あふむく仰向) あふ/あへ&h饗(あへのこと) あふ敢 あぶ&b/あむ&m虻 あぶ/あむ浴 あぶ余 あま/あめ/あも&m天(あまくだり天下、あまさかる天離、あまぢ天路、あまとぶ天飛;あめしる天知*天領、あめつち天地、あめひと天人、あめみま天孫:あもる天降) あま/あめ/さめ&m,sm雨(あまど雨戸、あめごもり雨籠;おほあめ大雨、にはかあめ俄雨、ぬかあめ糠雨)-(こさめ小雨、はやさめ速雨、はるさめ春雨、ひさめ氷雨、むらさめ叢雨*村雨) あま&m海人*海士*海女(あまのまてがた海人両手肩) あま&m甘(あまさけ甘酒)-あめ&m飴-うま&m旨*美味(うまし旨シ、うまいひ味飯、うまさけ味酒、うましね味稲) あま&m尼 あみ&m網(ア接語:あ+み箕) あみ&m醤蝦 あむ/あぶ&m,&b虻 あめ&m燕 あめ鯇 あや&y綾(あやむしろ綾蓆) あや&y漢(あやかき綾垣*漢垣、あやすぎ綾杉*漢杉、あやのあたへ漢直、あやはとり漢織、あやひと漢人、あやべ漢部、あやめ漢女、あやwuぢ漢氏) あyi/あゆ&y鮎(あゆいち鮎市-あyiち愛知?、あゆこ年魚児) あゆ東風 あゆ肖 あゆ零*溢 あら/さら&r,sr新*更(あらた新、あらて新手;さらち更地、さらゆ新湯) あら/ある/あれ荒*粗-あらあら 
あら&r(あらめいも異母妹*庶妹、あらめいろね異母兄*庶兄)-いら&r(いらつこ郎子、いらつめ郎女)-いり&r(いりひこ入彦、いりひめ入姫)-いろ&r(いろど同母弟、いろね同母姉、いろも同母妹、いろye/いろせ同母兄、いろは生母)
あら/あれ&r荒*粗(あらし嵐*荒風)-あらあら荒々 あら&r糠 あら麁 あら𩺊 アラアラ(!) あり&r蟻 あり/ある&r有(あらゆる、あるいは或)-あるある ある/あれ生 ある足*歩 ある離 ある或 あれ&r村 あれ/われ&r我 アレアレ(!) あわ&w泡*沫(あわしほ沫潮、あわなぎ沫蕩、あわゆき沫雪、あわを沫緒、みのあわ/みなわ水沫) あゐ/さゐ&w,sw藍(あぢさゐ紫陽花、からあゐ韓藍、くれなゐ呉藍*紅、やまあゐ山藍)-あを/さを&w,sw青(あをな青菜、あをに青丹、あをば青葉、あをひゑ)-あをあを青々

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あき安芸、あそ阿蘇、あは阿波、あは安房、あべ阿部*安倍、
◆--------「あ」3拍語(あ3)
あかし&k明(たきあかし炬火、たねあかし種明、ときあかし解明*説明、めあかし目明、よあかし夜明) あかざ&kz藜 あがた&gt縣(あがたぬし縣主) あかね&kn,ne赤根*茜 あがり&g上(ほなしあがり无火殯殮〔もがり〕) あきづ&kd蜻蛉 あくび&kb欠伸 あぐら&gr胡坐 あごye/&gy/距  あざさ&zs荇菜m329 あさぢ&sz浅茅、あざみ&zm薊、あさり&sr求食 あしげ&sk大分青 あした&st朝*旦、あしび/あせび&sb馬酔木 あすか&sk飛鳥*明日香(あとり花鶏?;あすかかは、あすかやま) あそみ/あそん&sm朝臣 あたき唸、あたて&tt藍蓼、あたね&tn(染草)、あたひ&th価*値 あたり&tr傍*辺、あぢき&dk(あぢきなし/あどけなし) あづき&dk小豆 あづさ&ds梓(たまづさ玉梓) あづま&dm東 あなた彼方 あはき&hk檍、あはた&ht臏/あはたこ あはひ&hh間 あはび&hb鮑*鰒(あはびたま鰒玉、ほしあはび乾鰒)、あはれ&h哀*怜*憐 あびこ&bk我孫子 あひだ&hd間 あふき/あふぎ&hg扇(あ+ふく吹;ひあふぎ檜扇) あふこ&hk木力*朸(やまあふこ山朸) あふち&ht楝 あふな&hn〔相応?〕(あふなあふな)、あふひ&hh葵、あぶら&br油*脂(あぶらつき油坏)、あまき&mk、あやめ&ym菖蒲、あらか&rk殿(みあらか御殿) あらき&rk荒城 あらき&rk(未開地) あらし&rs嵐、あらめ&rm荒布  あられ&rr霰 ありねne在根*在峰(ありねよし枕→つしま対馬) ありをwo在峰 あるじ/あろじ&rz主/主人 あわを&ww,wo沫緒m763、あをな&wn青菜、
◆--------「あ」4拍語(あ4)
あさがほ朝顔、あぢさゐsw紫陽花、あまがつ&mgt天児、あららぎ&rrg蘭(やまあららぎ山蘭*辛夷;「こぶしkbs」とも)、あてらさは&tr沢、あてるゐ&trw、おもだか&mtk澤瀉 こにすい呉茱萸 このしろknsr鰶 しただみstdm たしらかtsrk甕 たばさみtbsm(山) たびらこ田平子 たふさぎthsg犢鼻褌 つぶなきtbnk踝 つるはみtrhm鶴喰*橡 とねりこtnrk梣 どぶろく濁酒 なでしこndsk撫子 なめくぢ にはとこnhtk接骨木 はにかむhnkm ははとひ〔七詔〕 はやぶさhyhs隼 ひかがみhkgm ひころふhkrh孛 ひねもす/ひめもすhnms,hmms終日 ひひらぎhhrg杠谷樹*柊 ひむがしhmgs東/ひんがし/ひがしhgs東 ひもろき/ひぼろきhmrk神籬 ふたほがみm4382、ふつころ/ふところhtkr懐 ふほごもりhh、ふもだしhmds馬具 ほつもり ほととぎすhttgs杜鵑*霍公 ほとほり/ほとぼり熱気 まさかりmskr鉞 まぬらる まかたちmktt従女 まぐなき⇒くなきknk まぐはし→くはし ましえまえしや囃詞 まそむらmsmrm3404 まふつmht(のかがみ) みかしほ三日潮 みかみをすmkmws みつなし不才*年少 みてくらmtkr幣*幣帛 むくさかmksk(に) むささびmssb/をかづきwktg鼫 むらさきmrsk紫 ものまさmnms尸者 やがはえ/やぐはえ弥木栄*弥木生*八桑枝 やつかり/やつかれ やなぐひ胡籙 yiにしへ往*古/yiにしへひと/yiにしへぶり、わたくしwtks/わたしwts私 わくらばに

 

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◇------------------【いいい】

◆--------「い(&i)」1拍語(い1)
い胆(くまのい熊胆)
い寝(あさい朝寝、うまい熟寝、ながい長寝、ひとい一寝、やすい安寝、よい夜寝)
い蜘蛛糸(いかき蜘蛛糸掻、くものい蜘蛛糸)
い笊(いかき笊籬)
い汝()
い鋳(いかけ鋳掛、いもの鋳物)、
い沃()
い息(いき息、いぶき気吹/息吹)
い五*五十(いすず)
接頭語(い+きイ気/息、い+さご砂/い+し石、いひ飯、い+ほ/いほり庵、い+も妹)
◆--------「い」2拍語(い2)
いか&k烏賊(するめいか鯣烏賊、やりいか槍烏賊) いか五十日 いが&g毬(いがいが毬々、いがくり毬栗) いき粋 いき/いく/おき&k息*生(いきいき生々、いくいく生々、ためいき溜息、といきト息、ねいき寝息)⇒き いく&k幾(いくよ幾代・幾夜) いけ&k生(いけす生簀、いけどり生捕、いけにへ生贄、いけばな生花、いけび活火*埋火)-いけ&k池(いけだ池田;ためいけ溜池) いさ&s鯨(いさな) いざ-いざいざ いし&s石(おひし生石)⇒し、いそ/おし&s磯(ありそ荒磯、はなれそ離磯;あらいそ荒磯、さしでのいそ差出磯;おしへ/おすひ磯辺)⇒そ、いそ&s五十、いそ&s(いそいそ、いそぐ急) いた&t板(イ接語)⇒た いた&t痛(いたいた/いたた、いたで痛手) いた/いち/いつ/いと甚*逸-いといと/いとど いち&t市(いちぢ市道;あさいち朝市、きさいち私市、wuをいち魚市) いち一いちいち いぢ(いぢいぢ、いぢわる意地悪) いつ&t何時 いつ&t稜威 いづ/いで出 いと&t糸(いとくり糸繰、いとよ/いとwuを糸魚、いとゐかは糸魚川;きいと生糸、たていと経、よこいと緯) いな/yiな鯔 いな否 いぬ/いね寝 いは/いひ/いへ/いほ&h(イ接語)//は/ひ/へ/ほ家*庵(いはほ岩秀*巌) いは&h岩*石(いはき石木、いはせ石瀬、いはと石戸、いはね石根、いはほ岩秀*巌、いはむら岩群/ゆついはむら、いわや石屋、いはゐ石井;ときは/とこいは?常磐 いひ/ひ&h,hi飯(いひしたみ飯箪、いひだこ飯蛸、いひね飯ネ、いひぼ飯粒、おほひ大炊、かれいひ/かれひ乾飯*餉*糒、ほしいひ/ほしひ乾飯*糒) いへ家⇒へ家、いほ/いほり&h庵〔いほ庵、いほる庵ル;かりいほ仮庵、ふせいほ伏庵、まげいほ〕) いほ&h五百(いほついはむら五百箇磐石、いほつまさかき五百箇真榊、いほか五百日、いほへ五百重、いほye五百枝、いほよ五百夜)、いぼ&b疣、いま&m今(いまき今来) いも&m妹(いもこ妹子、いもせ妹背、いもら/いもろ妹ラ/ロ;なにも汝妹) いも/うむ/うも&m芋(いもし/いもじ芋茎;さといも里芋、たろいも、とろろいも薯蕷、ながいも長芋、やまいも山芋/やむいも) いも痘痕 いや/いye嫌*厭-いやいや嫌々/いyeいye いゆ/いye癒 いよ彌*愈-いよいよ愈々/いよよ いら刺 いら-いらいら苛々 いら/いり/いろ&r同母?(いらつこ、いらつめ、いりひこ、いりびめ、いろせ、いろど弟)-いろ&r同母(いろど色弟、いろね色兄*色姉、いろは色母、いろも色妹、いろye/いろせ色兄) いり/いる/いれ&r入(いりぐち入口、いりye入江、いりの入野、いりひ入日;いるま入間) いり圦 いり/いる煎 いる鋳 いる沃 いる要 いろ&r色 いを/ゐを/wuを海魚

--

いが伊賀、いき壱岐、いせ&s,ws伊勢、いづ&d,wd伊豆、いな伊那、いび揖斐、いや祖谷、いよ伊予、

◆--------「い」3拍語(い3)
いかけ&kk鋳掛(いかけや鋳掛屋) いかし&ks(いかしやくはえ伊加志夜久波叡*伊賀志夜具波江;延喜式) いかしほ&k,sh厳潮、いかだ&kd筏(はないかだ花筏、ふないかだ舟筏) いかり&kr碇*錨*重石-いくり重石*海中石、いかり&kr怒*慍、いかる斑鳩/いかるが&krg斑鳩処、いくさ&ks軍*戦*兵⇒yiくさ、いくそ&ks幾許、いくは&kh的⇒yiくは いさき&sk鶏魚、いさき&sk梧桐 いさご&sg砂⇒さ、いさざ&sz鱊、いさな&sn鯨、いさを&sw功、いすか&sk鶍、いたこ&tk,ytk巫女*巫/ゆた⇒yiたこ、いたち&tt鼬(かまいたち鎌鼬)、いたび&tb木蓮子、いちご&tg苺(きいちご木苺、くさいちご草苺、へびいちご蛇苺)、いちさかき&t,skk柃、いちし&ts、いちひ&th櫟、いとこ&T従兄弟*愛子 いつま/いとま&tm暇 いのち&nt命、いばら/うばら/うまら&br,&mr茨*荊*棘 いまし&ms汝(「坐す」から?「みまし」とも。いましども共、いましら等) いらか&rk甍、いらし&rs貸(いらしもの利息、いらしのいね貸稲、いらしのおほちから貸税)、いるか&rk入鹿、いわし&ws鰯、いをさ&ws〇矢、
◆--------「い」4拍語(い4)
いさをし&sws功 いただき/いなだき頂 いたどり&tdr虎杖 いちはつ&tht鳶尾草

 

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◇------------------【ううう】
◆--------「う(&u)」1拍語(う1)
う:うは/うへ&h上(う上+は/へ辺)?、うま&m馬(う+ま馬)?、うめ&m梅(う+め梅)?、
◆--------「う」2拍語(う2)
うか/うけ食/wuか/&k,wk/(うかのみたま/うけのみたま) うき坭 うき/うく&k浮*浮子(うきうき浮々、うきき浮木*査/いかだ筏、うきた浮田、うきつ浮津、うきぬ浮沼、うきぬなは浮蓴、うきね浮寝*浮宿) うく/うけ&k受(うけさら受皿、うけひ;ことうけ言承、にうけ荷受、ひきうけ引受、みうけ身請、やうけ家請) うけ&k筌;うし&s牛 うし&s主*大人⇒ぬし うじ&z,wz蛆 うじうじ
◎うす&s,ws臼(うすめ碓女;いしうす石臼、おほうす大臼、からうす唐臼*碓、すりうす擦臼、つきうす搗臼、てうす手臼、ひきうす碾臼、ひきりうす火鑚臼、よこうす/よくす横臼) うす&s薄(うすうす薄々、うすあかり薄明、うすあぢ薄味、うすひ薄日、うすむらさき薄紫;しなうす品薄) うず&z髻華 うずうず うそ&s嘘(あかうそ赤嘘、そらうそ空嘘)
うた&t歌(うたうら歌占、うたげ宴、うたたのし、うため歌女;あげうた上歌、あづまうた東歌、いしひきうた石引歌、きうた/きねうた杵歌、くめうた来目歌*久米歌、こもりうた子守唄、さをうた棹歌、しづうた静歌、しらげうた/しりあげうた、たうた田歌/たwuゑうた田植歌、つけうた付歌、つづしりうた嘰歌、のげうちうた芒打唄、ひがうた僻歌、ひなうた鄙歌、ふなうた舟歌、ほぎうた祝歌、むぎうた/むぎつきうた麦搗歌、やまとうた大和歌、わざうた童謡、わびうた侘歌)-うち/うつ&t打(あひうち相討、しうち仕打、てうち手打、はたうち畑打、ひうち火打*燧、めうち目打、みみうち耳打、むぎうち麦打、むちうち鞭打、ようち夜討)
うち&t内*中(う+ち近*小?:くぬち国中、たなうち/てのうち手内、はらぬち腹中、みうち身内、やうち/やぬち家内) うづ&d,wd珍 うづうづ うで&d,wd腕(かひな、ただむき) ウトウト うな/うなじ項 うは/うへ&h上(うはつくに上国、うはつつ上筒、うはつみや上宮、うはに上荷、うはぬり上塗、うはへ上辺;うへた上田) うば&b姥(うばがひ姥貝/おふ白貝) うはうは うひ&h初(うひかぶり/うひかんむり/うひかうぶり初冠、うひこ初子、うひし/うひうひし初々、うひたち初立、うひまご初孫) うひうひ/うひひ うぶ/うむ生*産 うぶ初 うふうふ/うふふ うへ&h筌 うま&m旨*美味(うまうま、うまシ、うまさけ酒、うまい寝、うまひと貴人、うまらにお〔食〕す)⇒あま甘 うま/むま&m,mm馬⇒ま うめ&m梅 うや-うやむや ウヨウヨ うら/wuら&r,wr浦*汭(うらす汭渚*浦洲、うらみ浦廻) うら/wuら&r,wr占*卜(うらべ占部/卜部;やうら八?占) うら/wuらwr心*上気(うらぐ) うら/うれ&r,wr末(うらは末葉、こぬれ木末)、ウラウラ うり/うる売 うり&r瓜(かもうり冬瓜)、うる&r,wr粳⇒wuる うる/える得 うるうる ウロウロ
◆--------「う」3拍語(う3)
うくは&kh盞 うけひ&kh祈請*誓約(うけひがり祈請狩、うけひゆ祈請湯) うけら/おけら&kr,wkr朮*白朮 うこぎ&kg,wkg五加木 うしろ&sr後*身後(う/む身+しり/しろ尻) うすめ&sm,ws碓女 うだち/うだつ&dt梲 うつぼwtb靫/ひめうつぼ姫靫、うづら&dr,wdr鶉 うてな&tn,wtn台 うなじ&nz,mnz項 うなて&tn,wtn池溝 うなね&nn,mnn頸根 うなゐ&nw垂髪 うねめ&nm采女 うはぎ&hg,whg薺蒿菜 うはさ&hs噂 うばら/ばら&br薔薇 うまご/むまご&mg,mmg孫 うまら&mr,mmr槍 うるか&rk,wrk鮎腸(にがうるか、わたうるか) うるし&rs漆⇒ぬる うるま&rm,wrm汗奴麻
◆--------「う」4拍語(う4)
うぐひす&ghs,wghs鶯〔ほほきどりhhk鳴声〕 うたかた&tkr,wtkt泡沫男茎 うまはし&mhs,wmhs利殖

 

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◇------------------【えええ】
◆--------「え(&e)」1拍語(え1)
え榎(えのき)
え胞(えな胞衣)
え荏(えごま荏胡麻;からえ唐荏、ぬかえ紫蘇*〇荏、のらえ蘇*〇荏、ゐぬえ犬荏)
え役(えたち役、えつき課役)
え疫(えやみ疫病)
◆--------「え」2拍語(え2)
えせ似非 えそ&s鱛 えぞ/ゑぞ&z,wz蝦夷(あかえぞ赤蝦夷) えて得手 えな胞衣 えひ鱏 えび/えみ&b,wb,wm海老*蝦(⇒ゑび)(いせえび伊勢蝦、くるまえび車蝦) えび葡萄 えり襟*衿 える/うる得
◆--------「え」3拍語(え3)
えつり&tr,wtr蘆□ えみし/ゑみし蝦夷

 

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◇------------------【おおお】
◆--------「お(&o)」語1拍
お/を己
お降*老(おゆ/おyi老)
不明「お」(お+と音、おも母)
◆--------「お」2拍語(お2)
オイオイ おが&g大鋸(おが/おほが大鋸、おがくづ鋸屑) おき/おく&k沖*奥(オ接:おき/おく;おきへ奥辺、おくか奥処、みちのく陸奥) おき/いき息 おき/おく&k置 おき/おく&k起 おき/おく&k熾 おく招 おご/をご&g海髪 おし&s押機 おし/おす&s押-おせおせ押々 おし/おふし&s,&hs啞 おそ遅-おそおそ遅々 おだ&d穏(おだし穏シ、おだひ/おだひし穏ひシ、おだやか穏) おたおた おち/おつ落 おぢ老父*伯父 おぢ/おづ怖-おぢおぢ/おづおづ/おどおど怖 おち/おつ/おと&t乙*弟(きおち気落、しおち仕落、ておち手落、ほぞおち臍落、みづおち水落*鳩尾、むなおち胸落;おとご弟子、おとと弟人、おとひ弟妹;なおと汝弟) おぢ/おづ&d怖(ききおぢ聞怖、ものおぢ物怖) おと&t,to音(オ接:お+と音) おと於菟 おな同/おの己-おのおの各々 おに&n鬼 おば/うば老母*伯母*姨 おひ/おふ生 おひ/おふ追-おひおい追々 おひ笈/おふ&h負-おび/おぶ&b帯(ひきおび引帯、ひらおび平帯*褶/ひらび/ひらみ) おふ覆 おふ&h白貝/うばがひ姥貝 おほ&h,ho大*多(おふを大魚、おほち大道、おほぢ大父/祖父、おほね大根、おほの大野、おほば大母/祖母、おほひ大炊、おほye大兄) おぼ&b朧(おぼつかなし、おぼろ朧) おみ&m臣(あちのおみ、うつしおみ/うつせみ/うつそみ、おほおみ/おほみ大臣、おみのき臣木)-おみ&m使主 おみ御身 おむ/おめ怖-おめおめ おも重*主*思-おもおも重々 おも&m,mo母(〔オ接:お+も母〕、おもちち母父;ちおも乳母、みおも御母、ゆおも湯母)

おも&m,mo面(おもかげ面影、おもかた面形、おもて表*面、おもむく面向、おもしろし面白シ、おもわ面輪)-おも&m,mo重(おもし重シ、おもな主、おもろ〔重ろ/主ろ〕)-おも&m,mo思(おもふ思〔重しとする〕) おや&y親*祖/おyi/おゆ老(おやぢ、おやご、おyiした老舌;みおや御祖/あまつみおや/おほみおや/すめみおや) オヤオヤ おり/おる下*降 おる愚 おれ&r己 おろおろ おゑ太藺

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おき隠岐、おび飫肥 おwu意宇、
◆--------「お」3拍語(お3)
おかみ&km龗(くらおかみ暗龗) おきそ&ks嘆息*嘯 おきて&kt支度*掟 おきな&kn老夫*翁 おぎろ&gr甚大 おくる&kr送(みおくる見送) おこぜ&kz鰧*虎魚 おすひ&sh衣裾 おどし&ds縅 おとな&tn大人 おどろ&dr藪 おのれ&nr己 おびと&ht首 おふし/おし&hs啞 おふを&hw,wo大魚 おほが/おが&g大鋸 おほと&ht幕下 おほゐ&hw,wi大藺 おみな/おうな&mn媼 おもて&mt表 おもゆ&mu,yu重湯(「こみづ漿」とも。「お+かゆ粥」との対比で「お+もゆ」か) おろし&rs颪(つくばおろし筑波颪、みやまおろし深山颪)

 

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◇------------------【かかか】
◆--------「か(ka)」1拍語(か1)
◎か/き/く/け/こ気(か香、かをり香;いろか色香、きが木香、さか酒、ひとが人香、めか蘘荷、わきが腋臭、わたか腸香、wuつりか移香)-(き気、き酒/くろき/しろき/みき、きる霧ル、きり霧;いきイ気*息*生、おき息、さき酒)-(いくイ気*生)-(け気、けはひ気這*気配;いろけ色気、おぢけ怖気、かざけ風気、かなけ鉄気*金気、さけ酒、さむけ寒気、しほけ塩気、ねむけ眠気、はきけ吐気、ひとけ人気、ほけ/ほのけ火気、ゆげ湯気、わかげ若気)-(こり香)
◎か/き/け/こ笥*甕*瓮(か瓮/ひらか平瓮*盆、かめ甕;こが大桶、こみか樽、みか御罌*𤭖*甕/みかわ甕ワ/おほみか大甕/wuをみか、ゆか斎瓮)-(き盞、うき盞/つき/すき、ゆき)-(け笥、さらけ浅甕*皿笥、たまけ玉笥、ゐけ藺笥、wuけ/をけ麻笥*桶)-(こ籠、かご籠)⇒へ瓮
◎か/く/け/こ処(ありか在処、おくか奥処、かくれが隠処、くが/くぬが国処*陸、すみか棲処、ただか直処、なか中、みあらか御殿、やか/やけ宅、よすが因*縁、wuみが海処、をか峯処*岡)-(いづく/いづこ、こもりく隠国)-(やけ宅)-(ここ/そこ/あしこ/あそこ/どこ、とこ/ところ所、みやこ都、もとこ許処)
◎か/け髪*毛-か毛(かざし/かんざし簪;しらが白髪)-かみ髪(かみかき/かうがい髪掻*笄、かみきは/かうぎは髪際、かみつか/かうづか髪束、まがみ真髪)-け毛(けいと毛糸、けかは毛皮、けすぢ毛筋、けなみ毛並、けひと毛人、けもの毛物*獣/けだもの、けもも毛桃;かげ鹿毛、にこげ和毛、まつげ睫、まyiげ/まゆげ眉毛、むくげ尨毛、むなげ胸毛、わきげ腋毛)
◎か/け/こ日(いくか幾日、かがなべて、とをか十日、なぬか/なのか七日、はつか廿日、ふつか二日、みか三日、みそか三十日、ももか百日、やほか八百日)-(けながし日長、けならぶ日並;あさにけに〔朝に日に〕、ひにけに〔日に異に〕)-(こよみ暦、ころ頃)
◎か/け家(あらか/みあらか正殿、かくれが隠家、やか屋処*宅)-(やけ屋処*宅、おほやけ大宅、みやけ屯倉)
◎か/け食(うか、うけ)
◎か蚊(かひ蚊火、かや蚊帳;しまか縞蚊、ぬかか糠蚊、やぶか藪蚊)
◎か鹿(かこ鹿子/かのこ、かひや鹿火屋;しか鹿、すずか鈴鹿、まなか真名鹿、めか女鹿)-しか鹿(おほしか大鹿、かもしか羚羊、めじか牝鹿、をじか牡鹿/さをしか/まをしか)
◎か楫*梶(かぢ梶;やそか八十楫)
◎か/あ彼(かれ彼/あれ)
◎か離(かゆ離、かる離、あかる/さかる離)
◎が蛾
か/く/け/こ(接頭)(かちわる、かっか、かっくらふ、かっさらふ、かったるし、かっとばす、かっぱらふ、かなぐる〔捨つ〕、かんちがひx勘違;くつがへす;けっとばす;こっぴどく、こんがらがる、こんもり)
接頭語「か」(かあをカ青、かたるし、かぼそし、かやすし安、かよわし弱、かゆ粥〔か+yi/か+ゆカ湯〕)(まか/おほまか/むつまか、もか/ほるもか)


◆--------「か」2拍(か2)
かいk&櫂/かきkk掻(おきつかい沖櫂、へつかい辺櫂、まかい真櫂、ろかい櫓櫂、をかい小櫂)、かが/かぎ/かぐ/かげ/かごkg光*輝*影(かがひkgh嬥歌、かがみ鏡、かがやく輝、かがり火;かぎろふ/かぎろひ;かぐつち迦具霊/迦具土/輝霊、かぐやひめ;かげ影、かげとも山陽、こかげ木陰、ひかげ日影、みかげ御影*霊/みたま御霊*御魂;かご影) かがkg利 かきkk牡蠣(いそがき磯牡蠣、おきかき沖牡蠣) かきkk(かきつばた杜若*垣ツ幡〔木村〕)
◎かき/かいkk垣*籬(かきつ垣内?、かきね垣根、かきほ垣、かきま垣間;まがき真垣*籬、yiかき忌籬;いかき笊籬、いけがき生垣、いしがき石垣、きぬがき/きんがい絹垣、すがき簀垣、せがき狭垣/ませがき、すきかき/すいがい透垣、たけがき竹垣、ひがき桧垣、ひとがき人垣、ひめがき女牆*堞、まがきマ垣*籬、みかき御垣、やへがき八重垣)
かきkk柿(かきしぶ柿渋;あはしかき/あはせかき/さはしかき淡柿、くしがき串柿、くろがき黒柿〔木工用材〕、しぶかき渋柿、たるがき樽柿、ほしがき干柿) かきkk部曲 かき/かいkk懸*舁(おもがい面懸*覊、かごかぎ駕籠舁、こしかき輿舁、しりがい尻懸*鞦、ぬかがき楼額、むながい胸懸*鞅) かき牡蠣
◎かきkk掻(あかかき垢掻、いかき蜘蛛糸掻、すがかき清掻、すがき簀掻、はがき羽掻、ゆきかき雪掻)-ミ接:みがきmgk磨(みがきかざる磨飾、みがききはむ磨極、みがきてらす磨照) かき/かく/かけkk掛*懸(いかけ鋳掛、いかけ沃懸、いひかけ言懸、くひかけ食掛、こしかけ腰掛、はらかけ腹掛、ほかけ帆掛、まへかけ前掛、みかけ見掛、めかけ目掛*妾)-かけkk賭 かき/かく舁 かき/かくkk掻*書*描(まよかき眉書) かぎkg鉤*鍵/くぎ釘(あひかぎ合鍵、ひるかぎ蛭鉤、をれかぎ折鍵) かく/かけ駆*翔 かく/かけ欠 かくkk香菓(かくのみ/かくのこのみ) かけkk鶏(くたかけ朽鶏)、かく/かけkk駆*駈(あさがけ朝駆、おくれがけ遅駆*後駆、さきがけ先駆*魁、ぬけがけ抜駆、よがけ夜駆) かけkk欠(はなかけ鼻欠*劓、みちかけ満欠、めかけ目欠) かげkg影*光(おもかげ面影、こかげ木陰、つきかげ月影、とかげ常影、ひかげ日影/ひかげのかづら蘿、ほかげ火影、まつかげ松影)-ミ接:みかげ御影*霊*蔭(あめのみかげ天御蔭、ひのみかげ日御蔭、やそみかげ八十御蔭)-かげkg冠(みかげ御冠) がけgk崖 かこkk水主*楫子*梶子(「か楫*梶+こ子」とされている) かごkg駕籠*籠(かごかき駕籠舁)⇒こ かさks笠*傘(きぬがさ衣笠、すがかさ/すげかさ菅笠、すきかさ透笠、たかさ田笠、てがさ手笠、ひがさ日傘、ゐがさ藺笠) かさ/かし/かせ/くさ/くしks枷*桛〔束縛具〕(かさ枷鎖;かし枷(あしかし足枷、くびかし枷首、てかし手枷、かしks柯/かせks枷〔あしかせ足枷、くびかせ首枷、てかせ手枷〕、くし釧/くしろ釧)-くさりksr鎖〔~くさる鏈〕 かさks嵩(かさだか嵩高;としかさ年嵩、にかさ荷嵩、みかさ/みづかさ水嵩) かさks暈(つきのかさ月暈、ひがさ日暈) かさks毬(まつかさ松毬)
◎かさ/かす/くさ/くそ/くた/こせks瘡(かさ瘡/はたけがさ疥瘡、かさぶた瘡蓋、あかがさ赤瘡、いもかさ痘瘡、もがさ疱瘡;かす滓、こかす蚕滓、そばかす雀斑、はかす歯糟;くさks瘡、くろくさ黒瘡、みづくさ水瘡;くそ屎*糞、くそへ糞戸、くそまる脱糞、はくそ歯糞、はなくそ鼻糞、みみくそ耳糞、めくそ目糞;くたかけktkk朽鶏、がらくた、ごみくた、はなくたhnkt鼻腐;こせ/こせかさks痘瘡)
かざ/かぜkz風(かざかみ風上、かざきつ風木津、かざしも風下、かざまもり風守;あすかかぜ明日香風、あまつかぜ天津風、あyiのかぜ/あゆのかぜ、おひかぜ追風、さほかぜ佐保風、すずかぜ涼風、せきかぜ関風邪、はるかぜ春風、みなみかぜ南風、まつかぜ松風、をぎかぜ荻風)、カサカサ、ガサガサ かしks河岸/きさ/きし(かし河岸、かしはた河岸端、wuをがし魚河岸;きさks象、きさがた象潟、きさやま象山、なぎさ波象*渚;きしks岸、きしべ岸辺、かはぎし川岸) かしks樫*橿 かしks淅(たねかし種淅) かし/かせks枷(あしかせ足枷、くびかせ首枷、しりかせ尻枷、てかせ手枷、ねかせ寝械)-かせks桛(をかせ麻桛、さるをかせ猿麻桛) かしks河杭 かし/かす貸 かすks滓*粕*糟 かずkz数/きずkz傷(かずかず数々;おかず御数、くちかず口数、てかず手数、はなかず花数、ひかず日数)-(なまきず生傷、きりきず切傷、すりきず擦傷) かすかす かぜkz風邪 かそ/かぞks,kz父、かたkt方(しかた仕方、つくりかた作方、でかた出方、みかた見方、やりかた遣方、よみかた読方;こしかた来方、ちちかた父方/ははかた母方、みかた御方*味方、をちかた遠方;あきつかた秋方、あさがた朝方、くれがた暮方、ゆふかた/ゆふつかた夕方)、かたkt片(かたて片手、かたを片緒)、かたkt肩(あひかた相肩、さきかた先肩/あとかた後肩、はやかた早肩、まてかた両手肩/あまのまてがた海人両手肩)、かたkt潟(あゆちがた年魚市潟、きさがた象潟、つくしがた筑紫潟、なにはがた難波潟、にひがた新潟、ひがた干潟/しほひがた)、かたkt形*型(かたち形;おもがた面形、すがたス形*姿、てがた手形、はがた歯形、ひしがた菱型、ひとがた人形、ひながた雛形、やかた屋形*館、yiがた鋳型) かたkt条 かた/きたkt堅*硬*固(かたま堅目*籠、かつを鰹;きたし堅塩) カタカタ ガタガタ カタコト ガタゴト かち/かつkt〇(かちわる、かっくらふ、かっさらふ、かっとばす) かち/かつkt徒 かち/かつ勝 かぢkd舵(かぢさを楫竿;おもかぢ面舵、とりかぢ取舵)、かぢkd梶*楫(かぢま楫間;からかぢ柄楫、さをかじ棹楫、まかぢ真楫、わきかぢ/わいかぢ脇楫) かぢkd穀 かぢkd鍛冶(「かなうち→かぬち→かぢ」と転じたとされている) カチカチ、ガチガチ かつ搗 かつ糅 かつかつ限々 カツカツ(戛) ガツガツ かてkt/かりてkrt糧 かどkd門*角(かどかたぶく、かどた門田、かどで門出;あまつかど天門、あまのかど天門、おほかど大門、とこつかど常門、とほつかど遠門、とほのかど遠門、なかのかど中門、ひのかど/ひのみかど日御門、みかど御門*帝) かどkd廉 かどkd才*角、
◎かな/かねkn金*鉋(かな/かんな鉋/まかな真鉋*真金/まかなもち、かなすき金鉏、かなとかげ金外蔭、かなはず筈、かなはた機、かなへ金瓮*鼎、かなまり鋺、かなや矢;かぬち/かぢ鍛冶;かね鐘、かねつくりべ金作部;あかがね赤金、くがね/こがね黄金、くろがね黒金、はがね刃金*鋼/たまはがね玉鋼、まかね真金*鉄/まかねふく、みづがね水金) かにkn蟹
◎かはkh川*河(かはす川渚、かはせ川瀬、かはち川道、かはつ河津、かはづ河蝦?、かはと川門、かはな川菜、かはび川傍、かはも川藻、かはや川屋*厠、かはら川原<かははら縮約;おほかは大川、をがは小川;かっぱ河童〔「kaha(川)」の転と見られる〕) かはkh皮(かはへ皮へ、cf.はだへ膚ヘ;けがは毛皮)、かは/かひkh交(かはせ為替/いひかはせ言交;かひkh交/買/峡/間-みちかひ道交、しほかひ潮間、たにかひ谷峡、はがひ羽交、まなかひ目ナ交、もののかひ〔負債〕、やまかひ山峡) かばkb樺、かば/かま/がまkb,km,gm蒲、かひkh貝*匙(かひたこ貝鮹、かひふye貝笛、うつせかひ空貝、ひがひ鰉)、かひkh卵、かひkh匕、かひkh代、かひkh交*替⇒かは、かひkh飼*養(かひこ養子*蚕;うまかひ馬飼、こかひ蚕養、とりかひ鳥飼、ゐかひ猪飼、ゐぬかひ犬飼、wuかひ鵜飼) かびkb黴 かびkb穀 かびkb牙
◎かぶ/くぶ/こぶkb株*蕪*頭*瘤(かぶく、かぶと、かぶら、かぶつつ/くぶつつ頭槌、かぶら蕪*蔓菁*鏑)-かぶ/かぶらkb蕪*鏑(ひめかぶら、やつめのかぶら八目鳴鏑;かぶらや鏑矢) かへ/かやkh,ky榧*栢、かへ/くへkh(わかかへ、わかくへ) かべkb壁(かべくさ壁草、かべしろ壁代/かべしろいた壁代板)、かほkh顔(かほはな容花/顔花/かほがはな、かほとり顔鳥;あさかほ朝顔) かまkm鎌(かまやり鎌槍;くさりかま鎖鎌、とかま利鎌、なぎかま薙鎌、やきかま焼鎌) かまkm釜(かまき竈木、かまど釜処*竈) かま/がまkm,gm蝦蟇(かまひすし、かままし;あなかま、やかましヤ接) かま/がまkm,gm蒲 かみkm上、
◎かみ/かむkm神(かむかぜ神風、かむき神樹、かむさぶ、かむべ/かかうべ神戸、かむほき神祷、かむよ神代:かみなり神鳴/雷、かみぬし/かむぬし神主;おほかみ大神*狼、まかみ真神、やとかみ夜刀神*蛇) かみkm髪(まかみふる真髪触) かみkm紙 かめkm甕 ガミガミ かめkm亀(かめいし亀石、かめし亀石*神石、かめゐ亀居、かめwuら亀卜) かもkm鴨(かもゐ鴨居;こがも小鴨、まかも真鴨/おきつまかも、みかも水鴨/みかもなす枕) かや/かへky,kh榧*萱*草*茅(かやぐき萱潜*鷃、かやね萱根*草根、かやの草野、かやはら茅原、かやぶき萱葺;たかかや高草、ちがやチ茅*茅草、とかやト茅、むろかや室茅) かやky蚊帳 かyi/かゆkyカ湯*粥(いもかゆ芋粥、かたかゆ固粥、しるかゆ汁粥)、
◎からkr唐(からあふひ唐葵、からあま唐海人、からあゐ唐藍、からいひ唐飯、からうす/からす唐臼、からうた唐歌、からかき唐垣、からかぢ唐楫、からかみ唐紙、からきぬ唐衣、からくさ唐草、からころも唐衣、からすき唐鉏、からたち枳/唐橘、からひつ唐櫃、からひと唐人、からもも唐桃、からゐぬ唐犬)、
◎から/くろ/ころkr躯*柄*族(からだ体*體*躯;いとこがら、おほがら大柄、こがら小柄、なきがら亡骸、ともがら共柄、ぬけがら抜骸*抜殻、はらから腹柄*同胞、ままがら、みがら身柄、やから屋柄*眷属、やがら矢柄、yiながら稲柄、ゆがら弓幹、wuから親族、をがら麻柄;くろ幹*躯、どくろ髑髏、むくろmkr躯*骸〔「む身+くろ躯」で「みがら身柄」と同語〕;こころ心〔こ+ころ〕、ふところ懐、みごろ身頃*裑;ころも衣、ころたつ自立、ころふす自臥)
からkr辛(からがら辛々;からし辛子、からな辛菜) からkr空 から/かれkr乾*枯(からと乾跡、かれき枯木、かれひ/かれいひ乾飯*餉*糒) カラカラ ガラガラ カラコロ かりkr狩*猟(とがり鳥猟) かりkr雁 かりkr借 カリカリ ガリガリ かる/かろkr軽(かるがる軽々;かるこ軽籠、かるこ軽籠かるこ軽籠かるし/かろし軽シ) かれkr彼
かわ/こわ/こゑ/こをkw声(かわらかわら、こわ/こゑ声、こをろこをろ/みなこをろこをろに)-こわ/こゑ声(こわいろ声色、こわさま声様、こわつき声付、こわづくり声作、こわね声音;よごゑ夜声) カンカン ガンガン

--

かがkg加賀 かも加茂*賀茂 かぞkz加須

◆--------「か」3拍語(か3)
かうぢk&d,kmd麹*糀(こめかうぢ米麹、たねかうぢ種麹、ねりかうぢ練麹、まめかうぢ豆麹、むぎかうぢ麦麹) かかしkks案山子 かがちkgt酸漿 かかとkkt踵(くびすkbs、きびす、くひひすkhhs) かがひkgh嬥歌 かかふkkh(襤褸) かがみkgm影見*鏡(ますみのかがみ真澄鏡*青銅鏡、まそかがみ真十鏡/まそみかがみ/まそひかがみ/ますみかがみ) かがみkgm白□ かがりkgr篝 かきはkkh片葉 かきはkkh堅葉 かきべkkb民部 かきほkkh垣 かぎるkgr蜻虫廷 かぐらkgr神楽(かぐらうた神楽歌;いはとかぐら岩戸神楽、さとかぐら里、みやかぐら宮) かざし/かみさし/かんざしkzs,kss髪刺*簪 かじかkzk河鹿*鰍/かぢかkdk かしはksh柏(かしはで柏手*膳夫、かしはでべ膳部;ほほかしは厚朴*朴柏、みつなかしは/みつのかしは三角*御角) かしらksr頭 かしりksr呪詛 かすがksg春日 かすみksm霞 かすりksr絣 かせぎksg稼 かせひksh桛 かたきktk敵/あた仇 かたきktk形木*模 かたぎktg気質 かたちktt,ti形 かたなktn,na片ナ*刀(ひもがたな紐小刀*匕首) かたま/かたみ/かつまktm堅間*籠(まなしかたま/まなしかたみ無目籠;まなしかつま无間勝間) かたみktm形見 かたりktr語(かたりべ語部) かたをktw,wo片緒 かぢまkd楫間 かつぎktg担(をかつぎ尾担?) かづきkdk潜*被(きぬかづき衣被、のかづき箆被、をかづき尾被*鼫) かつらktr桂 かつらktr,kdr葛(くそかづら屎葛、さねかづら真葛、すひかづら忍冬、ひかげのかづら日影蘿)-かづらkdr髪鬘(か髪?+つら/つる蔓;はねかづら、まさきのかづら) かつをktw,wo鰹 かとりktr堅織*縑*絹 かなたknt彼方 かなとknt金門 かなへknh,he金瓮*鼎 かなやkny,ya金箭 かには/かんばknh,knb桜皮 かはkh川*河(かはす川渚、かはせ川瀬、かはち川道 かはづ/かへる河蝦*蛙(kh語か) かはと川門、かはな川菜 かはひ川合、かはびkhb川傍、かはへ河辺、かはも川面、かはも川藻) かばねkbn姓(やくさのかばね八色姓)-かばねkbn屍(かばねくさ屍草、かばねどこと屍所;しかばね屍*尸) かはべkhb膚 かはやkhy,kwy川屋*厠 かひこkhk,ko蚕 かひごkhg卵*殻 かひなkhn臂(うで、ただむき;たわやかひな撓腕) かひやkhy鹿火屋 かぶす/かぼすkbs皇橙 かふちkht川内 かぶとkbt甲*冑*兜(とりかぶと鳥兜) かぶらkbr蕪*鏑⇒かぶ かぶろ/かむろkbr,kmr禿 かへるkhr蛙/かはづ かぼすkbs(ゆづ柚子) かますkms叺⇒す簀 かますkms魳 かまちkmt框(あがりかまち) かまち/かばちkmt,kbt輔(つらがまち面輔) かまどkmd釜処*竈 かみなkmn(やどかり宿借) かみらkmr韮⇒にら かむよkmy,yo神代 かむきkmk,ki神樹 かむべ/かうべkmb神戸 かもめ/かまめkmm鷗 かやねkyn草根*萱根 かやのkyn草野 かよひkyh通(かよひwuら通浦) からき/かれきkrk枯木 からしkrs辛子 からすkrs烏 からとkrt,to乾跡 からなkrn,na辛菜 からみkrm搦*絡(そでがらみ袖搦) かりて/かてkrt,kt糧 かりほkrh借廬 かりも/かもkrm轄*釭 かれひ/かれいひkrh乾飯*餉*糒 かをりkwr香 かんな/かなkn鉋(つきがんな突鉋、やりがんな槍鉋:「かな金」の強調音か)
◆--------「か」4拍語(か4)
かいがね胛(かひがらほね貝殻骨) かいらげk&rg梅花皮、かちかたktkt大麦 かなつなkntn

 

◆~~~~~~~~~~~~~~~「か」語末
あか&k赤、あか&k垢、いか&k烏賊、さかsk坂、さかsk境*界、さかsk酒、さかsk冠、さかsk尺、さかsk積、さかsk解、しかsk鹿、たかtk高、たかtk鷹/くちkt、ちかtk近、つかtk塚、つかtk柄*束、なかnk中、なかnk那珂、ぬかnk糠、ぬかnk額、はかhk墓、はかhk計*量、ふかhk深、ふかhk鱶、ほかhk他*外、みかmk𤭖、やかyk宅、ゆかyk床、ゆかyk斎瓶、わかwk若、をかwk岡、をかwk陸
--
あしか海驢 あすか飛鳥 あらか殿 ありか在処、いかる/いかるが&krg斑鳩 いすか&sk鶍、いらか&rk甍/たしらか いるか&rk入鹿 いるか&rk海豚、うはか&hk[魚か] おくか奥処 かくれが隠処 かじかkzk鰍、きだなか段中、きなか半銭 くにが/くぬがkng陸 さだかsdk定、すずかszk鈴鹿 すみか住処 せなか背中 ただか直処 たづかtdk方便 のなか野中 はしかhsk芒/のぎng禾、はしかhsk麻疹 はだか裸、はてか果処 ははかhhk桜桃 はふりかか葬処>はか墓? はるか遥か ひそか密 ひらか平笥、ふつか二日 ほしか干鰯、ほなか火中 まさか目サカ*目前 まじか白魚、まなかマナ鹿 もなか心中 ももか百日、やさか八尺 やそか八十梶、やつか矢束 やつか八束 やほか八百日 やまが山家 みそか密 ゆたかytk豊 ゆづか弓束、よすか/よすがysg由、ゐなかwnk田舎、をさかwsk刑
--
いが&g毬、かがkg利、かがkg加賀、くがkg陸、くがkg久我、こがkg大桶-ゆがkg湯桶 さがsg祥*性、さがsg嵯峨*佐賀、しがsg志賀、すが/すげsg菅、すがsg清、すがsg須賀、そがsg蘇我、そがsg曽我、たがtg箍 つが/とがtg栂、とがtg咎、ながng長、にがng苦、はがhg芳賀、ひがhg僻、まがmg曲、まがmg禍
--
おほが大鋸 かすがksg春日 くぬがkng陸処/くがkg陸 さすがssg刺刀*刺鉄 さすがssg流石 したなが舌長 たけなが丈長 つつがttg恙 てなが手長 ひなが日長 ほが/いりほがhg鑿 まがmg紛*禍 よすが/よすか縁/寄すガ? wuみが海処 をなが尾長

 

       ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

◇------------------【ききき】
◆--------「き(ki)」1拍語(き1)
◎き/く/け/こ木*樹*草(きど木戸、きね杵、きのこ木子*茸〔室町時代〕、きはだ木肌;あかぎ赤木、あをき青木、うきき浮木*査、おyiき老木、かせき桛木、かたき形木*模、かむき神樹、くさき草木、くちき口木*梅、くちき朽木、くろき黒木、さかき賢木、さしき挿木、さへき禁樹、したき下木、しらき白木、そめき染木、たかぎ高木、たきぎ焚木*薪、たちき立木、たるき垂木、ちぎ千木/ひぎ氷木、つぎき接木、ははきぎ帚木、ひさき柃、ふなき舟木、ふゆき冬木、ほこぎ矛木、まきmk真木*槙、まさき正木*柾、またぎ又木、まるき丸木、みきmk幹、みやき宮木、もぎ茂木、ももき百木、もyeき萌木、よせぎ寄木、わかき若木、wuゑき植木)-く(くくのち木霊、くだもの果物、くyeひこkyhk木兄彦*案山子)-け(まけmk真木/まけばしら真木柱、まつのけ松木、みけ御木のさ小橋)-こ(こかげ木陰、こがらし木枯*凩、こくは木鍬、こくらし木暗、こさ木蔭、こずゑksw木末*梢、こたくみ木匠、こたち木立、こたね樹種、こだまktm木霊*谺、こつたふ木伝、こつみ木積、こぬれknr,wr木末、このくれ木晩、このね木根、このは木葉、このま木間*木際、このみ菓*木実、このye木枝、こまくら木枕、こまひ木舞、こむら木村*樹村;かろこむら軽樹村〔奈良県高市郡〕)-(あはき檍、かきkk柿、くぬぎkng椚、けやきkyk欅、さかき榊、すぎsg,su杉、つきtk槻、つばきtbk椿、なぎ梛、ひのきhnk,hi檜、ひひらぎhhrg柊、ほそきhsk曼椒、まき真木*柀*槇/まきさく/まきはしら、やなぎ柳*楊、yeのき榎)-(あまき甘草、きさのき黄芩)
き/く/こ黄(きそめ黄染;あさぎ浅黄、あひき間黄、ひたぎ直黄、もyeぎ萌黄)-く(くがね黄金)-こ(こがね黄金)
き/く/こ来(いまき今来、yiきき/ゆきき往来)/(くる来ル)/(こよ来ヨ)
き/け/こ(昨今)(きそ/きぞks,kz昨夜、きのふknh昨日;けさks今朝、けふkh今日;こぞkz去年、ことし今年)
き/け着(うちぎ内着*袿、うはぎ上着、うぶぎ産着、けぎkk,kg褻着、したぎ下着、はだぎ肌着、はれぎ晴着、むつきmtk襁褓、もぎ裳着、よぎ夜着;けす着ス、ける着ル、けし衣/みけし御衣)
◎き/け酒(さきsk,ki酒、くろき黒酒、しろき白酒、にはき庭酒、みきmk,ki神酒/おほみき/とよみき)-さけsk,ke酒(ききさけ聞酒、きさけ生酒、こさけ濃酒*醴、さるさけ猿酒、たむさけ甜酒)
◎き/け消(きゆ消ユ;けす消ス、けやす消安;たまげ魂消、ゆきげ雪消)
き生(きいと生糸、きすき生漉、きむすめ生娘)
き葱(あきき秋葱、あさぎ浅葱、なぎ葱/こなぎ/wuゑこなぎ、ねぎ葱/たまねぎ、ふゆき冬葱、もyeぎ萌葱*萌黄、わけぎ分葱)
き柵*城(あらき荒城、いはき磐城、おくつき奥城、しき磯城、たかき高柵*高城、ほりき濠城*塹、まき牧*馬柵、みづき水城、yiなき稲城) 
き棺(きくるま;いしき石棺、いはき岩棺*石槨、おきつき/おくつき奥津城、ささき陵/みささぎ、ひつぎ/ひとき人棺*棺)
き牙(きば牙歯;きさのき象牙、ゐのき猪牙)
き割()
き杵(きね杵、ひきりきね火鑚杵)
き寸(いくき幾寸、いつき五寸、ひとき一寸、ふたき二寸;yiみき忌寸、ゆき斎忌)
き/ぎ男(いざなき-いざなみ、かむろき-かむろみ、すめらき/すめろき-すめろみ、おきな翁-おみな/おうな、;「こ:ひこ-め:ひめ」に対応するか。「あぎ吾君、きみ君」の「き」か?)
不明「き」(あにき兄貴、あねき姉貴;かみるき/かぶろき/かむろき、すべらき/すめらき/すめろき、)(つは+き唾、つるぎ剣、きざす萌*兆)
◆--------「き」2拍語(き2)
ききkk利(ききて利手;うできき腕利、くちきき口利、てきき手利、はきき羽利、めきき目利) ききkk聞(たちぎき立聞、またぎき又聞、みきき見聞) きくkk菊 きさks黄苓*橒 きさks蚶(きさがひ蚶貝〔赤貝〕) きさks象(きさがた象潟〔象潟や雨に西施がねぶの花 芭蕉〕、きさのなかやま象中山m70、きさのをがは象小河m316、きさやま象山m924;なぎさngs波象*渚) きしks岸(きしの岸野;きりぎし断崖、ねぎし根岸) きじ/きぎしkz,kgs雉 きずkz傷⇒かず きそ/きぞks,kz昨夜 きたkt北 きだkd分 きだkd鰓 きぬkn絹*衣(きぬがき/きんがい絹垣、きぬがさ絹笠;あしぎぬ絁、ききぬ生絹、ねりきぬ練絹、ふときぬ太絹*絁/かとりふときぬ;きぬぬひ/きぬぬひべ衣縫部) きねkn,ki杵⇒き きはkh際 きばkb,ki牙 きび/きみkb,km黍 きみkm君 きもkm肝(むらきも群肝) きよ/けや/こよky清*尤(きよ清;けや/けやか/けやけし尤*清;こよなし清) きりkr錐 きりkr桐 きり/きるkr霧(さぎりサ霧、よぎり夜霧/よぎりこもる夜霧隠) きり/きるkr切(みぎり水切*砌) きり/きるkr鑚*錐(ひきりうす火鑚臼、ひきりきね火鑚杵)
◆--------「き」3拍語(き3)
きぎし/きじkz雉 きくらげkkrg(きのみみ木耳)、きさき/きさいksk,ks&妃(おほきさき大后、きさきのみや后宮) きさごksg細螺/しただみstdm きささkss蟣虱(さかきささ酒蟣、すきささ酢蟣) きしみksm吉志美 きたしkts堅塩 きたひkyh腊〔干し肉〕 きつねktn狐 きのふknh昨日 きびす/くびす/きひひす/くひひすkbs,khhs踵/かかとkkt きびそkbs生皮苧 きらふkrh霧(あまぎらふ天霧、たなぎらふ棚霧、みなきらふ水霧;きらはし、まぎらはし目)
◆--------「き」4拍語(き4)
きさらぎksrg如月 きりぎりすkrgrs螽斯

 

◆~~~~~~~~~~~~~~~「き」語末
あき&k秋、あき&k商、あき&k飽、いき&k息*生、うき&k浮、おき&k沖*おき奥、おき&k息、おき&k熾 かきkk柿、かきkk垣、かきkk牡蠣、くきkk茎、くきkk岫、さきsk前、さきsk先 さきsk幸、さきkk崎*岬、しきsk磯城、すきsk隙 すきsk鋤*犂、すきsk坏、すきsk隙、すき/つきsk,tk次*継、すき/つきsk,tk襁*襷、すきsk村、すきsk好、せきsk堰*関、せきsk咳、そきsk削 たきtk滝、ぢきdk直、つきtk月、つき/すきtk,sk坏*杯、つきtk調、つきtk槻、つき/ときtk鴇、てきtk狄、ときtk時、ときtk鬨、ときtk斎 なきnk泣*鳴 ねきnk傍、のきnk軒、ひきhk引、ひきhk蟆、ひきhk匹、ひきhk鑽 ふきhk蕗、ふきhk吹、ふきhk葺、まきmk槙、まきmk巻、まきmk牧、まきmk薪、みきmk幹、みきmk神酒、みきmk身木〔舵の軸〕 むきmk向、ゆきyk雪、ゆきyk靭、ゆきyk斎忌、ゆきyk裄、よきyk斧、わきwk脇、わきwk腋、わきwk別、wuき杯*盞/つき/すき/wk,tk,sk/
--
あぎ&g顎、おぎ&g頤 かぎkg鉤*鍵、くぎkg釘、さぎsg鷺、しぎsg鴫、すぎsg,su杉、すぎ/つぎsg,tg継*次、ちぎtg千木、とぎtg砥、とぎtg伽、なぎng凪、なぎng薙、なぎng,na梛、なぎng,ki水葱、なぎ/なぎさngs渚、ねぎng葱、ねぎng禰宜、のぎng鯁、のぎng芒*禾、はぎhg脛、はぎhg萩、はぎhg芽子 ひぎhg,hi氷木、みぎmg右、むぎmg麦、やぎyg,ya楊*柳、やぎyg山羊、をぎwg荻、
--
あがき足掻 あきき秋葱 あたき/うたき唸/わたき あぢき/あづき(あぢきなし) あづき小豆 あはき檍?[樹木] あびき網引 あらき荒城 あらき荒木 いかき忌籬 いつき斎 いなき稲城 いはき石木 いふき息吹 いまき今来 いみき忌寸 うきき査 うつき卯月 うなぎ/むなぎ鰻 うはぎ薺蒿菜 うむき&mk,wmk蛤貝 えつき&tk,ytk役調 かぐき かたき型木*模 かなき かむき神木 かむろき(かむろみ)・かみるきkmrk・ひもろきhmrk かむき神木 からき/かれき枯木 きさき妃 くぬぎ椚 くろき黒酒 くろき黒木 けやき欅 こしきksk甑*橧 こしきksk轂 こどき こなぎ小水葱 さかき賢木*榊 さざき雀 さずき/さじき桟敷 さつきsa五月 さなきsnk鐸 さへき障木*禁樹 しろき白酒 すけき すすきssk薄 すずきszk鱸 すめらき/すめろき そそき噪 そめき染木 たかき高柵 たきぎ薪 たすき手スキ*襷 たづき/たどき方便*手付 たぬき狸/たたけ たまき手巻 たるき垂木 つつき つはき唾 つばきtbk椿 つまき爪木 なげき歎 なづきndk脳 なびき靡 にしきnsk錦 にはき庭酒 のさき荷前 はつき葉月 ははき箒 はばき脛巾 はぶき羽鞴 はへき ひさぎ久木 ひつぎ/ひつき/ひとき棺*柩 ひのき檜 ひびき響 ひもろき ふなぎ舟材 ふふき斑 ふゆき冬木 ほそき曼椒 ほとき瓫 ほむき穂向 まがき籬 まねき招 まねき蹋木 ままき[弓矢] みかきミ垣 みさき岬 みつき御調 みづき水城 みやき宮材 みゆきミ行*行幸 みゆきミ行*徭役 みゆきミ雪 むつきmu睦月 むつきmu褓 むまき馬牧 もびき裳引 ももき百木 やさき矢先 yiつき/ゆつき斎槻 yiなき稲置 ゆふきyhk結城 よなき夜鳴 わかき若木 わづき ゐしき wuゑき植木 ゑかき画師 をぐき をさき尾前
--
あふぎ扇 いそぎ急 さなぎ蛹 さやぎ そそぎ灌 つむぎ紬 つるぎ剣 とつぎト継 ひつぎ日嗣 みそぎ身ソギ*禊 やつぎ やなぎ柳*楊 やはぎ矢矧*矢作部 よもぎ蓬 wuさぎ/をさぎ兎 

 

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◇------------------【くくく】
◆--------「く(ku)」1拍語(く1)
く苦()
く句()
く奥(オ接:おく奥、みちのく陸奥)「おき沖」?
く(細長)(くき/くく茎、くぎ釘、くさ草、くし串/櫛、くじ籤、くだ管、くな陰茎、くひ杭、くび首)
く黒/暗(くら、くろ)
く/くし/くす奇?(くし、くしの神;くすし)
--
く〔ク語法〕(あしけく悪、いたけく痛、いらなけく、おほけく多、かなしけく悲、きよけく清、くらけく暗、けく、こひしけく恋、さむけく寒、しげけく茂、しるけく著、つらけく辛、なけく無、ねたけく妬、はしけく愛、ほしけく欲、やすけく安、よけく吉、wuけく憂、wuれしけく嬉、をしけく惜;
あそばく遊、あひみらく相見、あらく有、あるらく荒、あそびたまはく遊給、いまさく坐、おもはく思、おもはさく思、おもほしまさく思、おもほしめさく思、おもほゆらく思、おゆらく老、かくらく隠、かたらく語、かはく飼、かへたまはく換給、かよはく通、きかく聞、くらさく暗、くるらく暮、けまく、けらく、こひのまく乞、こふらく恋、さならく鳴、さねらく寝、しく、しげかく茂、しのはく偲、すぐらく過、すらく為、たてまつらく奉、たまはく賜、たゆらく絶、ちらく散、つらく、とらく取、なく、なげかく嘆、ぬすまく盗、ぬらく寝、ぬらく、のたばく宜、のらく告、のりたまはく告給、はしけらく、ふくらく更、ふらく降、まく、まさく、ますらく益、まつらく、まwuさく申、まwuしたまはく申給、みらく見、めさく召、yiはく言、ゆかく行、ゆるさく許、らく、wuかがはく窺、をらく居)
◆--------「く」2拍語(く2)
くかkk探湯(くかへhe探湯瓮) くがkg陸 くき/くくkk茎(くくたち茎立;すぐき酢茎、はぐき歯茎*羽茎、みづぐき水茎) くきkk岫*洞(をぐき小岫) くきkk潜(かやぐき萱潜*鷃、くさくき草潜) くきkk豉〔豆を原料とする発酵食品〕 くぎkg釘(かなくぎ鉄釘、きくぎ木釘、くれくぎ呉釘、たけくぎ竹釘、めくぎ目釘)⇒かぎ くくkg(たにぐく谷クク*蟇蛙)
◎くさks草(くさき草木、くさくき草潜、くさね草根;あさくさ浅草、あまくさ甘草*天草、あをくさひと青草人、かぜくさ風草、かべくさ壁草、たくさ田草、とくさ木賊、ななくさ七草、にこくさ和草、はぐさ葉草*莠、ひとくさ人草、まくさ真草、まくさ馬草*秣、みくさ御草*水草、みちくさ道草、もぐさ燃草*艾、わかくさ若草、わきくさ腋草)-くさks種(しぐさ仕草*仕種、たくさ手種、たむけくさ手向種、ななくさ七種、やくさ八種/やくさのかばね八色姓、やそくさ八十草、くさぐさ種々)
くさks来方 くさks臭*瘡(くさ瘡)-くそks屎*糞(かなくそ金屎、かにくそkn,ks蟹糞、こくそ蚕屎、こくそkks,ko木屎、はくそ歯糞、はなくそ鼻糞、ははくそ黒子、ほくそhks,ho火糞*樮、ほしくそ星屎、みみくそ耳糞、むなくそ胸糞、めくそ目糞、わきくそ腋糞)-くた/くち/くつ朽(くたかけ朽鶏;あくた芥、はなくた鼻腐;くちき朽木) くさくさ くしks串(たまくし/たまぐし玉串、ふくし掘串、ほくし火串、まとくし的串、みをつくし水緒串*澪標、やきぐし焼串、yiくし/yiぐし斎串、wuらくし占串)-くしks櫛(くしけ櫛笥*匣、くしら髪梳;さしくし刺櫛、たまぐし玉串、すきくし梳串、すまひくし相撲櫛、つまぐし爪櫛、みづくし水櫛)-くしks髪(みくし御髪) くしks釧 くしks酒(ことなぐし事無酒) くじkz籤(とみくじ富籤、みくじ御籤) くすks楠*樟(くすのき楠;とりくす鳥樟、やまくす山楠、ゐぬくす犬楠) くずkz葛(くずは葛葉、くずもち葛餅;なつくず夏葛、まくず真葛、よしのくず吉野葛) くずkz(吉野のくずひと国樔*国栖) クスクスkz グズグズgz くせks癖(あしくせ足癖、くちくせ口癖、てくせ手癖、ひとくせ一癖) くそks屎⇒くさ くだ/くなkd,kn管⇒くな-くだkd小角(くだのね小角音) くたkt(くたくた) クタクタ くだ/くど/ぐづkd くたkt芥⇒くさ くた/くち/くつkt朽⇒くさ クダクダkd グダグダgd グヅグヅgd クドクドkd
◎くち/くつkt口(くちうた口歌、くちき口木*梅、くちさき口先/くちさきら、くちしろ口代*食物、くちびる唇、くちwuら口裏;あまくち甘口、いりぐち入口、おほぐち大口、かたくち肩口、がまぐち蝦蟇口、からくち辛口、かるくち軽口、きりくち切口、つばめくち燕口、しりくち尻口、でぐち出口、とぐち戸口、とばぐち、ひぐち/ほぐち火口、ひぐち樋口、ひとくち一口、まぐち間口、もろくち諸口、やまくち山口、やりくち遣口、わにくち鰐口、ゐくち猪口、ゐくち/wuくち/すくち兎口、ゐのくち堰口、wuらぐち裏口;くつわ口輪*轡、くつわずら) クTaクTa グTaグTa くちkt鷹
◎くつkt沓*靴/あしだ足駄*屐(くつかけ沓掛、くつした靴下;あさくつ麻沓、きくつ木沓、くろくつ黒沓、はなたかくつ鼻高沓、わらくつwr藁沓、ゐくつwi藺沓 wuけくつ穿沓〔穴の開いた沓〕、をくつwo麻鞋) くづkd屑(おがくづ大鋸屑、のこくづ鋸屑、ひくづ簸屑、もくづ藻屑、ゐろくづ/wuろくづwrkd鱗) クツクツ グツグツ くな/くだk,kd管(くだのふye小角;くなぐ/くなぎ/まくなぎ-くながふ/くながひ交合、くなたぶれ、くなぶり鶺鴒/にはくなぶり;かたくな頑) くに/くぬkn国(くにいへ国家、くにか/くぬか国処*陸処、くにから国柄、くにしのひうた国思歌、くにす/くず国栖、くにつかみ国神、くにつもの土毛、くにはら国原、くにひと国人、くにへ国辺、くにみ国見;とほつくに遠国、とよくに豊国;くぬち国内) クNaクNa クネクネ くはkh桑(くはこ桑子*蚕) くはkh鍬(くろくは黒鍬、こくは木鍬、ゆくは斎鍬、yeくは柄鍬) くひkh杭*杙(くひぜ杌;ほたくひ火燼杙、まくひ真杭、もyeくひ燃杙、ゐくひ堰杭;つのくひのかみ角杙神、いもいくくひのかみ妹活杙神) くびkb首(あしくび足首、ちくび乳首、てくび手首、くびたま首玉、くびる縊) くびkb鳥 グヒグヒ グビグビ くぶ焼⇒ぶ燃 くへkh(わかくへ)⇒かへ くぼkb凹*窪(くぼた窪田*下田;ゑくぼ笑窪) くまkm隈*曲(くまぐま隈々;くまで隈テ、くまと隈処、くまみ隈廻*阿廻;みくま御隈) くまkm奠(くましね奠稲) くまkm熊(くまかし熊樫、くまがや/くまがyi熊谷、くまぜみ熊蝉、くまで熊手;しくま/ひぐま羆) くみ/くむ汲 くむ/くぶ組*配 くもkm雲(くもぢ雲路、くもゐ雲居) くもkm蜘蛛(つちぐも土蜘蛛) くyi/くゆ悔/ky/
くら/くり/くる/くれ/くろkr暗*暮*黒(くらおかみ闇靇、くらし暗シ、くらみつは闇罔象、くらやまつみ闇山祇;くり涅/海石;くる暮ル;くれ暮レ、こぐれ/このくれ/このくれやみ木晩闇、ひぐれ日暮、ゆふぐれ夕暮;くろし黒シ、くろいかつち黒雷、くろがね黒金、くろかみ髪、くろき黒木、くろき黒酒)
くらkr倉*庫(あしあげくら足揚倉、うちつくら内蔵、おほくら大蔵、たかくら高倉、ほくら神庫、やぐら矢倉*櫓、yiみくら斎蔵) くらkr座*鞍(くらぢ鞍橋、くらゐ座居*位) くらkr(くらゐ位;あぐら胡坐、たかみくら高御座、ほくら神庫*祠、まくら枕、みてぐら御幣) クラクラ グラグラ くり/くるkr栗(くるす栗栖、くるすばら栗栖原) くりkr涅石⇒くら クリクリ グリグリ くるkr枢 くるkr(くるぶし踝*クル節?) クルクル グルグル くれkr榑 くれkr呉(くめまひ久米舞) くれkr暮-くれぐれ暮々⇒くら くろkr黒-くろぐろ黒々⇒くら くろkr躯(むくろ骸) クンクンkn グングンgn
◆--------「く」3拍語(く3)
くがね/こがねkgn黄金 くかへkkh探湯瓷 くぐせkgs傴*僂(くつま傴僂、せむし) くぐつkgt傀儡*木偶*傀儡子*佝僂/くぐせ くぐつkgt海女袋(浜菅で編んだ海人袋、それをもって潜る人?) くくひkkh/くびkb鵠(くび<"くぐひ"の縮約) くさり鎖 くしげ櫛笥*匣 くしら髪梳 くしろksr釧*久志呂/くじり くすみksm鐃 くすりksr薬、くそへksh屎戸 くだすkd下*降/くだる下*降、くたつktt降(よくたち) くだら/くならkdr百済 くちき口木 くちめ口女*鯔 くぢらkdr鯨 くつちktt鼾〔いびき〕 くつまktm傴僂/くぐせ くなぎkng鶺鴒 くなぎ/まぐなき/まくなぎkng蠛*蠛蠓-ぬかが くなと/ふなとknt岐(くなとのかみ/ふなとのかみ岐神) くにが/くぬかkng国処*陸/くにがのみち くにす/くずkz国栖 くぬかknk陸 くぬぎkng歴木*椚 くぬちkn国内 くはこkhk桑子〔かひこ蚕〕 くはしkh妙⇒は くばり/くまりkm配(みくまり水配) くびす/くひひす/きびすkbs跟*踵/かかと("くひびす"の縮約) くひぜkhz杌〔切株〕 くひなkhn水鶏 くはやkhy蹴速 くびすkbs踝 くふさ/くぶさ/くほさ/くぼさkhs,kbs利 くぼたkbt下田*凹田 くまそkms熊襲 くまで隈テ/くまと隈ト くまとkm隈処 くまみkm隈廻*阿廻 くみどkmd奇御戸 くもぢkmd雲路 くもゐkmw雲居 くらげkrg水母*海月(きくらげ木耳) くらし/くらすkr暮(ひくらし日暮、ひぐらし晩蝉*蜩) くらぢkrd鞍橋 くらゐ座居*位 くりやkry厨(くりやひと人、くりやめ女) くるすkrs栗栖 くるまkrm車(くるままはし車回、くるまゐ車井、くるまこほり車評-ぐんま群馬) くるみkrm胡桃 くるり回矢(くるりや、くるりかぎ) くるるkrr枢(くるるど枢戸〔とまら、とぼそ〕) くろきki黒酒 くわゐkww慈姑/ゑぐ
◆--------「く」4拍語(く4)
くだものkdmn果物 くひひす/くびす跟

 

◆~~~~~~~~~~~~~~~「く」語末
あく&k灰汁、いく&k幾、おく&k奥*沖、きくkk菊、さくsk柵、たくtk𣑥、つくtk木菟、つく/つきtk月、つくtk三伏一向 にくnk肉、ぬくnk温、ひく/ひきhk低、ふく/ふぐhk,hg河豚、まくmk幕、むくmk椋、よくyk欲、ゑぐwg[黒慈姑]、いづく/どこdk何処、しづくsdk雫 もづくmdk水雲、
くぐkg傀儡 すぐsg直、ゑぐwg慈姑

 

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◇------------------【けけけ】
◆--------「け(ke)」1拍語(け1)
け占(ゆふけ夕占)
け笥(さらけ浅甕*皿笥、たまけ玉笥、みけ御笥、をけ麻笥*桶)-け食(けこと食事*餔;あさげ朝餉、おほげつひめ大食姫、かたけ片食、ゆふげ夕餉、wuけ/wuか食)-みけ御食(みけつくに御食国、みけつもの御食物*御膳*饌、みけつひと御食人、みけむかふ枕詞;あさみけ朝御笥、おほみけ大御食、とほみけ遠御食、ながみけ長御食、ゆふみけ夕御食/ゆふへのみけ)
け怪*異(けし怪シ/異シ、ひけ日異/いやひけに/ひにけに〔一日一日毎に変わって〕)
け病(あしのけ足病、あつけ暑気、こしけ腰気、まけ目気*眚、むしけ虫気)
け褻(けしね褻稲、けをさめ褻納)
け蹴(けあげ蹴上、けたふし蹴倒、ける蹴ル;あしげ足蹴)
不明「け」(けながしケ長、けwuとし)(うたげ宴、はたけ畠)
◆--------「け」2拍語(け2)
けさks今朝 けしks芥子*罌粟 けしks着(みけし御着) けし/けす/けつks.kt消 けたkt桁(はしげた橋桁、ほげた帆桁、ゆげた湯桁、ゐけた井桁)-げたgt下駄(たげた田下駄、たかげた高下駄) ケタケタ けちkt吝-けちけち けつkt尻 けふkh今日 けやky清*尤⇒きよ けらkr鉧 けらkr げらgr ケラケラ ゲラゲラ けりkr鳬 けり/ける蹴 けろkr(けろけろ) げろgr(げろげろ) ケロケロ ゲロゲロ
◆--------「け」3拍語(け3)
けことke食事*餔 けたむktm〔敬意を表する/古事談〕 けとば/ことばktb言葉 けひとke毛人 けぶり/けむりkmr/kbr煙 けものkmn毛物*獣 けももkmm毛桃

 

◆~~~~~~~~~~~~~~~「け」語末
あけ&k朱 あけ&k明、あげ&g上、いけ&k池*生、うけ&k,wk筌*槽、うけ/うか&k,wk食 おけ&k意祁*袁祁*意祁都姫、かけkk掛*賭、かけkk鶏、がけgk崖、かげkg影、かげkg冠 かげkg蘿 こけkk苔、こけkk鱗 こけkk虚仮、こげkg焦、さけ/さかsk酒、さけ/すけsk鮭、しけsk絓、しけsk時化、しげsg茂、しげsg重、すけsk助、すげ/すがsg菅、たけtk竹、たけtk茸、たけtk岳、たけtk長*丈、つげtg柘*柘植*黄楊、とげtg棘、なげng投、にげng逃、ぬげng脱、はけhg刷毛、はげhg禿、ばけbk化*術、ひげhg,hi髭、ふけhk,huフ毛*雲脂、ほけhk火気、ぼけbk呆、まけmk眼病、まけmk負、まげmg曲*髷、みけmk,ke御食、みげmg胃袋、むけmk平、めげmg、もげmg、やけ/やかyk宅、ゆげyg,ke湯気、ゆげyg,ke弓削、わけwk分*訳*べつ、わけwk戯奴、wuけ食/wk/、wuけ桶*槽/wk/、をけwk麻笥*桶、
--
あさけ朝明、あさげ朝餉 あしげ大分青 いろけ色気、かはらけ土器 くしげ櫛笥*匣 くらげ水母 こさけksk,ko醴酒 さらけke更甕 しほけ塩気 しほけshk,ke潮蹴[葬式後の塩清め] たすけ助 たたけttk狸 たまけ玉笥 たむけ手向 なさけ情 なまけ怠 はたけhtk,ke畑*畠、はたけhtk疥 ほとけhtk仏、まつげ睫毛 みたけ身丈 みやけmyk屯倉 めかけmkk妾、ゆきげ雪消 ゆふげyhg,ke夕卜*夕餉 よたけyo節竹
--
うたげ宴 くらげ水母 さざげ荳角 とかげ蜥蜴 とかげ常影 ひかげhkg蘿[ひかげのかづら] ますげ真菅 みかげ御影 みかげ御冠

 

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◇------------------【こここ】
◆--------「こ(ko)」1拍語(こ1)
こ小(こじま小島、こども子供、ことり小鳥、こぶね小舟)
こ子(こしろ子代、こども子伴*子供、こなぎ子水葱;あかご赤子、あこ吾子、あこ網子、いとこ従兄弟、かこ楫子*水子、かこ鹿子、きのこ木子*茸、せこ迫子*勢子、せこ兄子*夫子、ちご稚児、てこ手子、とりこ取子*虜、はたこ畑子、はつこ末裔*裔、はふこ這子、ひこ日子*彦*孫、ひこ/ひひこ曽孫、ひるこ蛭子、ふたご双子、ふなこ舟子、まご真子*孫、みこ皇子*神子/みこしろ/ひこみこ/ひつぎのみこ/ひのみこ、むこ婿、むすこ息子、めこ女子*妻子/めのこ、やつこ奴*家子*屋子*臣/みやつこ造、よちこ同年子、わかご/わくご若子、ゐのこ猪子、wuぢこ/すぢこ氏子*筋子、ゑのこ狗子、をとこ若子*男、をのこ男子、をなご女子)
こ粉(こな)
こ蚕(こかひ蚕養;かひこ養子*蚕、くはこ桑子*蚕、なまこ海鼠)
こ此(ここ此処、ことし今年、こよひ今宵)
こ籠(かご駕籠)-かご籠(あゆかご鮎籠、かるこ軽籠、てかご手籠、とりかご鳥籠、むしかご虫篭、めかご目籠、wuかご鵜籠)
こ凝*濃(こさけ醴酒、こし濃シ、こる凝ル;すそご裾濃、むらご斑濃*叢濃)
こ越-こし/こす越(ひきこす引越)-こゆ/こye越()
こ/か/く処⇒か
再検討「こ」(こさかしコ賢シ、こにくらしコ憎らシ、こばしりコ走)(こよみ日読?*暦)(か+こ籠)
◆--------「こ」2拍語(こ2)
こき/こくkk扱(こきあげ扱上、こきはし扱箸;うでこき腕扱*腕利、しごき扱、むぎこき麦扱、yiねこき稲扱) こけkk苔*蘿(こけむしろ蘿蓆;みづこけ水苔) こけkk鱗 こけkk虚仮(こけおどし虚仮威) ここkk此処 こしks腰(こしほそ腰細、こしも腰裳;こごし小腰、ものごし物腰、よわごし弱腰) こしks輿(こしかき輿舁;たごし手輿、みこし神輿、もちこし持輿) こしks層*階(もこし裳層*裳階) こしks越(たごし手越、なごし夏越、ねごし嶺越、をごし峰越;こしぢ越路/みこしぢ、こしへ越方*越辺、もろこし諸越*百越*唐) こじkz掘(ねこじ根掘) こぞkz去年 こちkt東風 ことkt言(みこと御言*みこと命*尊/おほみこと/みことのり詔*勅/みこともち宰、よごと壽詞)-ことkt事(ことさか事解;まこと真事*誠) ことkt琴(こと"じ"琴柱、ことかみ琴頭、ことしり琴尻、ことひき琴引) こなkn粉 こなkn熟?(こなす、こなた□田) こひkh恋 こひkh鯉 こひ/こびkh,kb乞*媚(こひとる乞取、こひなく乞泣、こひねがふ冀/庶幾/乞願、こひのむ乞禱) こぶkb瘤⇒かぶ こまkm駒(はなちこま/はなれこま放駒) こまkm独楽 こまkm高麗(こまつるぎ高麗剣、こまにしき高麗錦、こまひと高麗人/肥人、こまゐぬ狛犬) こまkm細(こまごま、こまし、こまかし、こまぎれ、こまやか) こめkm米(こめさき糏) こもkm薦(こもかる薦刈、こもたたみ薦畳、こもまくら薦枕;かりこも刈薦、まこも真薦、みこも御薦/みこもかる、やれこも破薦、わかこも若薦、をこも緒薦/まをこも真緒薦) こもkm海蓴 こyi/ky/凍 こye/ky/肥(くさごye草肥、しもごye下肥、やきごye焼肥) こye/ky/越(みねこye峰越、やまごye山越、よこye夜越) こよky清*尤⇒きよ こりkr香(こりたき香焼) ころkr頃 こわ/こゑkw声(こわづくり声作)⇒かわ
◆--------「こ」3拍語(こ3)
こかひko,kh養蚕 こくはko,kh木鍬 こくみkkm瘤肉 こけらkkr杮(こけらぶき杮葺) こころ/ここりkkr心 こさけksk醴酒 こしきksk轂 こしきksk甑 こしばsb小柴 こしもks,mo腰裳 こつみktm屎 ことど? ことどktd事跡 ことひkth特牛 こども子伴*子供 ことりktr部領 こなぎng子水葱 こなたknt水田 こなたknt此方 こなみknm前妻 こぬれknr木末 こはなkhn裔*孫 こぶしkbs拳 こぶしkbs辛夷 こほりkhr氷 こほりkhr郡(こほりのつかさ郡司) こまひkmh木□ こみづkmd漿(重湯か) こぶら/こむら/こぶたkbr,kbt腓(しりこぶた尻臀、たこむた手腓) こみづkmd漿〔おもゆ〕 こやし/こye/ky/肥 こよみkym暦 ころふkrh(ひところふ儔) ころも/ころむkrm衣
◆--------「こ」4拍語(こ4)

 

◆~~~~~~~~~~~~~~~「こ」語末
あこ/あご&k吾子 あこ&k網子 かこkk,ka水手*楫子、かこkk,ka鹿児、けごkg,ko毛蚕 ここkk此所、せこsk背子 せこsk勢子、そこsk其処、そこsk底、そこsk塞、たこtk蛸、たこtk凧、たこtk胼胝、てこtk梃子、とこtk処*所、とこtk常、とこtk床、どこdk何処、ねこnk猫、のこnk鋸、はこhk箱、ひこhk彦、ひこhk孫 ほこhk矛*戈、まこmk真子 まごmg孫 みこmk巫女、みこmk御子、むこ/もこmk婿 めこmk妻子、よこyk横 ゐこwk猪子 wuこ/をこwk痴*尾籠 をこwk烏滸*尾籠、
あご&g顎 おご&g[海苔] かごkg籠 ひごhg籤 ふごhg畚、まごmg孫 やごyg
--
あびこ我孫 あふこ&hk朸 あゆこ鮎子 いさご砂 いとこ愛子 いとこ&tk従兄弟 いもこ妹子 いろこ/うろこ&rk鱗 うまご/むまご孫 うまご息 おとこ弟子 かひこ蚕 かひご卵/殻子 くはこ桑子 くろご黒衣 とどこ外床 とりこ虜 とりこ鳥籠 ねどこ寝床*寝所*蓐 はたこhtk はつこhtk裔*後裔 ひさこhsk杓 ひひこhhk曾孫 ひるこhrk蛭子 ふたご双子 まなご最愛子 なまごmng細砂 ぬぼこ瓊矛 ふなこ舟子 まなこ眼 まひと真人 みさご鶚 みやこ都/宮処 めのこ女子 もとこmtk左右 やつこ家子*奴 やほこ八矛 よちこytk[同年輩の子] よどこ夜床 わかこ若子 わくご若子 ゐのこ猪子 をとこ男 をのこ男子

 

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◇------------------【さささ】
◆--------「さ(sa)」1拍語(さ1)
さ/し/す/せ/そ砂(さ砂-さす砂州;し石-いし石-さざれし細石-つみし積石;す洲*渚-すとり洲鳥、すな砂、すひぢ洲土*渚土;さす砂州、すはま州浜、うらす浦洲;せ瀬;そ磯-いそ磯-ありそ荒磯-はなれそ離磯)
さ/し/す/そ鳥(あいさ/あきさ秋沙、はやぶさ隼;わし鷲;かけす掛巣、からす烏、もず百舌鳥;wuそ鷽)
さ/し/せ狭(さの狭野、さをり狭織)
さ/せ稲?(わさ/わせ早稲)
さ坂(さか坂:山口佳紀)
さ猿(さしま猿島、さる猿、さわたり猿渡)
さ蘿()
さ梭*杼()
接頭語「さ」(さがみにかむ噛、さぎり、さくは、さくもる、さころも、さとほし、さねど寝処、さする、さすらふ、さなへ早苗、さまよふ、さねかやサ根草、さねこじサ根抉、さye小枝、さよ小夜、さをばしサ小橋、さををサ小峰)
不明「さ」(あき+さ/あいさ秋沙、こさ木蔭、つか+さ塚サ*阜、つば+さ翼、なぐさ慰、よさ良、ゑ+さ餌)(さすらふ/さそらふ流離、さまよふ迷;さと里サ?+と、さ+つき五月、さ+ばへ五月蠅、さ+よ小夜、さ+ゐサ猪、さ+をサ麻、さ+ををサ小峰)(さ+と利:さとし聡*諭*悟)
◆--------「さ」2拍語(さ2)
さいs&閾 さかsk坂(さかもと坂本;こさか小坂、いしざか石坂、おほさか大坂、むなさか胸坂) さかsk境*界(さかひ境;いはさか岩境/あまついはさか、wuなさか海ナ境) さかsk逆(さかさま/さかしま逆様) さかsk栄*盛(さかye栄枝) さかsk賢(さかき賢木、さかし賢シ) さかsk冠(とさか鶏冠) さかsk尺(やさか八尺) さかsk積 さか/さき/さけsk酒(さかづき酒杯、さかて酒手、さかな酒菜/魚、さかびと酒人、さかみづく、さかや酒屋、こさけ醴酒)-ささss酒 さかsk分*解(ことさか事解) さがsg相*性*祥(漢語?:かみさが/かんさが神性) さきsk前*先*崎(さきみ崎廻;あとさき後先、おひさき生先、おyiさき老先、さきさき/さいさき幸先、さきざき先々、てさき手先、へさき舳先、ほさき穂先、まさき真先、みさき水先*御崎*岬、みづさき水先、めさき目先、やさき矢先*鏃、をさき尾前) さき/さち/さつsk,st幸(さきたま幸魂、さきはひ;さちみたま幸魂、さつや得物矢、さつを猟夫、まさき真幸/まさきく) さきsk咲(おそさき遅咲、はやさき早咲、やへさき八重咲) さぎsg鷺 さくsk柵 さけsk酒⇒き/け さけ/すけsk鮭 さげsg下*提(てさげ手提) さこsk迫*谷 ささss笹*篠(ささば笹葉;くまざさ熊笹、ねささ根笹、はささ葉笹、yiささ/ゆささ斎笹) ささss酒 さぎsg鷺 さしss尺(ものさし物指) さしss蛆 さしss差*刺(さしがね差金;くしざし串刺、とりさし鳥刺、ひざし日射、まなざし眼差、みづさし水差、めざし目刺) さしss止*鎖(いひさし言止、くひさし食止、しさし為止、のみさし飲止、ひさし日止*廂、もyeさし燃止) さし城 さじ匙 させss蟋蟀 さだ/しだ/すで/すなsd,sn時(さだ時*頃;しだ/しな時*頃〔いきしな、かへりしな〕;すで/すんで/すでに既〔すでに、すんでの〕;すなはち即〔その時、その頃〕) さでsd小網 さとst里*郷(さといも里芋、さとおや里親/さとご里子、さとかぐら里神楽、さとがらす里鴉、さとごころ里心、さとことば里言葉、さとなか里中、さとばなれ里離、さとび/さとぶ俚、さとひと里人、さとみ里廻、さとゆき里雪、さとわ里曲、さとわらは里童、さとゐ里居、さとをさ里長;はなちるさと花散る里、ふるさと古里、みさと御里*京*京師/みさとつかさ) さねsn核*種(「たね種」の相通語、陰核) さねsn実?(さねかづら真葛;むざね身実*正身) さはsh沢 さばsb鯖 さひ/さへsh鋤*鉏*刀(さひつゑ鋤杖;からさひ韓鋤、くれのまさひ呉真鋤、まさひ真鋤) さびsb錆 さまsm様*態 さま/さむ/せまsm狭(はさま狭間*間;はさむ/はさみ鋏;せまし狭シ) さむsm寒(さむし寒シ、さむやみ寒病) さめsm鮫 さめsm覚*醒(ねざめ寝覚) さめsm(さめざめ〔と泣く〕) さやsy莢*鞘 さゆsy白湯 さらsr皿(さらけ浅甕*皿笥) さらsr新*更⇒あら さるsr猿*猨/まし/ましらmsr/ゑてwt(うちさる打猨!豊後!直入郡)  されsr晒/のざれ さわ/さゐ/さゑsw騒(さわさわ/ざわざわ、さわく/さわぐ騒、さわゑ騒;さゐさゐ、さゐがは狭井河、しほさゐ潮騒;さゑさゑ) さゐsw山百合 さをsw竿*棹(さをたけ竿竹;かぢさを楫竿、つりざを釣竿、はたさを旗竿) さほsh早穂 さyeだ小枝 さよsy小夜 さゐswサ猪 さをswサ麻 さをsw青 さをsw麻
◆--------「さ」3拍語(さ3)
さおり狭織 さかき賢木*榊(さかきは賢木葉、まさかき真榊) さかづき盃 さかひ境 さかye栄枝 さきで手 さぎりサ霧 さくらskr桜 さざき/さざい雀/みそさざい さざげ荳角 さしは指羽*挿翳 さしぶssb鳥草樹 さすが刺刀*刺鉄 さすがssg流石 さずきszk仮床 さつき五月 さつや獲物矢 さとみ里廻 さとり悟 さなきsnk鐸/ぬてnt さなだ狭田 さにはサ庭 さなへサ苗 さにぬりサ丹塗 さねサ寝/さねどサ寝処 さばへサ蠅 さみづサ水 さやま狭山
さおり狭織 さかき賢木*榊、さかり盛(みさかり、まさかり真盛) さぎり狭霧 さくはサ鍬 さくら桜 さごろも さざえ/さだえ栄螺 ささき雀/さざき/さざい雀(みそさざい、ささいべ雀部) ささげ/さざけ荳角*大角豆 さしぶ鳥草樹 さすがssg刺刀*刺鉄 さつき五月/皐月 さなぎsng蛹 さなだ狭田 さにはsnh審神者 さねどサ寝処、さはら、さはら鰆、さはら椹、さはり障 さへき禁樹*障木*佐伯(さへきべ佐伯部) さやぎ さゆり小百合 さらけ浅甕/サラ笥 さらし晒(あまざらし、のざらし) さををサ小峯
◆--------「さ」4拍語(さ4)
ことさか事解 さいかち皀*皀莢、さみだれ五月雨/サ水垂 さむしろ狭筵 さをとめ早乙女

 

◆~~~~~~~~~~~~~~~「さ」語末
あさ朝、あさ麻、あさ浅、あざ痣、いさ/いさな鯨、いさ/いさご砂 かさ笠*傘、かさ嵩、かさ暈、かさ瘡、きさ橒、きさ象、きさ黄苓、くさ草、くさ種、くさ臭 くさ瘡 くさ来方、けさ今朝、ささ笹*篠*小竹、ささ酒、すさ苆 すさ荒 ちさ、ぬさ幣、ひさ久 ひざ膝、ふさ房 まさ正/真 やさ優 わざ業*技、wuさ/をさ代、wuさ憂、ゑさ/ゑ餌、をさ長、wuさ憂 をさ通訳、
ざこ雑魚 ざる笊 あざ痣 あざ字 わざ技 しわざ仕業
--
あきさ鴨 あざさ[水草] あづさ梓 あはさ[海藻] いくさ軍 いをさ くほさ利 たくさ手草 たたさ縦サ たぶさ腕*手首 たぶさ髻 ちぶさ乳房 つかさ司*官 つかさ塚サ つばさ翔*翼 とぶさ鳥総? ながさ長サ なぎさ渚 なぐさ慰サ ひささ久サ ひろさ広 まくさ真草 まくさ馬草 みくさ水草 みくさミ草 やくさ八種 yiささ/ゆささ斎笹 ゆくさ行方 よこさ横サ

 

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◇------------------【ししし】
◆--------「し(si)」1拍語(し1)
し下*後*尻(しそき尻退、した下タ、しづけ尻付、しづye下枝、しはに下埴、しも下モ、しり尻リ)
し/す/せ清(しみづ/すみづ/せみど清水)
し仕(しあげ仕上、しかけ仕掛、しきり仕切、しぐさ仕草*仕種、しくみ仕組、しごき仕扱、しごと仕事、したく支度、しつけ仕付*躾、しむけ仕向、しわけ仕訳、しわざ仕業)
し羊蹄(しだ)
し師(くすし薬師、そめし染師、たかし鷹師、てし手師、とぎし砥師、ぬし塗師、はにし埴師、ゑし画師)
し(細長*棒)/くひ杭(あし足、あしだま足玉、あし葦、うなじ項、かし柯牁*牆、くし串櫛、くじ籤、さし砂嘴、さし差*尺、しるし標、つくし土筆*筑紫?*突棒?、はし柱*橋*梯*箸*嘴、ふし節、みをつくし澪標)
し/ち風(あらし嵐)⇒ち
し(統治)(しく敷、しく領、しく及、しく頻、しふ強、しむ占、しる知)
接頭語「し」(しか鹿、しひとsht/si舅、しぶき飛沫、しみづ/すみづ清水、)
接尾語「し」(あるじ主、うし大人、とじ刀自、ぬし主、むらじ連;ふくふくし、たたし、よこし)

 

◆--------「し」2拍語(し2)
しかsk鹿⇒か しかsk(しかと、しっかり;たしか確) しきsk敷(かじきカ敷*樏/かんじき、さじき桟敷、とこしき床敷*褥、ひしき火敷、ももしき百敷、やしき屋敷、ゐしき居敷*臀、をしき折敷) しきsk磯城 しぎsg鴫 しけsk時化 しげsg茂(しげち繁道、しげの茂野) しこsk醜(しこて醜手、しこめ醜女、しこや醜屋) しこ四股 ししss獣(しした鹿猪田;かのしし鹿、かましし/かもしし羚羊、たしし田猪、のしし野猪、やみしし病猪、ゐのしし猪)-ししss肉*宍(ししひと宍人;せしし/そしし背宍、たなしし膜?肉、はしし齗、ほしし脯、ほししし/ほしし干肉) したst下(したき下木、したぢ下道、したば下葉、したひ下映、したひ下樋、したび下廻、したへ下方;てした手下、めした目下) した舌(おyiした老舌、ねこじた猫舌) しだ時⇒さだ しだ羊歯 しつ倭文(しつぬさ倭文幣、しとり倭文) しづ沈(しづye下枝/sdy/、しづくsd雫、しづめ鎮)-しづsd賎(しづがや賎家、しづのいほり賎廬、しづを賎男) しなsn階 しなsn品 しなsn科〔ゆふ木綿の原料木〕 しにsn死(しにかへる還、しにたま死魂、しにのおほきみ死大君;おもひしに思死、こひしに恋死) しねsn,yn稲 しのsn篠 しばsb芝 しばsb柴 しば/しまsb,sm数*屡(しまた数;しばし、しばしば、しばらく、ましばに) しひsh椎 しひ/しふsh癈(みみしひ耳癈、めしひ目癈) しびsb鮪 しぶsb渋(しぶかき渋柿、しぶかは渋皮;かきじぶ柿渋、みしぶ水渋) しべsb蕊
◎しほsh塩(しほいち塩市、しほけ塩気、しほぢ塩道、しほのみち塩道;あわしほ白塩*泡塩、かたしほ/きたし堅塩、ひしほ塩*醤〔ひしほす醤酢、ししひしほ宍醤、たひひしほ鯛醤、ほねひしほ骨醤〕、もしほ藻塩) しほsh潮*汐(しほさゐ潮騒、しほせ潮瀬、しほひ潮干;おほしほ大潮、ひきしほ引潮、みちしほ満潮) しほsh入(いくしほ幾入、ひとしほ一入、やしほ八入、やしほをり八塩折)
◎しまsm島(しまと島門、しまね島根、しまへ島辺、しまみ島廻;あはしま淡島、こしま小島*濃島?、おほしま大島、みしま三島/みしますがかさ/みしますげ) しみsm綵 しめsm標*占(しめかざり注連飾、しめなは標縄*注連縄、しめばしら標柱、しめの標野) しめsm,hm鳹 しもsm霜(しもかれ霜枯、しもつき霜月、しもよ霜夜;おそじも遅霜、つゆじも露霜) しもsm下(しもへ下辺)
しら/しる/しろsr白(しらか白髪、しらかし白樫、しらたま白珠、しらつゆ白露、しらに白土、しらにきて、しらふ白斑、しろき白酒;しるし著シ、いちしるし著;しろ白、しろかね白金、しろき白酒、しろきぬ白衣、しろし白シ、しろひと白人;ねじろ根白) 
しりsr尻(しりかき/しりがい尻繋*鞦、しりぶり尻振/みやでしりぶり宮出、しりへ後方;かはしり川尻、こじり木尻、しほじり塩尻、やじり矢尻*鏃) しる汁(だしじる出汁、ちしる乳汁、ちしる血汁)
◎しろsr代(しろがね代金、しろつかさ代官、しろもの代物;あじろ網代、かきしろ垣代、かたしろ形代、かべしろ壁代、こしろ子代、しほしろ塩代、たしろ田代、ちからしろ力代、なしろ名代、なはしろ苗代/ゐなはしろ猪苗代、ぬひしろ縫代、のりしろ糊代、ひらしろ枚代、みこしろ御子代-みなしろ御名代、みとしろ神田、ものしろ物代、やしろ屋代*社/あまつやしろ/くにつやしろ、やましろ山背*山代、ゐやしろ礼代) しろsr城 しわsw皺

 

◆--------「し」3拍語(し3)
しがむ〔し+かむ噛〕 しきみskm樒 しきみskm閾(としきみ戸閫) しきゐ座*席*閾 しくま/ひぐま羆 しぐら/ましぐらsgr驀地 しぐるsg(-しぐらふ/しぐれる、しぐれ時雨)-しげる繁*茂 しげち繁道 しごく扱〔し+こく扱?〕 しこて醜手 しこめ醜女 しこ」り痼*凝 ししだ鹿猪田 しじみ蜆*海蜯/ちぢみ(せたしじみ瀬田蜆、やまとしじみ大和蜆) しじら/ちぢら(しじらおり縬織*縮織、ちぢれ縮) したみstm箪(いひしたみ飯箪*下箕?〔木村紀子〕) しづye沈枝 しづく雫 しとぎ粢*糈(しとぎつば粢鍔、しとぎもち粢餠) しととstt鵄/ましとと しとべstb儐従*豎(しとべわらは僮豎) しとみstm蔀(いたしとみ板、かべしとみ壁、むしろしとみ蓆;しとみど蔀戸) しなと しはす師走 しはに下埴 しひと舅(しうと舅、しひとめ/しうとめ姑) しひねshn瘤 しほひ潮干 しまた数 しほひ潮干 しまた数 しまね島根 しまみ島廻 しめぢ しめの標野 しらか白髪 しらに白土 しらね白峰 しらふ白斑 しらふ素面 しらみsrm虱 しりへ/しるへ後方 しるし験*印(たじるし田印、みしるし璽*璽印、めじるし目印、やじるし矢印) しるべ導者 しろき白酒 しわざ仕業
◆--------「し」4拍語(し4)
ししこま(をどりこ踊子) しただみ(「きさご」とも)

 

◆~~~~~~~~~~~~~~~「し」語末
あし&s足、あし&s葦、いし&s石、うし&s牛、うし大&s人、うじ&z蛆、おし&s啞、おし押機、かし/かせks枷、かしks河岸、かしks樫*橿、かし/かしらks頭、きしks岸、きし吉師、きじkz雉、くしks櫛、くしks串、くしks奇シ、くじkz籤、けしks芥子、こしks腰、こしks輿、こしks越、こしks層*階/もこし裳層、さしss城、さしss尺、さじsz匙、ししss肉/宍、しじsz繁*茂、すしss鮓、つじtz辻、てしts手師、とし/とせts年、とじtz刀自、なしns梨、にしns西、にしns螺、にじ/ぬじ/のじ虹、ぬし主、ぬし塗師、のし伸/熨斗、はしhs嘴*箸、はしhs橋、はしha端、はしhs間、はじhz櫨、はじ/はぜhz鉤、ひし菱、ひじhz海洲、ふしhs節、ふしhs柴、ふし臥、ふじ富士、ほしhs星、ましms猿、まじmz蠱、まじmz真風、むしms虫、めしms飯*召、もしms若、やじyz野次、ゆしys木、よしys由、わしws鷲、ゑし画師、をしws鴛鴦、

あかし明石、あなじ北西風*嵐、あらし嵐、あろじ/あるじ&rz主/いはらじ家主、いちし[植物] いづし/いづこ いまし汝 いらし貸 いわし鰯 うなじ項 うるし漆 おひし/おひいし生石 えみし蝦夷 おふし唖 かざし簪 からし辛子 きぎし雉子 きざし兆 きたし堅塩 ことし今年 こぶ+し拳 しるし験*印 すばし簀橋 そしし背肉*膂穴 そらし[草] たごし手越 たふし手節 ためし つつじ躑躅 つなし/このしろ つむじ旋毛*旋風 なよし鯔 ねこじ根抉 のろし烽火 はだし跣 はにし埴師 はやし林 ひがし東、ひつじ羊 ひむし火虫*蛾 ふくし掘串 へだし隔 まむし蝮 みまし汝、みやじ/みやぬし宮主、むかし昔、むさし武蔵、むらじ連 よこし横し よさし任 わたし私、うなじ項、ゑぐし、

 

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◇------------------【すすす】
◆--------「す(su)」1拍語(す1)
す素?(すあし素足、すがたス形*姿、すかほ素顔、すで素手、すなほ素直*惇朴、すばしこし、すばらし素晴;ずぼら?)
す洲*渚(すさき洲崎、すどり渚鳥;うきす浮州、しらす白洲、wuらす浦洲)
す巣*栖(あきす空巣、うきす浮巣、くにすkns/くずkz国栖、とす鳥栖、にひす新巣、ふるす古巣、やかす舎巣)
す酢(すきささ酢蟣、すし鮨*鮓、すし酢シ、すづけ酢漬、すみそ酢味噌;うめず梅酢、にyeず煮酢、むしず虫酸)
す鬆*簀(すがき簀掻、すき鋤*犂*隙、すだれ簀垂*簾、すのこ簀子、すばし簀橋*簀椅;あさす麻簀、いけす生簀、かます蒲簀*叺、しきす敷簀、たれ垂簀、ぬきす貫簀、やなす簗簀、よしず葦簀)
す煤(すす煤、すみ炭*墨)
す/ず接頭(すっからかん、ずっこける すっとぶ)
不明「す」(すあし素足、すがた姿、すがほ素顔、すで素手、すなほス直、すはだか素裸/まはだか、すみづ清水、すもも李)(す+たく集/たかる)(め+す牝、を+す牡)
◆--------「す」2拍語(す2)
すが/すげsg菅(すがそ菅麻、すがたたみ菅畳、すがはら菅原、すがまくら菅枕、すがも菅藻;こすげ小菅、ますげ真菅) すきsk鋤*鉏(くはすき鍬鋤、こすき木鋤)-すきsk隙(すきま隙間)-すき/すいsk透*漉(すいがい透垣;あみすき網結、きすき生漉、てすき手透) すき杯⇒wuき すき襁*襷⇒つき すき次 すき食(いけずき生食) すきsk好(よこずき横好) すきsk村 すきsk主基 すぎsk,sg杉*椙 すぎsg過(くちすぎ口過、ともすぎ共過、みすぎ身過、よすぎ世過) すぐsg直 すけsk助(たすけタ助) すさ/すた/つたst寸莎*苆(わらすさ藁苆、をすさ苧苆*麻苆;わらづた藁苆) すし鮨*鮓(なれずし) すすss煤 すずsz鈴⇒ちぢ/つづ すずsz涼(すずし涼シ、すずむ涼) すそss裾(すそみ裾廻;もすそ裳裾) すたst廃*棄(すたへ棄戸、すたる) すぢsd筋⇒wuぢ すでsd既⇒さだ すなsn砂 すねsn,ne脛(「はぎ」とも;ながすねひこ長臑彦、やつかすね八束臑、むかふすね向脛/向臑) すねsn髄(骨の髄「なづき」とも) すべsb術 すみsm炭*墨⇒す すみ/すむsm澄(ますみのかがみ真澄鏡*白銅鏡) すみ/すむsm住(すみyeし/すみよし住吉/ますみyeし) すみsm隅(よすみ四角*四隅) すめ/すべsm,sb統(すめらき/すめらみこと/すめろき/すめろみ〔すめる/すべる統〕) すり器 すゑsw末(すゑへ末辺;あなすゑ足末、こずゑ木末*梢、しすゑ尻末、たなすゑ手末、のずゑ野末、ほすゑ穂末、ゆすゑ弓末*弓上) すゑsw陶(すゑつき陶坏、すゑつくり陶作、すゑもの陶物)、すゑsw据/wuゑ植/ww/、
◆--------「す」3拍語(す3)
すがそ菅麻 すがたsgt,su姿(たちすがた立姿、ゐすがた居姿) すがも菅藻 すがる(じがばち似我蜂) すくねskn,ne宿禰 すぐりsgr村主 すけきskk,ki隙 すけを? すこも食薦 すすきssk薄*芒(なめすすき、はたすすき/はだすすき/はなすすき) すずきszk鱸(をはすずき尾翼鱸) すずしszs生絹 すすみ烽火(のろし) すずめszm,me雀 すそみ裾廻 すたへst,he棄戸 すたま/いきすたまス魂*窮鬼 すだれ簀垂*簾 すぢり捩(すぢりもぢり) すなほ素直*惇朴、すはえsh&楚*楉 すはし簀椅 すばるsbr昴 すひぢhd海泥 すまひ相撲 すまる/すばる統*昴(みすまる御統) すみか住処 しみづ/すみづ/せみど清水 すみれsmr菫 すももsmm李 すりゑ刷画 するめsrm鯣(するめいか鯣烏賊) ずゐきzwk芋茎 すゑへsw末辺
◆~~~~~~~~~~~~~~~「す」語末
あす明日、いす椅子、いす柞⇒yiす、うす薄、うす臼、かす滓*粕、きす鱚、くす樟*楠、さす、すす煤、とす鳥栖、なす茄子、はす蓮、はす斜、ます鱒、ます升*斗*枡、めす雌、やす安、やす簎、をす雄、
あず&z崩崖*崩岸、うず&z華、かずkz数、きずkz傷*疵、くずkz葛、くずkz国栖、すずsz鈴、はずhz筈*弭、はず爆、まず混*交、もずmz百舌鳥、
--
いぎす海髪 うぐひす鶯 うらす浦渚 えびす蝦夷 かけす鵥 かはす川渚 からす烏 きぎす雉 きびす/くびす踝 くにす/くず国栖 くびす踝 くるす栗栖 しはす12月*師走 たれす垂簀 てうす手碓子 なます膾 にひす新巣 ぬきす貫簀 はちす蜂巣*蓮/はす はねず朱華 ひかず日数 ほととぎす まくず真葛 やかす舎屋*宇*宅栖? やはず矢筈 ゆはず弓筈*弭 よくす横臼 よしず葦簀
うぐひす、かけす、からす、きぎす、ほととぎす>

 

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◇---------------【せせせ】
◆--------「せ(se)」1拍語(せ1)
◎せ/そ背(せすぢ背筋、せなか背中、せむしsms傴僂;くぐせkgs屈背*傴、くづせ傴僂、ねこぜ猫背;そがひ背向、そしし背宍、そとも背面、そびら背平、そむく背向*叛)
◎せ瀬(あさせ浅瀬、しほせ潮瀬、たかせ高瀬、ななせ七瀬、のちせ後瀬、はやせ早瀬、ひらせ平瀬、ひろせ広瀬、ふちせ淵瀬、ふなせ舟瀬、やそせ八十瀬、よどせ淀瀬)
◎せ石花
せ/ye兄()
せ畔(ア接:あぜ畔)
◆--------「せ」2拍語(せ2)
せきsk堰*関(おほぜき大関、ゐせき居堰) せきsk咳 せこsk夫 せとst瀬戸 せなsn夫 せみsm蝉 せみsm(かはせみ) せりsr芹 せりsr競
◆--------「せ」3拍語(せ3)
せなか背中 せなな/せなの兄 せむし傴
◆~~~~~~~~~~~~~~~「せ」語末
あせ汗、あぜ畦、あぜ校/あぜくら、あぜ綜、いせ五十瀬*伊勢、えせ似非、かせ桛*枷*綛、かぜ風、かぜ風邪、くせ曲*癖、ごぜ瞽女、こせこせ、とせ/とし歳、なせ汝兄、なぜ何故/あぜ、にせ偽*似、のせ能勢、はぜ鯊、はぜ櫨、まぜ混、みせ店*見、よせ寄席、わせ早稲、をぜ尾瀬、

あさせ浅瀬 あはせ袷 いはせ岩瀬 いもせ妹背 いろせイロ兄 うませ馬柵*馬塞、おこぜ&kz鰧、かはせ川瀬 くぐせkgs/くぐつkgt くひぜkhz,ze杌 しほせ潮瀬 たぶせ田廬 ちとせ千歳 ななせ七瀬 のちせ後瀬? のもせ野面狭 はかせ博士 はやせ早瀬 ひとせ一瀬 ひらせ平瀬 ひろせ広瀬 ふちせ淵瀬 ふなせ舟瀬 やそせ八十瀬 やとせ八年 よどせ淀瀬

 

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◇------------------【そそそ】
◆--------「そ(so)」1拍語(そ1)

そ苧*衣⇒を
そ苑*園(しなばこそ(死者木"苑")m3792;その苑*園)
◎そ其(そこ其処、それ其レ)
そ□(そと/そっと、そそ、そろそろ、そろり)
再検討「そ」(そ?+の野*園、そ+と外;ま”そ”かがみ/ますかがみ真具鏡?)
◆--------「そ」2拍語(そ2)
そき/そくsk退(そきへ/そくへ遠隔地) そぎsg□(みそぎ禊) そこsk底(みなそこ水底、みなそこふ水底経) そこsk塞 そこsk其処 そでsd袖(そ麻/衣+て手?;そでがらみ袖搦、そでつけころも袖著衣;おほみそで、つつそで筒袖、まそで真袖) そとst外 そにsn鴗 そねsn埣 そのsn園*苑(そのふ園圃*園生)⇒そ苑 そばsb蕎麦(そばかき蕎麦掻) そばsb側 そばsb岨 そひsh淡赤色 そほ/そひsh赭*朱(そほに赭丹;まそほ真朱*辰砂、あかのそほふね赤朱舟) そまsm杣(そまひと杣人、そまやま杣山) そめsm染(そめき染木、そめくさ染草;てぞめ手染) そやsy征矢(おひそや負征矢)⇒矢 そらsr空 そりsr橇 そろsr(そろそろ、モ接:もそろもそろ)
◆--------「そ」3拍語(そ3)
そがひkh背向 そきへsk退部*遠隔 そこひ底樋(⇒ひ;あをそこひ、しろそこひ;うはひ) そしし背宍 そそきss噪 そとも背面(そとものみち山陰道) そなへsnh備 そのふ苑生 そびら背平 そほどshd案山子 そめき染木 そらしsrs(草) そらぢ空道
◆~~~~~~~~~~~~~~~~「そ」語末
あそ&s阿蘇、いそ&s磯、うそ&s嘘、おそ&s遅、かそks父、きそks昨夜、くそks屎、すそss裙*裾、ひそhs角材、へそhs臍、へそhs綜麻、ほそhs細、ほそ/ほぞhz臍、まそms真麻、みそms味噌、よそys他所*余所、wuそ鷽ws、;
こぞkz去年、みぞmz溝、かぞkz柯曾/父 きぞ/こぞkz去年 なぞnz謎 ほぞhz臍/へそ みぞmz溝
--
ありそ荒磯 うちそ打麻 おきそ息嘯*嘆息 くまそkms,so熊襲 さげそ/さげを下苧 すがそ菅麻 つなそ網麻 なつそ夏麻 ははそhhs/so柞/yiす まへそ前苧/腰蓑 もすそ裳裾

 

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◇--------------------【たたた】
◆--------「た(ta)」1拍語(た1)
◎た/ち/つ/と田(た田、たかさ田笠、たかへす、たつかひ田令、たのも田面、たひと田人、たぶせ田廬*田臥、たや田屋/みたや御田屋、たゐ/なゐ(田居)/たゐに;あかちだ班田、あげた高田、かどた門田、こなた熟田、ししだ猪田、そしろた十代田、はすだ蓮田、はりた墾田、ひづちだ/ひつぢた穭田、ふかだ/ふけだ深田、ふるた古田、ほた穂田、みた御田/みたや御田屋、やまだ山田、yiなだ稲田、わさだ/わせだ早稲田、wuゑた植田、をかだ陸田)
-(ち地*道;つ津;と処)
-(つち/とち土*土地)
-(とこ/ところ所;ねど寝処/ねどこ/ねどころ)
◎た/て/と手(たくさ手草、たくじり手抉、たごし手越*手逓伝、たごし/てごし手輿、たこむら手腓、たすき手襁*襷、ただま/てだま手玉、たづき/たどき手付*跡状、たづな手綱、たなうち/てのうち手内、たなごころ手心*掌、たふし手節、たまき手巻*手纏、たまくら手枕、たむかふ/てむかふ手向、たむけ手向、たもと手許*袂;てあて手当、てうす手臼、てがた手形、てぎれ手切、てぐさ手草*手種、てくせ手癖、てくだ手管、てぐち手口、てごめ手籠、てごろ手頃、てさき手先、てさげ手提、てざし手差、てした手下、てじな手品、てすぢ手筋、てぜま手狭、てぞめ手染、てだま手玉、てちがひ手違、てつき/てつけ手付、てつだひ手伝、てどり手取、てなは手縄、てなへ手萎*攣、てなほし手直、てならひ手習、てなれ手馴、てぬき手抜、てのうち手内、てはじめ手始、てはず手筈、てはた手機、てばな手鼻、てびかye手控、てひと手人、てひどし手酷、てびろし手広、てふだ手札、てぶり手振、てま手間、てまくら手枕、てまへ手前、てみじか手短、てみづ手水、てもと手許、てわけ手分、てをの手斧;うりて売手、おもて面手*表、かひて買手、くまで熊手、こて籠手、しこて醜手、つぎて継手、とまて苫手、ながて長手、にがて苦手、にこて柔手、ひらで枚手、ふるて古手、ほて/ほつて秀手、まで/まて左右手*諸手/まてがた両手肩/あまのまてがた海人両手肩、むなて空手、もろて諸手、やりて遣手、yiて射手;いたで痛手、おもで重症、ふかで深手;とる取ル*手ル)
◎た板(あみた/あうた/あをた/あんだ編板*箯輿、いかだ&kd,&kt筏、きぬた/きぬいた絹板*砧、そぎた/そぎいたsgt枌田、ひた/ひきたhkt引板、ふみた/ふむた文板*札)-(イ接:いた&t,ta板、いたど板戸、いため板目;えぶりいた杁板、しきいた敷板、せきいた堰板、といた戸板、はめいた羽目板、ふないた舟板、へぎいた剥板、まないた俎板、むないた胸板、もみいた揉板、やいた矢板、やねいた屋根板、ゆかいた床板、)-(フ接:あひふだ合札、いれふだ入札、かどふだ門札、きふだ木札、きりふだ切札、くびふだ首札、さげふだ下札、たかふだ高札、つけふだ付札、てふだ手札、なふだ名札、にふだ荷札、はりふだ張札、ひきふだ引札、ふだ札、へふだ/へのふだ戸札*戸籍、むなふだ/むねふだ棟札、わりふだ割札)
◎た足(たす足ス、たる足ル)
◎た誰(たれ/だれ誰)
接頭語「た」(たさる去、たしか確、たしみたけ竹、たとほし遠、たながタ長、たのむ、たばかる、たばしる、たひら平、たふとし尊、たむなて、たもとほる、たやすし易、たゆたに、たゆらに、たよわし弱、たわする忘、たわらは童子)
再検討「た」(たすく助、たむら/たむろ屯*党、たやすタ安)(あひ+だ間、いかだ筏、から+だ體、なか+だ中ダ、ye+だ枝、まだ/いま+だ未)(た+がふ交/ち+がふ交:違ふ)

 

◆--------「た」2拍語(た2)
たか/たけtk高(たかき高柵*高城、たかね高嶺、たかひ高日、たかひく高低/でこぼこ凸凹、たけち高市;くさたか草高、こしたか腰高、はなたか鼻高)-たかだか高々 たかtk鷹(おほたか大鷹、くまたか熊鷹、はいたか/はしたか鷂、ほつたか秀鷹、よたか夜鷹) たか/たけtk竹(たかは竹葉;すずたけ篠竹、にがたけng苦竹、のだけno箆竹、よだけ節竹) たがtg箍 タカタカ たきtk滝 たき/たく/たけtk長*丈(みたけ身丈) たき/たくtk焚*炊(こりたきkr香焼、にたき煮炊、ひたき/ほたき火焚) たぎtg深浅*凸凹(たぎたぎし)⇒たぎま/たいま当麻 たくtk𣑥*妙(たくづの栲綱、たくなは栲縄、たくぬの𣑥布/たへ、たくひれ栲領巾、たくふすま栲衾)-たへth𣑥*妙(あらたへ荒栲、しろたへ白妙、にきたへ和妙) たく/たけtk長 たけtk建(たけべ建部、たけるべ) たけtk茸*菌*多介/くさひら/なば(きのたけ、くはのたけ、つちたけ〔以上本草和名〕、しひたけ椎茸、にがたけ苦茸、はつたけ初茸/はったけ、ひらたけ、へびたけ蛇茸、まつたけ松茸、まひたけ舞茸、〔以下毒茸〕つきよたけ月夜茸、てんぐたけ天狗茸) たけtk岳 たけtk丈(きたけ着丈、せたけ背丈、みたけ/みたき身丈、よたけ弓丈、ゐたけ居丈) たこtk蛸(いひたこ飯蛸、かひたこ貝蛸、ゆでだこ茹蛸) たこtk胼胝(すわりたこ坐胼胝) たこtk凧 たた/たてtt経*縦(たたさ縦サ)-たた/たてtt盾*楯(たたなむ楯並;をだて雄楯) ただtd直(ただち直道、ただて直手、ただみ直身、ただめ直目) たち/たつ/たてtt建*立(たちど立処、たちひ立氷、たちゐ立居;あさたち朝立、いでたち出立、おひたち生立、かほたち顔立、くくたち茎立、こだち木立、つきたち/ついたち月立*朔、さかだち逆立、さきだち先立、すだち巣立、たびだち旅立、とだち鳥立、なりたち成立、はらたち腹立、ほたち穂立、ゆふたち夕立、よだち夜立、ゐたち居立)-たち/たつtt館 たち/たつtt断*裁 たちtt太刀(たちうち太刀打;つむがりのたち太刀、つるきたち剣、またち真太刀) たちtt橘(たちばな立花*橘;からたち枳殻、すだち酢橘) たち/とち/どちtt達(おのがどち己、おもふどち思、ともだち/ともどち友達) たつtt龍*辰 たづtd鶴⇒つ
◎たてtt立(あらだて荒立、あらひたて洗立、くみたて組立、さわぎたて騒立、したて仕立、つきたて/ついたて衝立、つみたて積立、てだて手立、とりたて取立、はきたて掃立、ひきたて引立、へだて経立*隔、みたて見立、めたて目立、をたて折立)たて/たたtt縦(たたさま) たて/たたtt楯(たたなみ楯列/たたなめて、たてぬひ/たてぬひべ楯縫部) たで蓼(ほたで穂蓼、みづたで水蓼、ゐぬたで犬蓼) たてtt経(ひのたて日経) たな/たね/さねtn種(たなつもの種物、たなふて種浸;ものだね物種、yiなだね稲種、たねかし種淅;ゆたね斎種;さね核、むざね正身、ものざね物根/ものたね) たなtn棚*店(かみだな神棚、ちがひたな違棚、wuをだな魚店) たな/とのtn(たなびく棚引、たなくもる、とのくもる、たなきらふ、たなしる) たに/たりtn,tr谷(たにぐく蟇蛙、たにへ谷辺;をたり小谷) たばtb束 たひth鯛 たびtb旅(⇒たみ廻;たびと旅人〔たび旅+と人ou"たびひと"の縮約〕、たびね旅宿) たびtb度(ちたび千度*千遍) たふth(あたふ能、こたふ堪) たぶ/たぼtb髱(みみたぶ耳朶、たぼ髱) たへth妙 たへth栲*妙(あかるたへ明栲、あらたへ荒栲*荒妙、しきたへ敷栲、しろたへ白栲、てるたへ照妙、にきたへ和栲、ひたへヒ栲)
◎たまtm玉*霊(たまけ玉笥、たましひ魂、たまで玉手、たまで玉代、たまはがね玉鋼、たまも玉裳、たまも玉藻、たまye玉江;くだたま管玉、こだま木霊*谺、ことだま言霊、すたま/いきすたま窮鬼、ただま/てだま手玉、にきたま和魂、まがたま勾玉、またま真玉/またまづら葛/またまで)-みたま御玉*御霊(みたまのふゆ;あらみたま荒、うかのみたま倉稲、くしみたま奇、さきみたま幸、そことくみたま底著*底着、つぶたつみたま、にきみたま和、ふつのみたま韴御玉、またま真玉/またまづら/)
たみtm民(みたみ御民)-つまtm夫*妻()-ともtm友(こども子供) たむ/ためtm(たむさけ甜酒、ためつさけ酒;ためつもの、ためつよね米) ため/たむtm溜 ためtm為 たye/たゆ絶/ty/(をたye緒絶) たらtr鱈 たらtr楤 タラタラ ダラダラ たり/たるtr足(たりよ足夜) たり/たる/たれtr垂(たりを垂尾、たるき垂木、たるみ垂水、たれす垂簀、よだれ涎) たりtr疣 たるtr樽 たわ/たwu/たをtw撓(たわやめ手弱女、たわやかひな;たwuげ峠;たをり山の鞍部、かいたをり掻撓、たをやか、たをやぐ、たをやめ、ひぢたをる曲撓) たゐ/なゐtw,nw田居
◆--------「た」3拍語(た3)
たがに/たがね錠 たがねtgn飴 たがひ違(かたたがひ方違、なかたがひ仲違) たかべtkb梟 たかみtkm剣柄 たからtkr財*宝(うきたから浮宝*舟、おほみたから) たきぎ焚木*薪 たぎしtgs舵 たぎま/たいまtgm当麻(常陸!行方郡)⇒たぎ たくさ手草 たぐひtgh類 たくみtkm匠 たぐりtgr吐 たけち高市 たけるtkr梟帥 たごし手越*手逓伝 たごし手輿 たじひtzh丹比(たじひみち〔竹内街道〕) たすきtsk手襁*襷(しろたへのたすき白妙襷、たまたすき玉襷、ふとたすき太襷) ただかtdk たたきttk三和土*叩 たたけttk狸 たたさ縦サ ただち直道 ただて直手 ただま手玉 たたみ畳(いしたたみ石畳、ゆふたたみ木綿畳;たたみこも畳薦) ただみ直身 ただめ直目 たたらttr踏鞴 たたりttr絡垜 たたり祟 たちど立処 たちひ立氷 たぢひtdh蝮/まむしmms たぢひtdh虎杖 たちゐ立居 たづか/たづき/たどきtdk方便 たづき跡状 たづな手綱 たつみ辰巳*巽 たづみtdm たとへtth譬 たなれ手慣 たにへ谷辺 たぬき/たたけtnk狸 たのも田面 たはけthk戯(くそたはけ糞戯) たばりtbr条 たひと田人 たびと旅人 たびね旅寝*旅宿 たひらタ平 たぶさths手首*腕 たぶさ髻 たふし手節 たぶせ田廬*田臥 たぶて/つぶて礫 たぶれtbr狂*戯 たまき手巻*手纏 たまけtmk玉笥 たまて玉手 たまでtmd玉代 たまも玉藻 たまも玉裳 たむら/たむろtmr屯*党 たむけ手向 ためし手本 たもと手本*袂 たやし絶(ねだやし根絶) たよりtyr便宜 たらし垂*帯(きたらし着垂、はなたらし洟垂) たりよ足夜 たりを垂尾 たるき垂木〔はへき桷〕 たるみ垂水 たれす垂簾 たわしtws束子 たwuげ峠-たをり山の鞍部
◆--------「た」4拍語(た4)
ただむきtdmk腕(たくづぬの白きただむき) たふさきthsk犢鼻*褌(ふもだし/ふんどし/ほだし)


◆~~~~~~~~~~~~~~~「た」語末
あた/あだ&d,&t敵*仇、いた&t,ta板、いた&t痛、いまだ未、うた&t歌、かたkt肩、かたkt方、かたkt片、かたkt堅、かたkt型*形、かたkt潟、かたkt条、きたkt北、くたkt朽、けたkt桁/げたgt下駄、こきだ/ここだ、したst下、したst舌、つた/つらtt,tr蔦、なたnt鉈、なだnd灘、にた/ぬたnt沼田、ぬたnt垈、ぬたnt饅、はたht機、はたht幡、はたht秦、はたht畑、はた/はなht,hn端、はたht旗、はたht鰭/ひれ、ふたht二*双、ふたht蓋、へたht蔕、へたht下手、ほたht穂田、またmt股、またmt又、みた/むたmt共、やたyt八咫、わたwt綿、わたwt腸、わたwt海、ゑたwt穢多;
--
きだkd分*段*寸、きだkd鰓、くだ/くなkd,kn管、けだkd方*角、さだsd定、さだsd時/しだ/しなsn/すで、しだsd信太、しだsd羊歯、ただtd直、ただtd只、ただtd唯、つだtd津田、なだnd灘、なみだnmd涙、ねだnd根太、のだnd野田、はだhd肌、はなだhnd縹、はなはだ甚、ひだhd襞、ひだhd飛騨、ふだhd札、ほだhd絆、まだmd未、むだmd無駄、もだmd黙、やだyd[焼物の傷]、yeだyd枝、わだwd曲、
--
あがた&gt県 あきた秋田 あげた高田 あさな朝菜 あざな&zn字名 あした明日 あばた&bt痘痕 あひだ間、あをだ&wd箯輿、あまた&mt数多 あまな甘菜 あらた荒田 あをな青菜 いかだ筏、いくだ/こきだ/ここだ幾許 いさな鯨 いした石田 うきた浮田 うてな&tn台 おうな嫗 おきな翁 おみな老女 かたなna刀 かどた門田 かはな川菜 かひなkhn腕 からだda體、からな辛菜 くひなkhn水鶏 くぼた凹田 こなた水田 こはなkhn裔*孫 さなだ真田?狭田? ししだ獣田 しまた/しまらsmr暫[しばらく] すがた姿 せななsnn たづな手綱 ちまたtmt巷 つばな茅花 とほな遠名 なかだ中ダ なみた/なみだ涙 はした端タ はなだhnd縹、はまな浜菜 はりた墾田 はるなhrn春菜 ひかた日方[風] ひきたta引板*鳴子 ふみた文板*札 ほむたhmt鞆/とも まちだ町田 まるた丸太 みまた/みなまた水派 むじなmzn狢 やかた屋形 やまだ山田 ゆはたyu纈 わかな若菜 わさたws早稲田 をぐなwgn童男 をばな尾花 をみな女 をろた峰ロ田:こなた此方/そなた/あなた/かなた彼方/どなた はした端

 

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◇------------------【ちちち】
◆--------「ち(ti)」1拍語(ち1)
◎ちti/てte//しsi/せse風(し/い息*風;しまき風巻;こち東風、はがち西北風、はやち/はやて疾風;あなし/あなじ/あなせ/あなぜ(西北)風、あらし嵐、おろし颪、つむじ旋風、にし西、ひむがし東、やまじ山風;しなつひこ、しなと風門、つむじ旋風;いなさ東南風、かざ/かぜ風、あなぜ西北風)(”龍田”は”龍風”か)
◎ち/てti,te道*路(ちまた岐*衢;あづまぢ&dm東路、あまぢ天路、いせぢ伊勢路、いそぢ磯道、いちぢ市道、いへぢ家路、おほぢ大路、かはぢ川路、かよひぢ通路、くまぢ隈路/やそくまぢ八十隈路、くもぢ雲路/くもゐぢ雲居、しげち繁路、しほぢ潮路/やしほぢ八潮路、かけぢ懸路、かちぢ徒道、きそぢ木曽路、くがち陸道、くけぢ間道*漏路、こけぢ苔道、こしぢ越路、こひぢ恋路、しげち繁道、しほぢ塩道、すぐち直道、せきぢ関路、せばぢ狭道、そらぢ空道、ただち径路*直路、たびぢ旅路、とさぢ土佐路、とほぢ遠路、ながち長道、なみぢ並路、ならぢ奈良路、のぢ野道、はまぢ浜路、はyiまぢ/はゆまぢ駅路、ふなぢ舟路、へぢ辺路、ほきぢ崖路、ほそぢ細道、まかりぢ罷道、まさごぢ真沙路、みやこぢ都道、みやぢ宮道、やそぢ八十道、やまぢ山道/みやまぢ深山道/やまみち、ゆめぢ夢路、よきぢ避道/よきみち/よけみち、よみぢ黄泉道、わきみち脇道、wuみぢ海路/wuみつち)-てte道*路(ながて長道)とこ/ところ所;ねど寝処
-みち道(みちしるべ、みちたつ、みちなか中路*道中、みちにのる道乗、みちのあひだ間、みちのかみ道神、みちのく陸奥、みちのくち道口、みちのくま道隈、みちのし道師、みちのしり路後*道後、みちのそらぢ、みちのなか道中、みちのながて道長テ、みちびき道引*導、みちのへ、みちもり道守、みちゆき道行/みちゆきうら路往占/みちゆきづと/みちゆきひと/みちゆきぶり;あしきみち悪路、あぜみち畦道、あらやまみち荒山、うましみち、おほみち大道、かくれみち、かげとものみち、きのみち/このみち木道、くすりのみち薬道、くるかのみち、けみち褻道、こみち小道/こむぢ、しげみち繁道、したつみち下道、しほみち塩道*潮道、すずしきみち清浄道、すぢみち筋道、そとものみち、そばみち岨道道、たちしのみち、たたみち縦道、ちかみち近道、ちみち血道/ちのみち、なかつみち中道/なかみち、ながみち長道、にげみち逃道、にしのみち西道、にはみち庭道、ぬけみち抜道、のきみち退路、のみち野道、はやみち早道、はりみち墾道、ひたみち直道*一道、みなみのみち南道、もりみち森道、やまみち山道、ゆきみち雪道、ゆくみち行道、yeだみち枝道、よきみち避道、よこしのみち、よこみち横道、よのなかのみち、よみち夜道、wuみつみち海道)
◎ち/つti,tu血(ちおち血落、ちおろし血下、ちしほ血潮、ちしる血汁、ちすぢ血筋、ちのみち血道、ちのり血糊、ちまみれ血塗;いきち生血、くろち黒血、しらち白血、なまち生血、ぬくち温血、はなぢ鼻血、ふるち古血、わるち悪血、wuみち膿血;つしむ血染*黧、つぬ血沼、つぬあがたぬし)
◎ちti乳(ちおも乳母、ちくび乳首、ちしる乳汁、ちち乳、ちつけ乳付、ちのみご乳呑児、ちぶさ乳房*嬭房;そへち添乳、むなち胸乳、もらひぢ貰乳)-ちち乳(からちち乾乳)
◎ちti父(おやぢ親父、まろがち〔麻呂賀知/記応神〕)-ちち父(ちち/しし父、あもしし母父、ままちち継父)-ぢ爺(おぢ老爺、おほぢ大爺*祖爺/ひおほぢ曾祖父、ひぢ曽舅、をぢ小父*若爺/おとをぢ/おほをぢ)-ぢぢ爺(ぢぢ爺、ひぢぢ)
◎ちti鉤(おぼち淤煩鉤、さちぢ幸鉤、すすち須々鉤、まぢち貧鉤、wuるち宇流鉤/wuるけぢ)
◎ち/つti,tu茅(ちがや茅萱、ちの茅野;あさぢ浅茅;つはな茅花)
◎ちti霊*蛟*虬(いかづち雷、かぐつち迦具土、みかづち甕槌*御雷/たけみかづち、みつち水チ*虬*蛟龍、をろち大蛇*峰霊*尾霊)
◎ちti小*近*千(ちぐさ千種、ちたび千度、ちとせ千歳、ちどり千鳥、ちひろ千尋、ちふね千舟;うち内)
ち子?(なかち中子)
不明「ち」(みつち蛟*鮫龍、ち+なむ並:因む)
◆--------「ち」2拍語(ち2)
ちかti,tk近(まぢか間近;ちかし近シ)-ちかぢか近々 チカチカ ちぎ千木〔ひぎ氷掾*搏風〕 チクチク ちさts萵苣(あかちさ赤萵苣、のちさ野萵苣) ちち乳⇒ち ちち/しし父/ぢぢ爺⇒ち ちぢ/しじ/つづ/すず縮(ちぢみ縮、しじみ蜆*海蜯;つづむ約、すず鈴) ちに/ちぬtn茅渟 チビチビ チラチラ ちりtr塵 ちり/ちる散-ちりぢり散々 チリチリ ヂリヂリ チロチロ ヂロヂロ チンチン
◆--------「ち」3拍語(ち3)
ちおも乳母 ちがひ違(きちがひ気違、くひちがひ食違、けちがひ蹴違、てちがひ手違、はらちがひ腹違、ひとちがひ人違、まちがひ間違) ちかやti,ky茅萱 ちからtkr力 ちから税 ちきりtkr巾 ちぎり契*期 ちしるti,sr乳汁 ちたび千度*千遍 ちぢら/ちぢれ/しじら縮(しじらおり縮織) ちとせ千歳 ちどり千鳥 ちはや(御厨子所の雑仕女ちはや着てあり〔宇津保物語吹上〕) ちひろti,hr千尋 ちぶさ乳房 ちふね千船 ちまた道岐*衢*巷;

 

◇~~~~~~~~~~~~~~~「ち」語末
いち&t市、うち&t内*中、かちkt徒、かちkt勝、くちkt口、くちkt鷹、けちkt吝、こちkt東風、こちkt鯒、さちst幸、たちtt太刀、たちtt館、ちちtt父、ちちtt乳、つちtt土、つちtt槌、とちtt土地 とちtt栃*橡*栩、どちdt共、のちnt後、はちht鉢、はちht蜂、ふちht淵、ふちht辺*縁、ふち/ぶちht,bt斑、まちmt町、みちmt道、みちmt満 みちmt海驢 むちmt鞭、むちmt貴、もちmt餅、もちmt黐、もちmt望、やちyt谷、よちyt同年子、をちwt変若、

--

あぢ&d味 あぢ&d鯵 あぢ&d鴨 かぢkd梶 かぢkd穀 かぢkd鍛冶 きぢkd生地 きぢkd紀道 すぢsd筋*筋 ぢぢdd爺 ねぢnd螺子 はぢhd恥 ひぢhd肘 ひぢhd泥土/うひぢ/すひぢ ふぢhd藤 まぢmd貧 もぢmd綟 wuぢwd氏 をちwt変若 をぢwd伯父

--

あさぢ浅茅 あふち&ht棟 あまぢ天路 いたち&tt鼬 いちぢ市道 いづち何処 いのち&nt命 いへぢ家道 うだち/うだつ うひぢ泥土 うるち&rt粳 うるぢウル鈎 えたち役立 おほぢ大道 おやぢ親父 かがちkgt酸醤 かぐつちkgtt迦具土神 かたち形 かはぢ川道 かふち河内 かまちkmt框/あがりかまち かまち/かばちkmt,kbt輔/つらがまち くぬち国内 くまぢ隈路 くもぢ雲路 くらぢ鞍柱 こしぢ越道 こせぢ巨勢道 こだち木立 さちち幸鉤 しげぢ繁道 しほぢ潮路*潮道 かけち高市 したぢ下道 すすぢ煤鈎 すひぢ洲土 そらぢ空道 ただちtd直道 なかち中子? ながち長道 ながち長血 なむちnmt なめくぢnmkd  はやち/はやて疾風*早手 ひうち火打*燧 ひこぢhkd夫*彦舅 ほそぢhsd熟瓜/ほそおち ほたち穂立 まかぢ真梶 またち真太刀 まぢち貧鉤 みつち蛟*虬?/みづち水龍? みやぢ宮道 むなち胸乳 もみち紅葉 やぬち屋内 やまぢ山路 よきぢ避道 わらぢ草鞋  wuみぢ海道 をかぢ をろち大蛇

 

       ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

◇------------------【つつつ】

◆--------「つ(tu)」1拍語(つ1)
◎つ水(つゆ露、つゆ梅雨、つゆ汁、つる水流;みづ御水*水)
-み水(みおし水押*舳、みかも水鴨、みきは水際、みぎり水切*砌、みくさ水草、みくま水隈、みくまり水配、みこもり水隠、みしぶ水渋、みづ水、みつく/みづく水漬、みつは罔象、みなしかは水無川、みつぼ水粒、みと水門*水戸、みなと港*湊/みなとあし葦/みなといり入/みなとかぜ風/みなとみ廻、みぬま水沼、みのも水面、みはなだ水縹、みもひ水垸*水、みを水脈/みをつくし:いづみ出水*泉、たつみ/たづみ立水/さはたつみ沢/にはたつみ庭、たるみ垂水、はやみ早水)
-みな水(みなかみ水上、みなきは水際、みなぎる/みなぎらふ水霧*漲、みなこをろこをろに、みなした水下/みなしたふ、みなそこ水底/みなそこふ、みなそそく、みなつき水月、みなと水門*湊*港、みなまた水派*水俣、みなもと水本*源、みなわ水泡、みなわく水沸、みなwuら水占)
-みづ御水*水(みづあか水垢、みづうす水臼、みづかき水掻、みづかげ水蔭/みづかげくさ、みづかね水金、みづかふ、みづかめ水甕、みづき水城、みづきは水際、みづくさ水草、みづくむ水汲、みづたで水蓼、みづたま水玉、みづたまる水渟、みづち水神、みづつく水漬、みづつたふ水伝、みづつりあぐ、みづどり水鳥、みづな水菜、みづながれ水流、みづのはな水花、みづのむ水飲、みづはかり水秤、みづはな水花、みづはやし水早、みづはり水榛、みつは/みづは罔象/みづはのめ罔象女、みづひき水引、みつぶ/みつぼ水粒、みづふふき、みづふるひ、みづへ水辺、みづほ水穂*瑞穂/みづほのくに国、みづまさる、みづまり水椀、みづむし水虫、みづや水屋*水家、みづye水枝*瑞枝、みづye水江、みづよする、みづwuみ水海*湖;あせみづ汗水、あまつみづ天水、あらみづ荒水、いけみづ池水*生水、いさらみづ、おほみづ大水、かはみづ川水、きよみづ清水、こみづ濃水、さむみづ、しほみづ塩水、しみづ/すみづ清水*凍水/いはしみづ石清水/こけしみづ苔清水、しろみづ白水、たまみづ玉水、てみづ手水、はなみづ始水*端水、はやみづ早水、ひみづ/ひやみづ冷水、まみづ真水、やりみづ遣水、ゆくみづ行水、わかみづ若水、わきみづ湧水、をちみづ変若水)
-みづ瑞(みづかき瑞垣、みづくき瑞茎、みづたまwuき水玉盞、みづは瑞歯、みづは瑞葉、みづほ瑞穂/みづほのくに、みづみづシ瑞々、みづやま水山*瑞山、みづye瑞枝)
-みど御水*水(みどり緑/みどりこ嬰児*緑子/みどりめ緑女/あさみどり浅緑)
-み海(あたみ熱海、あふみ淡海、wuみ海)
◎つ津(つやま津山;おほつ大津、かはつ河津、ふなつ舟津)
つ/つま/つめ爪(つく/つぬ突/つむ抓/つる吊;つまき爪木、つまくし爪櫛、つまさき爪先、つまたつ爪立、つまづく爪突、つまびく爪弾、つまむ抓;くらつめ鞍爪、けづめ蹴爪、ことつめ琴爪、なまつめ生爪、ひづめ蹄)
つ唾(つばき唾吐)
つ鶴(つる鶴;たづ田鶴)
っ/ん(小さい「っ」)(かっか、きっき、けっけ、さっさ、せっせ、たった、とっと;まんま、とんと)(かば樺-かんば、こぶ昆布-こんぶ、すで-すんで、たご-たんご丹後、つぼ壺-つんぼ、)
不明「つ」(つっきる、つっかけ、つっつく、つっぱしる、つんのめる〔以上「つき」ではなく「つ」〕)
◆--------「つ」2拍語(つ2)
つかtk束*柄*拳(つかむ掴;つかふな束鮒;かぢつか舵柄、かまつか鎌柄、きねつか杵柄、こづか小柄、yiなづか稲束、ゆづか弓束、たつか手柄;ちづか千束、ななつか七掬/ななつかはぎ、やつか八束*八掬/やつかはぎ) つか/つきtk塚(つかさ阜、つかもと塚本;ありつか蟻塚、かひづか貝塚、くびつか首塚、たかつか高塚、ふるつか古塚;おくつき奥津城;つく築) つが/とがtg栂 つき/つくtk月(つきひ/つくひ月日、つきよ/つくよ月夜;おほつき大月、みかづき三日月、もちづき望月、ゆふづき夕月、wuゑつき植月;かむなつき神無月、さつき五月*皐月、しもつき霜月、ながつき長月、はつき葉月、ふみつき/ふづき文月、みなづき水無月、むつき睦月、wuづき卯月) つき/つくtk机(つくえ机?;おしまづき、わきづき脇,sk机) つき/つくtk槻(あやつき綾槻、yiつき/ゆつき齋槻;つくゆみ槻弓) つきtk調(えつき役調)-みつき御調*貢(たなすゑのみつき、ひのみつき日御調、ゆはずのみつき/ゆみはずのみつき) つき/すきtk坏*杯*盞⇒wuき つき/すきtk,sk襁*襷(むつき襁褓/ひむつきm3791;おむつオ襁;たすき手襁*襷) つき/ときtk鴇 つき/つくtk突(かしづき、かたつき肩衝、つのつき角突、はなつき鼻突、ひざつき膝突、ひぢつき肘突、むなつき胸突;かねつき鐘撞、こめつき米搗、もちつき餅舂) つき/つくtk付(にくづき肉付、ほねつき骨付)-つけ付(しつけ仕付*躾、しづけ尻付、ちつけ乳付、てつけ手付、とつけ/とりつけ取付、なづけ名付、はつけ/はりつけ張付*磔、ひづけ日付、みつけ見付、めつけ目付、wuゑつけ植付)-つきtk〇(あしつき足、かほつき顔、くちつき口、こしつき腰、こわつき声、つらつき頬*面、てつき手、めつき目) つぎ/つぐ/すきtg,sg継*嗣*次*注(つぎたす注足、つぎめ継目;いきつぎ息継、しるつぎ汁注、ひつぎ日嗣、ほねつぎ骨接、やつぎ矢継、ゆつぎ湯注、よつぎ世嗣;さしつぎ差継、とりつぎ取次、ひきつぎ引継、まをしつぎ申継、やきつぎ焼継、yiひつぎ言継) つくtk木菟(このはづく木葉、みみづく木菟*鵂) つけtk漬(かすづけ粕漬、しほづけ塩漬、すづけ酢漬、ぬかづけ糠漬) つげtg黄楊 つたtt絡石 つたtt蔦(きづた木蔦)
◎つち/つつtt槌(あひづち相槌、おほつち大槌、かなづち金鎚、かぶつち/かぶつつ/くぶつつ頭槌、きづち木槌、こづち小槌、こもつち、さいづち才槌、しほつち塩椎、ぬつち/のつち野槌) つち/とちtt土(つちぐも土蜘蛛) つつtt筒(しとつつ尿筒、たけづつ竹筒、ひづつ/ほづつ火筒、ふきつつ吹筒、ゐづつ井筒)-くだkd管 つつtt鶺鴒 つづtd星(ゆふつづ夕星) つてtt伝*伝手(ききづて聞伝、くちづて口伝、ことづて言伝、ひとづて人伝) つとtt苞 つとtt夙 つなtn綱(つなて綱手;いはつな磐蔦、ひきつな引綱、みつみのつな、ゆはひつな結綱) つねtn常 つのtn角(「つぬ突」の名詞形、つのかくし角隠) つは/つばth,tb唾(つはき唾) つはth(つはもの、つはものくら兵庫、うつは/wuつは器、wuつはもの器物) つば/つみはtb,tm鍔 つび/つぶ/つむ/つぼtb,tm粒(つぶつぶ粒々;つぶて/たぶて粒テ、つぶら粒ラ*円、つむじ旋風*旋毛;みつぶ/みつぼ水粒)、つふ/つほ/つぼ/すぼth,tb壺(つほすみれ壺菫、つぼみ蕾;あまつほ雨壺、いはつほ岩壺、さかつほ酒壺;つんぼ聾、t-s相通) つまtm妻(つまや嬬屋;はなつま/はなつつま花妻*花嬬) つまtm褄 つま/つめtm爪⇒つ つみtm罪(みつかふつみ身使罪*徒罪) つみtm木石 つむtm舶(ほつむ帆舶*秀舶) つやty艶 つゆty露 つゆty汁 つゆty梅雨 つye杖/ty/ つら/つるtr蔦*蔓*弦*絃(つらを弦緒/蔓緒;あまづら甘葛、かづら、つづら、いはゐつら、たはみつら、ところつら、まさきつら、よさづら/よそづら) つら/つる/つれtr列*連(つるび/つるみ遊牝) つらtr頬*面 つらつら連々 つりtr釣 つるtr蔓*弦(つるうち弦打) つるtr鶴⇒つ つるtr吊(つるぎ剣、つるべ釣瓶) ツルツル ヅルヅル つれづれ連々*徒然
◆--------「つ」3拍語(つ3)
つかさtks司*官(おほつちつかさ大地官、おほとこがつかさ、かみつかさ神司、こほりのつかさ郡司、しろつかさ代官、たかつかさ鷹司、ときつかさ時司、なかつかさ中務、ぬひつかさ縫殿寮、みさとつかさ京職)-つかさ阜*高処(のづかさ野阜) つかひ使者 つがり鎖 つぎて継手 つきひ/つくひ月日 つきめ舂女 つきよ/つくよ月夜 つくし/つくつくしtks土筆 つくみ つくめtkm(かぢつくめ) つくゑ/つくtkwye机(ももとりのつくゑもの百取机) つしもtsm(海藻) つつがttg恙 つつきttk突(きつつき啄木鳥) つづきtdk連属*続 つつこttk玄孫 つつじttz躑躅 つつみ堤 つつみttm障*恙 つづみtdm鼓 つづらtdr黒葛(はまつづら浜葛) つなしtns〔このしろ鰶〕 つなて綱手 つなね葛根 つはきth唾 つばきtbk椿 つばさsa翼 つばめtbm燕 つぶらtb円 つぶれtb禿 つまき爪木 つまで(角材) つまま つまや嬬屋 つみは/つばtm,tb鐔 つむぎtmg紬 つむじtmz飄*旋風 つむじtmz旋毛 つらを弦緒 つるき/つるぎtrk,trg剣(つるきたち剣) つるびtrb連*牝遊
◆--------「つ」4拍語(つ4)
つぶなきtbnk踝(くるぶし踝)
◆~~~~~~~~~~~~~~~「つ」語末
あつ&t熱 あつ厚 いつ何時、うち/うつ内 くつkt沓*履、けつ尻 さつst札 しつst倭文、たつtt龍*辰、つつtt筒、つつtt鶺鴒、なつnt夏、はつht初 ひつht櫃、まつmt松、みつmt蜜 やつyt奴、やつyt谷津(あつ当、うつ打、おつ落、かつ勝、くつ朽、けつ消、すつ捨、たつ立、たつ発、たつ経、つつ伝、まつ待、もつ持、をつ変若);
くづkd屑、たづtd鶴、ひづhd氷頭 みづmd水、wuづwd渦、ゐづwd伊豆、うづwd珍*貴 しづsd垂
--
あきつ&kt蜻蛉 うきつ浮津 うつつ&tt現 かきつ垣内 かたつ/かたづ固唾 かはつ川津 かはづkhd河蝦 くぐつkgt[海女の腰袋] くぐつkgt傀儡 こまつ小松 こみづ漿*おもゆ こもりづ隠処 すみづ清水 てみづ手水 ひさづhsd瑟*大琴 ひとつ ふなづ船津 よろづyrd万  wuつつ/をつつ

 

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◇------------------【ててて】
◆--------「て(te)」1拍語(て1)

て/と豊→とよ
て代

て幣(にきて和幣)
て□(ひらで平瓷*盤、なかて中テ)
で出(ふなで船出、みやで宮出)
◆--------「て」2拍語(て2)
てかてか でかでか でくdk木偶(でくくぐつ木偶傀儡) てこtk梃子 でこdk凸(でこぼこ凸凹、たかひく高低、ぬか/ひたひ額) てこtk手児 てらtr寺 てらてら てるてる照々
◆--------「て」3拍語(て3)
てうす手臼*手碓 てぐすtgs天蚕糸 てぞめ手染 てなへ手萎*攣 てひと手人 てぶり手振 てみづ手水 てらゐ寺井 てをの手斧、
◆~~~~~~~~~~~~~~~「て」語末
あて&t当*質 あで&d艶 うで&t腕 かて/かりてkt,krt糧 かてkt糅 こてkt鏝 こてkt,ko籠手、さでsd小網 しでsd幣*垂 すでsd既、すでsd素手 そでsd袖/まそで真袖 たてtt縦*経 たてtt楯 たでtd蓼 とでtd外出 ぬて/ぬりてnt,nrt鐸/さなきsnk ぬでnd橳/ぬるでnrd白膠木 はてht果 はでhd派手 ひでhd秀 ふでhd筆 ほてht最手 まてmt眞手*諸手 までmd迄 めでmd愛 めでmd目出、ゐでwd,wi堰手*井手*井代
--
あさて麻手 いたて痛手 いだて いづて&dt伊豆手 いへで家出 うなて溝 おきて掟 おくて奥手 おして押手*符 おひて追風 おもて表*面/て? かどで門出 かへで楓 かりて かりて糧/かて くまて隈手 さきで しこて醜手 たぶて/つぶて たまで玉手 たまで玉代 つぎて継手 つなてtnt綱手 つぶて飛礫 つまで[製材] とまて苫手 なかて中手 なかてnkt鰻 ながて長手 にきてnkt和弊 にこて和手 はたで端? はやて/はやちhyt疾風*早手 ひきて引手 ひきで引出 ひらで枚盤*枚手 ふなで船出 ふみて文手 へだて隔 ほたで穂蓼 ほつて秀手 みやで宮出 むかでmkd呉公*百足 むなでmnt空手 よとで夜戸出 をだてヲ楯?

 

        ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

◇------------------【ととと】
◆--------「と(to)」1拍(と1)
◎と人(あづまと東人、すけと/すけっと助人、たびと旅人、ぬすと/ぬすっと盗人、はやと/はやひと隼人)
-ひと人(ひとおと人音、ひとがき人垣、ひとかげ人影、ひとかしら人頭*髑髏、ひとかず人数、ひとき/ひつぎ人棺*棺、ひとくさ人草*人民/あをひとくさ、ひとくに人国*他国、ひとこと人言/まひとごと、ひとごのかみ魁帥*首長、ひところふ儔、ひとたま人魂、ひとつま人妻*他妻、ひととなり、ひとなか人中*衆中、ひとなぶり人嬲、ひとなみ人並、ひとのこ人子、ひとま人間、ひとめ人目*人眼、ひとや人屋*獄;あきひと/あきうど商人、あじろひと網代人、あだひと安太人、あつyeひと、あづまひと東人、あまひと天人、あやひと漢人、あらひとかみ現人神、いはひと/いへひと家人、いもうと妹、いりひと/いりうど入人、うかみひと、うかれひと、うたひと歌人、うちひと、うまひと貴人、おちうど落人、おとうと弟、おほみやひと大宮人、おyiひと老人、おろかひと愚人、かたくなひと頑人、からひと漢人、かりひと狩人、きひと紀人、きびひと吉備人、きへひと、くさひとかた、くにひと国人、くらひと蔵人、くりやひと、くれひと呉人、けひと毛人、こびひと侫人、こまひと高麗人*肥人、さかひと酒人、さかりひと盛人、さつひと猟人、さとひと里人、さぶらひひと、しひと舅、しろひと白人、すまひと須磨人、すゑひと陶人、せひと兄人、そまひと杣人、たひと手人、ただひと、たびひと旅人、ちからひと、ちはやひと千早人、つかひひと、つきひと月人、つくりひと、つねひと常人、てひと手人、とひと外人*鄙人、とほひと/とほつひと遠人、とみひと富人、とらへひと、なひと汝人、なかひと、ながひと長人、ななのかしこきひとたち七賢人、なにはひと難波人、ならひと奈良人、にへひと、ぬすひと盗人、はたひと、はやひと早人、ひきひと、ひだひと飛騨人、ひともしひと火灯人*秉燭者、ふなひと舟人、ふみひと文人、ふみよみひと、ふるひと古人、ほかひひと乞食者、まひと真人、ますひと、まつりごとひと、みかりひと御狩人、まらうど/まれひと客人、みけひと、みちゆきひと道行人、みなひと皆人、みやひと宮人、みやこかたひと、めしうど召人、もとつひと、ももなひと百人、ももふねひと百舟人、もろひと諸人、やけひと宅人、やそwuぢひと八十氏人、やまひと山人、yiにしへひと古人、yiめひと射目人、よひと/よのひと世人、よきひと良人、わかうど若人、わざひと役人、wuぢひと氏人、wuぢひと宇治人、をちかたひと遠方人)
◎と音(おと音、とほと遠音、なみと浪音、ぬなと瓊音*瓊響、よと夜音)-おと音()
◎と外(とつくに外国、とつみや外宮、ととこ外床、とひと外人*鄙人;そ+と外)
◎と鋭*利*砥(といし砥石、とかま利鎌、とぐ砥グ、とげ刺、とごころ、とし鋭シ、とみみ聡耳、とめ鋭目;くちと口疾、こころど疾、こととし言急)
◎と戸*門(とぐち戸口、とつぐ戸接、となみ門波、となめ、とばり戸張*帳、とびら戸平*扉;いたど板戸、かどカ門、かはと川門、くまと隈戸、しまと島門、しりつと後門、とのと殿戸、なると鳴門、ねやと寝屋戸、のみと/のど飲門*喉、ひきと引戸、ほと秀戸*陰門、まへつと前門、みと御戸*陰門/みとのまぐはひ、みと水門/みなと水門*港*湊、よみと黄泉戸)
◎と所(かまど釜処*竈、ねど寝処)-とこ処(ところ所)
◎と跡(あと足跡、からと乾跡)
◎と常(とかげ常影)-とこ常(ときは常磐、とこよ常世*常夜)
◎と鳥(とがり鳥猟、とぐら鳥座、とさか鶏冠、とす鳥栖、とだち鳥立、となみ鳥網、とば鳥羽、とぶさ鳥総、とや鳥屋)-とり鳥(とりかぶと鳥兜;ちどり千鳥、などり汝鳥、はなちとり放鳥、まとり真鳥/まとりすむ、わどり我鳥)
◎と/そ十(みそ三十、やそ八十;とを十)
不明「と」(とひト樋、とむら/たむろ儻)(やま+と山ト;大和)
◆--------「と」2拍語(と2)
とがtg咎(つみとが罪咎) ときtk時(ときどき時々;あかとき/あかつき暁、かたとき片時、しほとき潮時) ときtk鴇 ときtk鬨(かちどき勝鬨) とき/とくtk溶*解(ときべ解部;おびとき帯解、かみとき/かむとき神解*霹靂、ひもとき紐解)-とけ解(かむとけ神解*霹靂、そらとけ空解、ゆきどけ雪解) とぎ/とぐtg伽(よとぎ夜伽) とぎ/とぐtg研*磨 どくdk毒-どくどく毒々 どく/のく/どけ退 とげ棘-とげとげ刺々 とこtk所*床(とこしき床敷*縟、とこへ床辺;あらとこ新床、いはとこ石床、かはとこ川床、ととこ外床、ねどこ寝床、まとこ真床、ゆとこ斎床、ゆとこ/よとこ夜床、ゐどこ居所、をとこ小床) とこtk常(とこみや常宮、とこは常葉、とこやみ常闇、とこよ常夜) トコトコ どこ/どれ/どちら-どこそこ とし/とせts年(としがみ歳神、としごひ祈年/としごひのまつり祈年祭、としふ年経/としふく年深/としふる年古、としより年寄;うるふとし閏年、ことし今年、をととし一昨年;いくとせ幾年、ちとせ千歳、はたとせ廿年、みとせ三年、ももとせ百歳) とじtz刀自(いへとじ家刀自、おもとじ母刀自、ははとじ母刀自) どじdz とちtt土地 とちtt栃(とちかゆ栃粥、とちのき栃木、とちもち栃餅) とち/どちtt共⇒たち とぢ/とづtd閉*綴 とどtd鯔 とねtn刀禰(ひめとね姫刀禰*命婦) とのtn殿*宿(とのと殿戸、とのゐ宿居*侍宿;よとの夜殿) とはth永久 とひ/とyi樋/th,ty/ とひ/とふth問 とびtb鳶 とび/とぶtb飛(とびとび飛々;とび鳶、とぶひ飛火) どぶdb溝 とほth遠(とほと遠音、とほな遠名、とほす/とほる通;まとほし間遠) とまtm苫(とまて苫手、とまぶき苫葺、とまやかた苫屋形) とみ/とむtm止*富 とめtm瞥 ともtm共*伴*友(ともども共々;ともがき友垣、ともだち友達;たみ民、つま夫*妻)⇒たみ ともtm鞆/ほむたhmt(たかとも高鞆) ともtm艫(ともゑ艫絵、ゑとも絵艫⇔へ舳) とよty豊(とよあきつしま豊秋津洲、とよあしはら豊葦原、とよかしまのみや豊香島宮、とよくさ豊草、とよさかのぼり豊栄登、とよのあかり豊宴*豊明、とよのあそび豊遊、とよのとし豊年、とよはたくも豊旗雲、とよへつひ豊竈、とよほく、とよみき豊御酒)-て/と(てしま/としま豊島) とよ/どよty,dy(とよむ響-とよもす) とらtr虎 とり/とるtr取(とれとれ;とりこ取子*虜) とり/とるtr鳥⇒と トロトロ どろdr坭-どろどろ

◆--------「と」3拍語(と3)
とかげ常影 とかげtkg蜥蜴 とかま利鎌 とかりtkr鉾*鋒/ほこ矛 とがり鳥猟 ときはtkh常磐 とぐら鳥座 とこはtkh常葉 とこへ床辺 とこよ常夜 とこよ常世 ところ所 とさぢ土佐道 とつぎttg門継*交接 とときttk蔘 とどみtdm満潮 ととろttr轟/ととろき となみ門浪 となみ鳥網 となめ門舐*臀呫 となりtnr隣 とねりtnr舎人(とねりこ舎人子) とのと殿戸 とのへ外重 とのゐ宿居*侍宿 とばり戸張*帳 とひと外人*鄙人 とびら戸平*扉 とぶさ鳥総 とぶひ飛火 とほと遠音 とほな遠名 とばり戸張*帳 とひと外人*鄙人 とびら戸平*扉 とぶさ鳥総 とぶひ飛火 とほと遠音 とほな遠名 とまて苫手 とまり泊 とむら/たむら/たむろtmr儻 とりこ取子*虜 とろろ(とろろいも薯蕷)
◆--------「と」4拍語(と4)
◆~~~~~~~~~~~~~~~「と」語末
あと&t足跡、いと&t糸、おと&t,to音、おと&t弟、ことkt言、ことkt事、ことkt琴、さとst里、しとst尿、せとst瀬戸、せとst狭門 そとst,to外、つとtt苞、つとtt夙 はとht鳩 ひとht人、ほとht陰、まとmt的、みとmt水門、みとmt御門、もとmt本*元、よとyt夜音、

うど&d独活、かどkd門、かどkd才*角、かどkd鎬、きどkd木戸*柵戸、とどtd鯔*禺々、などnd等、ねどnd寝処、のどnd喉、へどhd反吐、ほどhd程 ほどhd火床、まどmd窓、やどyd宿、よどyd淀、ゐどwd井戸、
--
あさと朝戸 いたと板戸 いはと岩戸 いろど&rd,to弟妹 うちと内外 おとうと弟 おびと&bt首 おほと おもと&mt万年青 おもひど思処 かなと金門 かはと川門 かひど飼所 かぶとkbt兜 かまど釜処*竈 からと乾跡 きひと紀人 くちど口疾 くひど食跡[虫が刺した跡] くまとkmt隈ト くみど奇御戸 くみど汲所 けことkkt,ke餉事*餔 けひとkht,ke毛人 こととktt事跡 ことどktd絶妻之誓 こもりどり処 さねどサ寝処 したど舌疾[早口] しとと鵐 しなと しひと舅 しまと島門 しもとsmt楚*楉/すはye そほどshd案山子 たちど立処 たひと田人 たびと旅人 たもと手本 とのと殿戸 とひとtht鄙人 とほと遠音 なおと汝音 なびと汝人 なみと波音 なると鳴門 ぬなとnnt瓊音 ねやど寝屋 のみと喉 ふしど臥処 ふなと岐 ふもとhmtフ本*麓 へひとhht,he食封 まこと真事*誠 まひと真人 みあと御跡 みかどmkdミ門*帝 みことミ言*命 みさとミ里*京師 みなと港 みもと御許 むらとmrt腎 めこと目言 めのとmnt乳母 やまとymt山処*大和 ゆふと夕ト よごと寿詞 よごと善事 よひと世人 よみどymd黄泉戸 をのとwnt斧音 をひと夫人

 

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◇------------------【ななな】
◆--------「な(na)」1拍語(な1)
◎な/に/ぬ/ね/の土*丹*泥*野(な土、なゐnw,tw田居*土居/なゐふる地震、なだれndr土垂*雪崩、へなhn埴)-(に丹*土、にぬり丹塗、にのほ丹秀、にはnh庭、にふnh丹生、にほひnhh匂;あかに赤丹*赤土、あをに青丹*青土、さに/さにぬり丹塗、しはに下埴、しらに白土、そほにshn、はつに、はにhn埴/はにもの埴物/はにわ埴輪)-(ぬnu野*沼、ぬた野田*沼田、ぬまnm沼、ぬなは、こもりぬ隠沼、をぬ小沼)-(ねne峰;ねろ:をね)-(のno野;おほの大野、さの狭野、ひらの平野、をの小野)
◎な/ぬ/ね寝(なす寝ス)-(あひぬ相寝、こひぬ恋寝、まきぬ枕寝、よりぬ依寝、ゐぬ率寝)-(ねど寝処、ねどこ寝床、ねま寝間、ねや寝屋*閨;あさねかみ朝寝髪、うきね浮寝、たびね旅寝、まるね/まろね丸寝)
◎な/ぬ/ね泣*鳴(なく鳴ク、なす鳴ス、なる鳴ル、なるかみ雷神*鳴神、なるさは鳴沢、なると鳴門)-(ぬる鳴ル)-(ねne音、ねいろ音色、ねなく哭泣*音泣)
な生*成(なす生ス、なる生ル)
な無(なし無シ/みなしかは水無川;かむなつき神無月、ことなぐし事無酒、みなせ水無瀬/みなせかは水無瀬川、みなつき水無月、もとな本無?)-なむ無()
な汝(なおと汝弟、なせ汝背、などり汝鳥、なにも汝妹、なね汝姉、なびと汝人*汝者、なむち汝貴、なれ汝)
な菜(あさな朝菜、あぶらな油菜、あまな甘菜、あをな青菜、かはな川菜、からな辛菜、はまな浜菜、みづな水菜、わかな若菜;なたね菜種、なのはな菜花)
な魚(なつぼ魚壺、なをけ魚桶;いさな鯨、さかな酒魚、まな真魚*魚、やまな山魚)
な名(なしろ名代、なまへ名前;あざな字、とほな遠名)
な中(なか中処*中;さかなゐ坂中井、ぬなくら渟中倉、ぬなはら渟中原)
な刃(なぎ/なぐ薙、なた鉈;かたな片ナ*刀)
な波*浪(なぎさ波象*渚、なをり波折)-なみ波*浪(なみと浪音、なみよけ波除;かはなみ川並/川次、となみ門波、はなみ歯並、やまなみ山並)
な夏(なごし夏越)
な南(なぎそ南木曽)
◎な人(おきな老夫*翁、おみな/おうな老女*媼、をみな女、おとな大人、せな兄ナ*夫、をぐな童男)
不明「な」(なたね菜種、なのはな菜花、あぶらな)(あさなあさな/よなよな、いさな鯨、かたな刀、こな粉、さかな魚、すな砂、なしほ魚塩)
◆--------「な」2拍語(な2)
なかnk中(なかて中手、なかば中半;さなか最中、せなか背中、たなか田中、のなか野中、ほなか火中、まなか真中、もなか最中、よなか夜中) なかなか中々 ながng長(ながなが長々;ながい長寝、ながこひ長恋、ながし長シ、ながち長道、ながて長手、ながめ長雨、ながや長屋;たなが/てなが手長、としながし年長、とほながし遠長、ひなが日長、よなが夜長、をなが尾長) なき/なくnk泣*鳴(よなき夜鳴;なきめ泣女) なぎ/なぐng凪(あさなぎ朝凪、ゆふなぎ夕凪) なぎng,na梛 なぎ/なぐng薙(なぎかま薙鎌、なぎなた薙刀)⇒な なぎng巫(かみなぎ/かうなぎ神巫) なぎ/ねぎng,ki水葱⇒き葱 なぐng慰(なぐさ慰サ) なげ/なぐng投(なげや投矢;みなげ身投) なごng和(なごや) なしns梨(やまなし山梨) なし/なすns做(ききなし聞做、とりなし取做、みなし見做、もてなし持做、ゐなし居做) なすns茄子/なすびnsb(あかなす赤茄子、ながなす長茄子、はまなす浜茄子*浜梨*玫瑰) なぜnz何故-なぞ謎("なにそ"の縮約形) なたnt鉈(なぎなた薙刀;かたな刀) なだnd灘 なつnt夏(なつそ夏麻*夏衣) などnd等("なにと"の縮約形) なな/なぬ/なのnn七(ななせ七瀬、ななへ七重、ななよ七夜、ななよ七代、なぬか/なのか七日) なにnn何 なはnh縄(ぬなは沼縄*蓴、なはのり縄海苔;しめなは標縄/注連縄、しりくめなは、はへなは這縄*延縄、ひだりなは左縄) なは/なへnh苗(なはしろ苗代;なへいろ苗色、なへき苗木、なへくさ苗草;さなへ早苗、むらなへ群苗*村苗*占苗m3418) なばnb〔鎮西語〕/くさひら/たけ茸/きのこ なへnh萎(あしなへ足萎/蹇、あしなへく躄、てなへ手萎/攣) なべnb菜瓶*鍋(あしなべ足鍋、てなべ手鍋) なほnh直(なほす/なほる直、なほび/なほみ直毘、なほらひ直会;まなほ真直) なまnm生(なまめく、なまなまし生々シ、まなつめ爪、なまはぢ生恥) なみ/なむ/なるnm波*並⇒な なむ/なめnm舐/たぶ食(かみなめ/かんなめ神嘗、にひなめ新嘗、となめ臀舐*臀呫) なやny納屋 なよny模(なよたけナヨ竹、なよなよ) ならnr楢(こなら) なりnr業(なりはひ) なり/なるnr鳴(なりや鳴矢*響矢、なると鳴門) なりnr(うはなり後妻*上女?) なれnr汝⇒な なゐnw地震⇒な
◆--------「な」3拍語(な3)
なおと汝弟 ながさ長サ なかだ中ダ なかち中チ ながち長道 なかて中テ なかて鰻 ながて長手 なかば中半 ながめ長雨 ながめ眺 ながや長屋 なぎさ波象*渚 なきめ哭女 なぐさ慰(こころなぐさ心慰) なげき嘆 なげや投矢 なごや和、なごり名残、なさけ情、なしほ魚塩(なしほのところ魚塩地) なづきndk脳髄(ほねの「なづき」骨髄) なつそ夏麻*夏衣 なつの夏野 なつめntm棗 なとり汝鳥、ななせ七瀬、ななへ七重、ななよ七夜*七夕 ななよ七代 なにも汝妹 なぬか/なのか七日 なびき靡 なびと汝者*汝人、なほび直毘、なまけ懶*怠、なます膾/ぬた(あをなますnms青鱠、きもなます肝鱠、ぬたなます) なまりnmr鉛*錫、なまり訛、なみた/なみだnmd涙、なみと浪音、なむちnmt汝貴*汝 なよしnys鯔 ならぢ奈良道 なりや鳴矢*響矢 なると鳴門、なをり波折、
◆--------「な」4拍語(な4)
なでしこ撫子 なはしろnhsr苗代(なはしろた苗代田)
◆~~~~~~~~~~~~~~~「な」語末
あな&n己 あな&n穴 いな&n鯔 うな&n項 かなkn金 かなkn鉋、かなkn仮字、かなkn哉、こなkn粉 こなkn小魚/こなぶね しなsn階*品 しなsn科 すなsn砂 せな/せなな/せなのsn夫*兄 たなtn棚*店 ちなtn千名 つなtn綱 にな/みなnn,mn蜷 はなhn花 はなhn鼻*洟 はな/はたhn,ht端 ひなhn雛 ひなhn鄙*夷 ふな/ふねhn舟 ふなhn鮒 まなmn真魚 みなmn皆 みなmn蜷 むな/むねmn胸 やなyn簗 yiな/yiね稲/yn/ yeな胞衣/yn/ わなwn罠*羂  wuな海/wn/
--
あざな&zn字 あだな&dn綽名 いさな&sn鯨 いはな岩魚 うてな&tn台 おきな翁 おとな大人 おほな大魚/おほなぶね おみな/おうな媼 かたな刀 かひなkhn腕 くひなkhn水鶏、さかな酒菜*魚 しひなshn粃 たかな高菜/大芥菜 つひな追儺 なづなndn薺 にひな新字 みづなmdn水魚 むじな/うじなmzn,&zn狢 やまな山魚 をぐなwgn童男 をさなwsn幼 をみな/おんな女

 

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◇-------------------【ににに】
◆--------「に(ni)」1拍語(に1)
に丹(にふ丹生、をにふ小丹生-おんふ遠敷)
に/ぬ瓊(やさかに八尺瓊;ぬなと瓊音*瓊響、ぬほこ瓊矛)
に/の荷(にくるま荷車、になふ、にもつ荷物;のさき荷向*荷前;あしに葦荷、うはに上荷、うまに馬荷)
に兄(あに兄、ye/せ兄)cf.ね姉
に似(にす似ス、にる似ル;そらに空似)
に煮(にこごり煮凝、にこやし/にこよし煮凍、にしめ煮染、にたき煮炊、につけ煮付、にもの煮物、にる煮ル;ゆに湯煮)
◆--------「に」2拍語(に2)
にえn&錵 にきnk和(にきしね和稲、にきたへ和栲、にきたま、にきため、にきて和幣、にきはだ、にきめ和藻、にきゑみし)-にこnk柔*和(にこにこ;にこくさ柔草、にこて柔手、にこや柔ヤ) にくnk憎*難(にくし憎シ、にくむ憎;みにくし醜シ) にくnk肉 にぐ/にげng逃(いひにげ言逃、くひにげ食逃、よにげ夜逃) にしns西 にしns螺(あかにし赤螺、たにし田螺)-にな/みなnn,mn蜷(いそにな磯蜷、かはにな川蜷、wuみにな海蜷;みなのわた蜷腸) にじ/ぬじ/のじnz虹 にじ躙 にす/にせ/にる似*偽 ニタニタ につ問責 にの/ぬのnn布 にはnh庭(にはき庭酒、ゆには斎庭)-ばba場 にはnh(にはか俄、にはかあめ俄雨、にはし俄シ;やには彌俄x屋庭*矢庭) にひnh新(にひし新シ、にひくさ新草、にひくはまよ新桑繭、にひさきもり、にひす新巣、にひたまくら手枕、にひなへnhnh新嘗、にひなめnhnm新嘗、にひはだ新膚、にひはりnhhr新墾、にひみや宮、にひむろ室、にひも新喪)-にふ新(にふなみ/にふなめ新嘗)-にへnh贄(にへす、にへとの贄殿、にへひと贄人;いけにへ生贄、おほにへ大贄) にべnb鮸 にほ/みほnh,mh鳰(にほどり鳰鳥/みほどり) にむ/にる睨 ニヤニヤ にら/みらnr,mr韮(おほみら、かみら、くくみら茎韮、こみら、たたみら、なめみら) にる煮 にれnr楡(もむにれ)
◆--------「に」3拍語(に3)
にきて和幣(あをにきて青和幣、しろにきて白和幣) にきめ和藻 にしきnsk錦(からにしき唐錦、こまにしき高麗錦) にぬり丹塗 にのほ丹穂*丹秀 にはき庭酒 にひす新巣 にひも新喪 にほひ匂*丹(はなにほひ)
◆--------「に」4拍語(に4)
にしごり/にしごりべ錦織部
◆~~~~~~~~~~~~~~~「に」語末
あに&n兄 おに&n鬼 かにkn蟹 くにkn国 さにsnサ丹 しにsn死 そにsn鴗 たに/たりtn,tr谷 だにdn蜱 ちに/ちぬtn海鯽 なにnn何 はに/へなhn埴/はにわ埴輪 べにbn紅 やにyn脂 わにwn鰐、wuに雲丹/wn/
--
あかに赤丹 あをに青丹 うはに&hn上土 しはにshn,ni底土 しらにsrn白土 なかつに中つ土 はつに端土 ひぢにhdn泥土 まはに真埴 やさかにni八坂瓊 やほに八百土:あしに葦荷 たがね/たがにtgn鏨

 

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◇-------------------【ぬぬぬ】
◆--------「ぬ(nu)」1拍語(ぬ1)

ぬ/ね寝(ねや寝屋*閨)
ぬ/の野(ぬつち/のつち野槌;のなか野中、のび野火、のびる野蒜、のへ野辺、のもり野守、のやき野焼、のやま野山、のわき/のわけ野分;おほの大野、かやの草野、きしの岸野、しめの標野、なつの夏野、ひらの枚野、やまの山野、をの小野)
ぬ塗*濡*滑(ぬし塗師、ぬる塗ル*濡ル)
ぬ練(こぬ-こねる、つぬ-つねる、ひぬ-ひねる)
ぬ沼(こもりぬ籠沼、をぬ小沼)-(ぬま沼、みぬま水沼)
ぬ温(ぬくし温シ、ぬるし温シ)
◆--------「ぬ」2拍語(ぬ2)
ぬえn&,ny鵺 ぬかnk額(「でこ/ぬか/ひたひ額」、ぬかがき額書*楼額、ぬかかみ額髪;ぬかづく頓) ぬかnk糠(ぬかあぶら糠油、ぬかか糠蚊、ぬかづけ糠漬、ぬかみそ糠味噌;あらぬか麁糠、こぬか小糠、すりぬか磨糠、もみぬか籾糠) ぬき/ぬぎ/ぬく/ぬぐ/ぬけnk,ng貫*抜*脱(ぬきす貫簀;けぬき毛抜、てぬき手抜、にぬき煮抜、はぬき歯抜、ほねぬき骨抜、めぬき目抜、ゐぬき居抜)-ぬけnk抜(かごぬけ籠脱、つつぬけ筒抜、もぬけ身抜*蛻、わぬけ輪抜) ぬきnk緯*横(たてぬき経緯) ぬくnk温-ぬくぬく ぬけぬけ ぬさns幣(おほぬさ大幣、きりぬさ切幣、しつぬさ倭文幣) ぬしns主(あがたぬし縣主、おほくにぬし大国主、かむぬし/かんぬし神主、たぬし田主、ちぬし乳主、なぬし名主、にぬし荷主、ふつぬし経津主、へぬし戸主、やぬし家主、やまぬし山主、yiはひぬし斎主)-うし&s大人(うし大人、すずのやのうし鈴屋の大人、うしはく領) ぬしns塗師 ぬたnt垈*觘(ぬたはだ) ぬたnt鱠 ぬて/ぬりてnt,nrt鐸 ぬで/ぬるでnd白膠木 ぬのnn布(ぬのたけ布竹、ぬのしき布敷、ぬのぢ布地、ぬふ縫) ぬひ/ぬふnh縫/なふ/なはnh綯(ぬひつかさ縫司、ぬひめ縫女、ぬひめ縫目;たてぬひ楯縫) ぬまnm沼⇒ぬ ぬみnm要害
ぬら/ぬり/ぬるうnr塗(ぬらぬら;にぬり丹塗;ぬるし漆、ぬるで白膠木、ぬるぬる)-うる&r(うるし漆、うるうる)
◆--------「ぬ」3拍語(ぬ3)
ぬかご/むかごnkg,mkg零余子 ぬきす貫簀 ぬなとnnt瓊音*瓊響 ぬなはnnh沼縄*滑縄*泥縄*蓴 ぬひめ縫目 ぬひめ縫女 ぬぼこ瓊矛 ぬりて/ぬて鐸("ぬて"は縮約形) ぬりで/ぬるでnrd白膠木
~~~~~~~~~~~~~~~「ぬ」語末
きぬkn絹*衣、くぬkn(くぬぎ椚)、けぬ/けの毛野、さぬsnサ寝、すぬsn拗、ちぬtn茅渟、つぬ/つのtn角、つぬtn血沼、ひぬhn陳、わぬwn我、ゐぬ/ゑぬwn犬、をぬwn小沼、
うきぬ浮沼 かくれぬ隠沼 こもりぬ籠沼

 

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◇-------------------【ねねね】
◆--------「ね(ne)」1拍語(ね1)
ねne〇(ねのくに)
ね姉(ア接語:あね、なね汝姉、cf.に兄)
ね音(ねなく音哭;みね御音*哀哭)
ね値(ねうち)
ね根?(ねこじ根掘、ねじろ根白、ねせり根芹、ねつけ根付、ねだやし根絶、ねぬなは根蓴菜、ねわけ根分;かやね草根*萱根、くさね草根、つなね葛根)
ね峰(ねごし嶺越、ねら峰ラ、ねろ峰ロ;ありね在峰、しらね白峰、たかね高嶺、みね御峰*嶺、をね尾峰*緒峰*小峰)
不明「ね」(かきね垣根、きね杵、しまね島根、すね脛、そね埣、はね羽根、ひこね彦根、ふね舟、ほね秀根*骨、まよね眉根、むね身根*胸、やね屋根、をね峰根)
◆--------「ね」2拍語(ね2)
ねぎng,ki葱⇒き ねぎng禰宜 ねぎ/ねぐng労*禰疑(ねぎの禰疑野:豊後!直入郡) ねこnk猫 ねずnz鼠/ねずみnzm ねずnz杜松 ねぢnd螺子 ねちねち ねばねば ねぶ/ねむnb,nm合歓木 ねり/ねるnr練(うねる/くねる/こねる/ごねる/すねる/つねる/ひねる)
◆--------「ね」3拍語(ね3)
ねがひ願 ねこじ根掘 ねざめ寝覚 ねじろ根白 ねずみ鼠 ねどこ寝床*蓐 ねやど寝宿 ねらひ狙

◆~~~~~~~~~~~~~~~「ね」語末
あね&n姉/なねnn汝姉、かねkn金、かねkn鐘*鉦、きねkn杵、きねkn木根、さね/たねsn,tn種*核、すねsn臑*臑、すねsn髄、そねsn磽*埣、つねtn常、とねtn利根、とねtn刀根*刀禰、はねhn羽根*羽、ひねhn陳、ふねhn舟、ほねhn骨、まねmn真似、みねmn峰*御峰、みねmn御音*哀哭、むねmn胸、むねmn棟、むねmn旨、やねyn屋根、yiねyn稲/しねsn、よねyn米、wuね畝/wn/、をねwn尾根*峯根、
--
あかね赤根*茜 あたね&tn ありね在根 いはね岩根 いひね&h飯根 いろね/いろせ&r うきね浮根 うなね&n,wn項根 おほね大根 かきね垣根 かばねkbn姓 かばねkbn尸 かやね萱根*草根 きつねktn狐 きねねknn杵根 くがね/こがねkgn,ku黄金 くさねks草根 こだねtn木種 しひねshn瘤 しまねsm島根 しらね白嶺 すくねskn宿禰 たかねne高嶺 たがねtgn鏨 たがねtgn飴 たびねtbn,ne旅寝 ちふね千舟 つなねtn綱根*葛根 はねha羽根 まかね真金*鉄 まよねmy眉根 まろね丸寝 むざねmsn,mu身サネ もふねmo,hn喪舟 ゆたねtn斎種 よふねhn夜舟 をぶねhn小舟

 

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◇-----------------【ののの】
◆--------「の(no)」1拍語(の1)
の/ぬ野
の乗*伸(のす伸ス、のぶ伸ブ、のる乗ル)
の箆()
◆--------「の」2拍語(の2)
のきnk軒(のきした軒下、のきば軒端) のぎ/のげng禾*芒(「はしか」とも) のぎng鯁 のく/のけ/どく退 のこnk鋸 のしns伸*熨斗(まのし、ゆのし湯熨) のしのし のそのそ のたのた のちnt後(のちのち後々、のちせ後瀬) のどnd喉(「の飲*呑+と戸*門」〔「のみど飲門」の約ではない〕) のび/のぶ/のべ伸 のみnm蚤 のみnm鑿 のみ/のむ飲*呑 のらnr野良 のりnr海苔(ふのりフ海苔) のりnr糊 のり/のるnr告*法*則(みのり御法) のり/のるnr乗*伸-のりのり乗々 のろnr祝女*巫女 のろnr(のろシ、のろのろ)
◆--------「の」3拍語(の3)
のさきnsk,no荷向 のぞみnzm望 のちせse後瀬 のなか野中 のびるnhr野蒜 のぼり上*登 のみど/のどnmt飲門*喉 のもり野守 のやま野山 のろしnrs狼煙*烽火
◆~~~~~~~~~~~~~~~「の」語末
おの&n己 くのkn久野、さのsn,no狭野、しのsn篠*小竹、そのsn苑*園、ちのtn茅野、つのtn角、とのtn殿、ぬのnn布、ひのhn日野、ほのhn仄、みのmn蓑、ものmn者、もの物、よのyn与野、をのwn斧、をのwn小野、
--
あきの秋野 あさの浅野 あらの荒野 いりの入野 おほの大野 かたのktn,no堅箆/さびのsbn錆箆/さはしのshsn醂箆 かやの草野 きしの岸野 けものkmn毛物 しげのsgn茂野 しめのsmn標野 せなのsnn てをのtwn手斧 なつの夏野 はなの花野 ひらのhrn枚野 ふゆのhy冬野 やまのym山野 よどのyd夜殿

 

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◇-----------------【ははは】
◆--------「は(ha)」1拍語(は1)
◎は/ひ/ふ/へ/ほ端*辺(はし/はした端、はた/はな端-かはばた川端/ふなばた舟端/みちばた道端///ゐどばた井戸端、はつ初、はて果、はやま端山、はず筈/やはず矢筈/ゆはず弭、はな鼻、はな花、はもの端物)
-(ひこ孫-ひひこ曽孫、ひさ久、ひこ彦、ひぢ曽舅、ひな鄙、ひび罅、ひま暇*隙)-ひな鄙(ひなさかる、ひなつめ鄙女、ひなぶり鄙振、ひなへ鄙辺、ひなもり鄙守)
-(ふ経;ふた蓋、ふち縁)
-(へた蔕*辺、へだて隔、へつく辺著、へなみ辺波、へり縁*辺;あずへ、ありそへ荒磯辺、いけへ池辺、いそへ/おしへ磯辺、いつへ何時辺、いづくへ何処辺、うはべ上辺、おきへ沖辺、かたへ、かはへ川辺、かみへ上辺、くにへ国辺、こしへ、しまへ島辺、しもへ下辺、しりへ後方、すくへ、すめらへ皇辺、すゑへ末辺、そきへ、たにへ谷辺、つくしへ筑紫辺、とこへ床辺、とこよへ常世辺、なにはへ難波辺、のへ野辺、はまへ浜辺、はるへ春辺、ひなへ鄙辺、まへ目辺、まくらへ枕辺、みちのへ道辺、みねへ峯辺、みやこへ都辺、もとへ本辺、やまへ山辺、yiにしへ古辺*去辺、ゆくへ、ゆふへ夕辺、よるへ寄辺、wuのはなへ卯花辺、wuみへ海辺、をかへ岡辺)-(へつかい辺櫂、へつかぜ辺風、へつなみ辺波、へつへ辺辺、へつも辺藻、へつもは辺藻葉)-まへ目辺*前(まへつきみ、まへつと前門;おほまへ大前、ひろまへ広前、をまへ小前)
-(ほか外*他、ほかす放*棄、ほとり辺、ほる放*棄)
◎は/ほ妙*秀(はし柱*橋、はゆし:カ接:かはし、かはゆし、ク接:くはし、コ接:こほし)
-ほ秀(ほくら神庫/ほこら祠、ほつくに秀国/ほつまくに秀真国、ほつたか秀鷹、ほつて秀手、ほつま秀真/ほつまくに秀真国、ほつめ秀藻*最勝海藻、ほつye秀枝*末枝;いはほ岩秀*巌、かきほ垣秀、たくのほ𣑥秀、なみのほ波秀、にのほ丹秀、ほのほ火秀、まほ真秀)-まほ真秀(まほら/まほらま/まほらば真秀、まほろ/まほろま/まほろば真秀場)
-ほ穂(ほさき穂先、ほた穂田、ほたち穂立、ほたで穂蓼、ほむき穂向;たくのほ栲穂、たりほ垂穂、ちほ千穂、なみのほ浪穂、にのほ丹穂、ぬきほ、ほのほ火穂、みづほ水穂*瑞穂、もろほ諸穂、やつかほ八握穂、わさほ早稲穂)
-ほ帆(ほつむ帆舶、ほばしら帆柱;しらほ白帆、ふなほ船帆、まほ真帆)
◎は歯(はがみ歯噛、はぎりし歯軋、はぐき歯茎、はなみ歯並;きば牙歯、みづは水歯*瑞歯、むしば虫歯)
-は羽(はかぜ羽風、はがひ羽交、はぐくむ羽包、はね羽根、ははや羽羽矢、ははわし羽羽鷲/あまのははわし、はぶく羽振、はふり羽触;あをは青羽、さしは指羽*翳、とば鳥羽、をは尾羽)
-は葉(はかぜ葉風、はわら葉藁/はわらかみ葉藁紙;おちば落葉、くさは草葉、くずは葛葉、このは木葉、ちば千葉、とこは常葉、もとは本葉、やそば八十葉)
-は刃(はがね刃金*鋼/たまはがね玉鋼;かたは片刃、もろは諸刃、やきは/やいば焼刃)
は(尖)(はぎ脛、はし箸、はし嘴、はしご梯、はしら柱、はり針)-はし嘴*箸(くちばし嘴、つるはし鶴嘴)-はせ嘴*箸(をはせかた男茎形)
は母(はは母)-ば婆(ばば婆)
不明「は」(はいる入、は+さま間、は+さむ狭/は+さみ鋏、は+つき葉月*八月)(なかば中半、みつは水ハ*罔象)
◆--------「は」2拍語(は2)
はえh&南風 はかhk墓(はかいし墓石、はかもり墓守;あらはか荒墓、あをはか青墓) はかhk計(あさはか浅慮、かりばか刈計、みちはか道計;はかばかし、はかどる、はかる-はかり秤) はが/はごhg黐竿 はきhk吐(つばき唾吐) はきhk穿*履(たてはきtthk帯刀、むかばきmkhk行縢) はぎhg脛("はばき"の縮約稀有;つるはぎ鶴脛、ふくらはぎ脹脛、むかはぎ向脛、やつかはぎ八束脛)⇒はばき はぎhg萩*芽子(はぎはら萩原;あきはぎ秋萩、さきはぎ先萩、はつはぎ初萩*早芽子、みそはぎ溝萩、めどはぎ〇萩、わさはぎ早萩) はぎhg矧*接(つぎはぎ継接、やはぎ矢接*矧) はけhk刷毛 はげhg禿(あかはげ赤禿) ばけbk化*術 はこhk箱(はこには箱庭;てばこ手箱、ひばこ火箱、ふばこ文箱) はごhg黐擌 はさhs稲架 はしhs端-はしばし端々⇒は はしhs橋*柱(はしご梯、はしら柱/ほばしら帆柱、をはしら男柱;うきはし浮橋、かけはし懸橋、きざはしkz,kd階、さるはしsr猿橋、さをばし/をばし小橋、すはしsu簀橋、たなはしtn棚橋、つりばし吊橋) はしhs箸(ひばし火箸)⇒は はしhs嘴⇒は はしhs端⇒は はじ/はぜhz櫨〔蝋原料〕(はぜのみ櫨実;やまはぜ山櫨)⇒はにしhns櫨 はすhs蓮(ひし菱/はなびし花菱、へそ/ほそ/ほぞhs,hz臍/ほしhs星)-はちすhts(はちすのね蓮根、はちすのみ蓮実、はちすは蓮葉;はなはちす花蓮) はすhs斜(はすかひ斜交、はすむかひ斜向) はす/はそhs鰣 はずhz筈*弭(うらはず末弭、つのはず角筈、もとはず本弭、やはず矢筈、ゆはず弓筈*弭) はせhs長谷 はせhs玉茎*男茎(をはせ/をはせがた男茎形) はせ/ばせhs,bs(おくればせ;かほばせ/かんばせ顔、こしばせ腰、こころばせ心) はぜhz鯊 はぜhz櫨/はじ はぜhz鉤(こはぜ) はたht(かきつばた杜若*垣ツ幡〔木村〕)
◎はたht機*服*幡*秦(はたをり機織/はとり/はとりべ服部、はたや機屋*服屋;かにはた/かむはた綺〔錦に似て薄い織物〕、しづはたsd賤機、たかはた高機、たなはたtn棚機*七夕/おとたなばた、むしろはたmsr筵機、ゆひはた結幡/ゆふはた結機)-はとりhtr(はとりべ服織;あなはとり&n穴織、あやはとり&y漢織、かむはとりkm神織、くれはとりkr呉織)
◎はたht秦(はたべ秦部、はたwuぢ秦氏) はたht幡*旗
◎はた/はたけht,htk畑*畠(はたこ畑子;あははた粟畑、やきはた焼畑) はた/はなht,hn端⇒は はたht鰭 はた/ふた/ふつht二(はたつ/はたち;ふたあや二綾、ふたうた二歌、ふたおも二面、ふたおや二親、ふたかみ二神、ふたかみ二上、ふたき二寸、ふたきだ二分*二段、ふたくさ二種、ふたご双子、ふたこころ二心、ふたこもり二籠*双納、ふたさや二鞘、ふたたび二度*二遍、ふたつら二貫、ふたな二名、ふたならぶ二並、ふたはしら二柱、ふたへ二重、ふたまた二俣/ふたまたふね、ふたゆく二行、ふたよ二世*二代、ふたよ二夜、ふたり二人、ふたわたる二渡)-(ふつかhtk二日) はたht端⇒は
◎はだ/はぢhd開*恥*膚*肌(はだく/はだかる/はだける;はだか裸、はだし裸足、はだへ膚、はだれ;ひはだ檜皮*檜膚:きはだ黄肌、こはだ木皮、さめはだ鮫肌、とりはだ鳥肌、にこはだ和肌、ひはだ檜皮、もろはだ諸肌) はだhd(はなはだ、はなはだし甚シ) ハタハタ バタバタ パタパタ はちht蜂(こしほそはち腰細蜂、じがばち似我蜂、ゆするはち土蜂) はちht鉢(漢語か;はちまき鉢巻) はぢhd恥 バチバチ パチパチ はつht初(はつあきかぜ初秋風、はついひ初飯、はつかり初雁、はつくに初国/はつくにしらす、はつこゑ初声、はつしも初霜、はつたり初垂、はつとがり初鳥狩、はつに初土、はつに初荷、はつね初音、はつはぎ初萩、はつはな初花、はつはる初春、はつほ初穂、はつもみぢば初黄葉、はつゆき初雪、はつをばな初尾花) はつht(はつこ/はつはつこ後裔*裔) はつht僅(はつかに、はつはつに) はつ/はとht(はつこ、はつはつこ、はとこ再従兄弟) はてht果 ばて(ばてる) はとht鳩*鴿(はとふね鴿舟:いへはと家鳩、やまはと山鳩) はなhn花(はなかず花数、はなかつみ、はなかづら花縵、はなくはし花細、はなごめに、はなすすき花薄、はなたちばな花橘、はなつま/はなつつま花妻*花嬬、はなにほひ、はなの花野、はなはちす花蓮、はなびら花弁、はなぶさ花房*蕚、はなもの花物、はなゑみ花咲;かほはな顔花、くずはな葛花、このはな木花、さくはなの咲花、さくらはな桜花、さゆりはな、つはな茅花、つつじはな、つねはな常花/つねはつはな、はつはな、はるはな春花、ひさごはな、みづはな、ゆふはな木綿花、wuのはな卯花、をばな尾花) はなhn鼻*洟(はなくそ鼻糞、はなげ鼻毛/はなげかり、はななはnh鼻縄、はなばしら鼻柱、はなびしびしに、はなふhnh,hu鼻嚏、はなふくら小鼻、はなみづ鼻水*洟) はなhn端⇒は はにhn埴/つち土(は?+に土*丹;はにし/はじ埴師/はにしべ埴師部、はにつち埴土、はにふ埴生、はにへhnh,he埴瓮、はにま土馬、はにもの埴物、はにわhnw,wa埴輪;しはに下埴、まはに真埴) はねhn羽 はばhb幅 はひhh灰(はひや灰屋*塚*這屋、はひよけ灰除) はひ/はふ/はへ/はほhh這*延(はひのる這上、はひまつ這松、はひや這屋*灰屋*塚、はひわたる;よはひyhh,yo代延*齢)-hh(はふくずの延葛、はふつたの、はふむし昆虫/はふむしのわざはひ;いはふイ這、ねはふ根這、はらはふ腹這、まくずはふ真葛這、wuらはふ)-(はへなは這縄*延縄)-(はほまめ這豆、みねはほくも峰這ホ雲) はひ/はへhh蠅(さばへ五月蠅/さばへなす) はぶhb波布-はみhm蝮-へびhb蛇(からすへみ烏蛇、こへみ小蛇、にしきへみ錦蛇、よつのへみ四蛇) はまhm浜(はまかぜ浜風、はますどり浜渚鳥、はまつちどり浜千鳥、はまつづら、はまつと浜苞、はまな浜菜、はまなみ浜波、はまび浜傍、はまひさぎ浜楸*浜久木、はまべ浜辺、はままつ浜松、はまも浜藻、はまゆふ浜木綿、はまをぎ浜荻;しらはま白浜、をばま小浜) はもhm鱧 はやhy早*速(はやうま/はゆま早馬/はゆまぢ駅路、はやかは早川、はやくひ早食、はやさめ早雨、はやし早シ、はやせ早瀬、はやち/はやて疾風、はやなみ早波;いちはやぶ) はやhy隼(はやひと/はやと隼人、はやぶさ隼) はや/はye鮠/hy/ はye生/hy/(さかばye栄映、すはye楚、できばye出来栄、ひこばye孫生*蘖、めばye芽生、やがはye彌栄) はye映/hy/(さかばye栄映、ひとばye人映、みばye見映、ゆふばye夕映)
◎はらhr腹(はらがら兄弟*同胞、はらこと腹異*異母、はらぬち腹中、はらばふ腹這*匍匐、はらむ孕、はらわたhrwt腹腸;かたはら片腹、ことはら異腹、ゆばら弓腹、わきばらwk脇腹)
◎はら/はるhr原(あしはら葦原、あまのはら天原、いつしばはら厳柴原、おほはら大原、かしはら橿原、かははら河原、かやはら草原、くにはら国原、くるすばらkrs栗栖原、しのはらsn小竹原*篠原、しもとはら、すがはら/すげはら菅原、すぎはら杉原、すすきはら薄原、たかはら高原、たかのはら高野原、たかまのはら高天原、ちはら茅原、つゆはら露原、はぎはら萩原、ははそはらhhs柞原、はりはらhr榛原、ひはらhhr,hi檜原、ふぢはらhd藤原、まくずはらkz真葛原、まつばら松原、やぶはらyb藪原、wuなばら/wuのばら海原) はらhr(はらはら/ばらばら、はららく/はららかす、はららに) ばら/まらbr,mr棘(いばら/うばら/うまら荊*棘) ばら/ぼろbr(ばらばら/ぼろぼろ) ハラハラ バラバラ パラパラ はりhr張(とばり戸張*帳、ゆばり弓弦) はり/はるhr墾(はりた墾田/をはりた小、はりみちhr墾道) はり/はるhr針(はりふくろ針袋、はりめ針目) はりhr梁 はりhr榛(はりはら榛原;まはり真榛) バリバリ パリパリ はるhr春(はるあき春秋、はるかすみ春霞、はるかぜ春風、はるくさ春草、はるさめ春雨、はるとり春鳥、はるな春菜、はるの春野、はるはな春花、はるひ春日、はるへ春辺、はるまwuく春設、はるやなぎ春柳、はるやま晴山;はつはる初春) はる/はろhr遥(はるばる遥々;はるか/はろか、はるく/はるかす/みはるかす見遥、はるけし、はろはろに)、はれhr晴-はればれ晴々
◆--------「は」3拍語(は3)
はかしhks佩(みはかし御佩) はかせ博士 はがひhkh羽交 はかまhkm袴 はかり/はかる秤*量(さをばかり竿秤、たかばかり竹量) はさふhsh泉*𤭯〔穴壺〕 はさま/はざま間/はさみ鋏〔は+さむ狭〕 はさめ はしかhsk麻疹 はしかhsk芒(「のぎ」とも) はしき はしけhsk艀 はしごhsg梯/はしら柱 はじめ初 はさま/はざま狭間/はさみhsm鋏*挟 はしらhsr柱(まきはしら/まけはしら真木柱) はたきhtk叩(てはたき手拍、はばたき羽搏、ひはたき火叩、まばたき/めばたき瞬) はたけhtk畠 はたけhtk痂癬〔くひかめ、たむし〕 はだへ膚 はたや機屋*服屋 はだれ はちす蜂巣*蓮⇒はす はつき葉月*八月 はつこhtk後裔 はつせ泊瀬*初瀬(はつせかぜ風、はつせぢ道、はつせめ女、はつせをぐに小国、はつせをとめ) ばった飛蝗 はつにni初丹 はつに初荷 はづま/hdm/m1273 はつを/htw/m3468 はとりhtr服部 はなし話 はなし放 はなだhnd縹(みはなだ水縹) はなち/はなつ放(はなちいだす放出、はなちこま駒、はなちとり鳥;あはなち畔放、ひはなち樋放、ふむはなち機槍)-(おしはなつ押放、ひきはなつ引放) はなの花野 はなみ歯並 はなり 放髪(wuなゐはなり、をはなり小放) はなれ離(はなれそ離磯、はなれこじま離小島、はねれをる離居、たはなれ) はにし/はじhz櫨(はじ<"はにし”縮約) はにそ埴師 はにふhnh埴生 はにへhnh,he埴瓮 はにま埴馬 はにわhnw埴輪 はねずhnz朱華*唐棣(はねずいろ色) ははかhhk桜桃 ははき箒(ははきぼし箒星、ははきもち箒持;たけははき竹箒、たまばはき玉箒) はばきhbk脛巾/はぎhg(はぎ脛<“はばき”の縮約形) ははそhhs柞(ははそは柞葉、ははそはら柞原) ははやhhy羽羽矢(あまのははや天羽羽矢) はひやhhy灰屋 はぶき羽鞴〔ふいごh&g鞴〕 はふりhhr祝*祝部(はふりこ祝子、はふりし祝師、はふりと祝人、はふりのつかさ、はふりべ祝部) はふり/はぶり葬 はふり羽触 はへきhhk桷〔たるき垂木〕 はまな浜菜 はまびhmb浜傍 はまへ浜辺 はまも浜藻 はやし林(yeはやし江林、をはやし小林) はやしhys囃子 はやせ早瀬 はやち/はやて疾風 はやま端山? はゆま早馬 はらへ祓(おほはらへ大祓) はりた墾田 はりめ針目 はるな春菜 はるひ春日 はわら葉藁/はわらかみ紙
◆--------「は」4拍語(は4)
◆~~~~~~~~~~~~~~~「は」語末
あは&h粟、あは/さは&h,sh多 あは/さは&h,sh淡 いは&h石*磐、いは/いへ&h家、かはkh川、かはkh皮、きはkh際、くはkh鍬、くはkh桑、くはkh詳シ、けはkh険シ、こはkh怖シ、さはsh沢、しは/しはにsh,shn底土 たはth戯 ちばth千葉 つは/つはぶきth唾 とは/とばth永久、なはnh縄、にはnh庭、ははhh母、ひはhh鶸、みば見mb端 もはmh藻葉 やはyh柔 よはyh夜 をはwh尾羽、をばwb小母、

うば&b,wb乳母、おば&b,wb叔母、かば/かには/かんばkb,km樺、かば/かま/がまkb,km蒲、きばkh,kb牙、きば/こばkb木庭 さばsb鯖、しばsb柴、しばsb芝、しば/しまsb,sm暫、そばsb傍 そばsb蕎麦 そばsb岨 そばsb柧棱、たばtb束、つばtb鍔、はばhb幅、をばwb姨、
--
あをば青葉 あおば青羽 いくは&kh的 いやは弥歯 いろは&rhイロ母 うかは鵜川 うちは団扇 うつは&th器 うらば末葉 おしは押羽 おちば落葉 おほば祖母 かきは片葉 かきはkkh堅磐 かしは柏 かたは片端 かには桜皮 くずは葛葉 こくは木鍬 こしば小柴 ことば言葉 このは木葉 ささば笹葉 さしは差翳 さにはsnhサ庭*審神者 したは下葉 たかは竹葉 つみはtmh鐔 ときはtkh常盤 とこは常葉 なかば中バ なには/なんばnnh難波*奈庭 ぬなは蓴 ひぢは岸 みつはmth罔象 みづは瑞歯 みづは瑞葉 もとは本葉 もろは諸刃 やそば八十葉? やにはヤ庭 yiなば稲葉 yiみば斎場 ゆには斎庭 わらはwrh童  wuくはwkh盞
◆===============「は」模写語
ばかばか、ぱかぱか、はきはき-はっきり、ばきばき、ぱきぱき、はたはた、ばたばた-ばったり、、ぱたぱた-ぱったり、はらはら、ばらばら、ぱらぱら、はりはり、ばりばり、ばんばん、ぱんぱん、

        ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

◇-----------------【ひひひ】
◆--------「ひ(hi)」1拍語(ひ1)

◎ひ/ふ/ほ火(ひうち/ひうちいし火打石*燧、ひきりうす火鑚臼、ひしほ干塩*醤、ひつけ火付、ひむし火虫*蛾、ひよけ火除;あしひ/あしふ葦火、あぶらひ油火、いさりび漁火、おきひ熾火/おこしび熾火、かひ蚊火、かひや鹿火屋、たひ、とぶひ飛火、ともしび灯、のび野火、ひきりび火鑚火、ひとつひ一火、ほたるひ蛍火、まひ、むかひび向火、yiみひ忌火)-(あしふ葦火)
-(ほぐち火口、ほけ火気、ほそけ火退、ほてり火照、ほところ、ほとほり/ほとぼり熱*熱気、ほなか火中、ほなしあがり无火殯殮〔もがり〕、ほのすそり火闌降、ほのほ火穂*炎-ほへ火瓮*熛火、ほむら火群、ほやけ火焼*火傷)
ひ干(ひからぶ乾涸、ひもの干物;しほひ潮干/しほひかり潮干狩)
◎ひ/び/へ/べ傍*辺(はまび浜傍;あしへ葦辺、かはへ川辺、しもへ下辺、とこへ床辺、のへ野辺;はまべ浜辺)
◎ひ/ふ日(ひかげ日蔭、ひかげる、ひがさ日傘、ひかず日数、ひかた日方、ひがら日柄、ひかをる、ひぐらし、ひごと/ひごとに日毎、ひざらし、ひしろ日代/まきむくのひしろのみや、ひたる/ひたらす日足、ひつき日月、ひつぎ日嗣*日継、ひてる日照/ひでり旱、ひなくもり日ナ曇、ひならぶ日並、ひにけに日異、ひにひに日日、ひねもす、ひのくれ/ひのぐれ日暮、ひのたて日経-ひのよこ日緯/ひよこし、ひのみかど日御門、ひのみこ日御子、ひのみつき日御調、ひのみや日宮、ひのもと日本、ひむかふ日向/ひむかひに、ひもと、ひやけ日焼、ひよけ日除、ひる日ル*昼/ひるめ日女*日孁、ひるね昼寝;あさひ朝日、いりひ入日、うちひさす、うちひさつ、さきつひ、たかひ高日、つきひ月日、つくひ、ながひ長日、はるひ春日、ひとひ一日、まひ、ゆふひ夕日、ゆふづくひ、よるひる夜昼、をとつひ一昨日)-(き+の+ふ昨日、け+ふ今日)
ひ氷(ひかは氷川、ひさめ氷雨、ひむろ氷室、ひを氷魚;うすらひ薄氷、こりひ凝氷、たちひ立氷)
ひ飯(いひイ飯、おほひ大飯、かれひ乾飯、けひのうみ、ほしひ干飯*糒、もちひ餅飯)
ひ梭*杼(とびひ飛杼、はたひ機杼、みひ御杼)
ひ簸
ひ霊?(まがつひ禍霊、みゆかつひ御床霊、むすひ産霊)
ひ檜(ひのき檜、ひはし檜橋、ひはだ檜皮、ひはら檜原、ひやま檜山)
ひ樋(ひぐち樋口、ひすまし樋洗、ひはがち樋剥*廃渠槽、ひはなち樋放;うみひ埋樋、かけひ懸樋、したび下樋、つちひ樋土、ながひ長樋、とひト樋)
ひ緋(漢語か;ひおどし緋縅)
ひ曾(ひまご曾孫、ひぢぢ曾祖父、ひばば曾祖母)
ひ病(うはひ、そこひ、あをそこひ、しろそこひ)
ひ/び毘(なほび/なほみ直毘)
び/み傍(かはび川傍、はまび浜傍、やまび山傍、をかび岡傍)
ひ〔距離〕⇒は/ひ/ふ/へ/ほ隔
ひ/ふ/ほ(接頭)(ひっかかる、ひっさげる、ひっこす、ひったくる、ひっつく、ひっぱがす、ひっぱる、ひんまがる、ひんめくる;ふっきれる、ぶっころす、ぶっとばす、ぶんなぐる、ふんばる;ほったらかす、ほっぽりだす)
不明「ひ」(ひかがみhkgm膕、ひかひhkh鰉)(ひげhg髭、ひざhz膝、ひぢhd肘、ひつぎhtg棺、ひとht人:めひhm姪、をひwh甥)
◆--------「ひ」2拍語(ひ2)
ひえh&,hy稗(くさびえ草稗、のびえ野稗、ゐぬひえ犬稗)
◎ひき/ひく/ひけ/ひこhk引*曳*凹(ひっさげる、ひっこす、ひったくる、ひんまがる;ひきあぐ引上、ひきいだす引出、ひきいる引入、ひきおび引帯、ひきかがふる、ひきかく引欠、ひきかく引懸、ひきこす引越、ひきさふ引障、ひきそく引退、ひきそふ引添、ひきた引板、ひきたふす引倒、ひきつな引綱、ひきて引手、ひきで引出、ひきとむ/ひきとどむ引止、ひきとほる引通、ひきとよむ引響、ひきぬる/ひきぬらす引緩、ひきのぼる引上、ひきはなつ引放、ひきふね引船*曳舟、ひきほす引干、ひきむすぶ引結、ひきよく引避、ひきよす引寄、ひきよづ引攀、ひきわたす引渡、ひきゐる引率、ひきwuwu引植、ひきをふ引終、ひきをる引折;あびき網引、あびき足引、こころひき心引、ちびき千引/ちびきのいは岩、まゆひき眉引、みをひき水脈引、もびき裳引)-(あからひく、すそひく裾引、たなひく、なつそひく夏麻引、みをひく水脈引、もひく裳引、をひく緒引)-(ひけた引田、ひけとり引鳥)-(ひこづる) ヒクヒク ビクビク ピクピク
◎ひき/ひくhk短*卑*低(ひきし/ひくし低シ、ひきひと低人*侏儒、ひきめつき低女坏、ひきやま低山;たけひき) ひきhk蟇*蟆 ひきhk疋*匹 ひぎhg氷掾*搏風(ひぎくぎ)〔ちぎ千木〕 ひき/ひく引 ひき/ひく弾 ひき/ひく挽 ひげhg髭(あごひげ顎髭、くちひげ口髭、しらひげ白髭、ほほひげ頬髭、やつかひげ八束髭) ひこhk彦*孫(ひこかみ彦神、ひこぢ彦舅、ひこほし彦星:やまびこ山彦) ひごhg籤 ひさhs久(ひさかた久方、ひさき久木*歴木*楸、ひさし久シ;いくひさ幾久、としひさ年久、ややひさに良久、ひさびさ) ひさhs匏(ひさご瓢、ひさのこゑ匏声) ひざhz膝(ひざがしら膝頭、ひざまくら膝枕;かたひざ片膝、たてひざ立膝、もろひざ諸膝) ひしhs菱(ひしがた菱型池;しひひし椎菱) ヒシヒシ ビシビシ びしばし ピシピシ ひじhz海洲 びし(鼻びしびしに毗之毗之尓) ひすhs(ひすし、かまひすし) びすbs喧*囂⇒みす ひそ〔家屋用木材〕 ひす/ひそ秘hs(ひそか、ひそひそ、ひそむ) ひたht直(ひたうら/ひつら直裏、ひたかぢ直楫、ひたさを直サ麻、ひたすら只管、ひたち常陸〔ひた+ち地〕ひたつかひ直使、ひたつち直土、ひたてり直照、ひたはだか直裸、ひたたへ直栲、ひたみち直道、ひたむき直向、ひたをhtw直峰*頓丘) ひだhd襞 ヒタヒタ ひぢhd肘(たなひぢ) ひぢhd泥土(うきひぢ浮泥、こひぢ小泥、ちりひぢ塵泥、wuひぢ/すひぢ海泥) ひつht櫃(いひひつ飯櫃、からびつ唐櫃、きぬひつ衣櫃、こめびつ米櫃、すぎひつ杉櫃、すびつ炭櫃、ながびつ長櫃、ひびつ火櫃、やひつ矢櫃、をりびつ折櫃)
◎ひとht一(ひとき一寸、ひとくさ一種、ひとこと一言、ひとこゑ一声*一音、ひとし一シ*等シ、ひとせ一瀬、ひとたび一度、ひとつ一箇/ひとつたなはし棚橋/ひとつひ火/ひとつまつ松、ひとつき一杯、ひとつye一丈、ひとて一手、ひととせ一年、ひとにぎり一握*一搏、ひとねろ一嶺ろ、ひとはしら一柱、ひとひ一日、ひとひろ一尋、ひとへ一重/ひとへやま山、ひとまき一巻、ひとみち一道、ひとむら/ひとむれ一村*一群、ひとめ一目、ひともと一本、ひとよ一世*一代*一節、ひとよ一夜/ひとよつま妻、ひとよ一弁、ひとり一人*独/ひとりご独子、ひとwuら一浦、ひとを一峯)
ひと/うと/うど/とht人-ひとびと人々⇒と ひなhn鄙⇒ひ ひなhn雛(ひなさき雛先/ひながしら雛頭〔陰核〕、ひなのこ雛子*鶵) ひねhn(ひねひねシ) ひはhh繊(ひはほそ繊細) ひばhh檜葉 びはbh琵琶 ひひ〔鹿の鳴声〕 ひびhb罅 ひまhm暇 ひみhm〔弓材の木?〕 ひむ/ひめ秘 ひめhm姫⇒め女 ひめ/しめhm,sm鳹 ひめhm〔蚕〕 ひも/ひぼhm,hb紐(ひもかがみ紐鏡、ひもがたな紐小刀*匕首、ひものを紐緒;したひも下紐、しろひも白紐) ひや/ひゆ/ひye冷/hy/(そこびye底冷、ねびye寝冷) ひらhr平(ひらか平瓮、ひらすき、ひらせ平瀬、ひらで平テ*葉盤、ひらの平野*枚野、ひらみ平ミ*褶、ひらめ平目、ひらやまかぜ平山風;くさひら、そばひら、そびら背平、たひらタ平、はなびら花平*花弁)-ひら枚(ひらの枚野、ひらかた枚方) ひらさかhrsk(黄泉つヒラ坂〔木村〕) ひら(みひら) ヒラヒラ ヒリヒリ  ひるhr日ル*昼⇒ひ日 ひるhr蒜(おほひる大蒜、のびる野蒜、わかひる弱蒜) ひるhr蛭(ひるがね、ひるこ蛭子/ひこ彦*日子、ひるめ蛭女/ひめhm姫*媛;かさひる、たひる田蛭、まひる馬蛭) ひれhr鰭(ひれさけ鰭酒) ひれhr領巾(ひれころも領巾衣、ひれふり;あきづひれ、あまひれ/あまつひれ天領巾、たくひれ𣑥領巾) ひろhr広(ひろびろ広々;ひろぐ/ひろむ/ひろる、ひろさ、ひろし広シ、ひろしく広敷、ひろしる広知、ひろせ広瀬、ひろはし広橋、ひろほこ広矛、ひろまへ広前;はたのひろもの広物、はひろ葉広)-ひろhr尋(ちひろ千尋、ひとひと一尋、やひろ八尋) ひwu/ひゑhw聶(あをひえ竹刀) ひをhw蜏(ひをむし蜏虫)

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ひら:ひら平、ひら片、ひらか平瓷、ひらで枚手、ひらめく閃、タ接:たひら平、マ接:まひら真平
びら:かたびら帷子、きびら生平、くさびら草片、くはびら鍬平、さつびら札ビラ、せびら/そびら背平、たびらゆき雪、だんびら段平、つじびら辻片、手のひら(掌)、とびら扉*戸平、はなびら花平*花弁、ビラ(ちらし)
びる:くちびる唇
ひれ:ひれ領布(あまひれ/あまつひれ、たくひれ楮領布)、ひれ鰭(せびれ背鰭、をびれ尾鰭)
ひろ:たひろかす飄掌(タ接)
ぶら:銀ぶら、手ぶら
へら:へら箆(くつべら靴箆、たけべら竹箆)
べろ:べろ舌
ぼろ:ぼろ襤褸
◆--------「ひ」3拍語(ひ3)
ひうち火打*燧 ひかげ蘿(ひかげのかづら) ひがし東/ひむがし〔日向風?〕 ひかず日数 ひかた日方 ひがひ鰉 ひかり/ひかるhkr光(ひかるかみ光神;たかひかる高光、よるひかるたま夜光玉) ひきた引板 ひきて引手 ひきで引出 ひこye孫枝 ひこぢ彦舅 ひさきhs久木*歴木*楸(ひさぎかみ紙、ひさぎそめ染、はまひさぎ浜、わかひさぎ若) ひさごhsg瓢*匏(ひさごはな束髪;きひさご木匏、なりひさご、にがひさご) ひさづ瑟 ひさめ氷雨*大雨 ひじき/ひずき鹿尾菜 ひしこ鯷 ひしほヒ塩*醤(ひしほす醤酢;ししひしほ宍醤、たひひしほ鯛醤、ほねひしほ骨醤) ひじり聖*日知 ひたき鶲(きびたき黄鶲、のびたき野鶲) ひたす/ひたる〔養す/日足す/養る/日足る〕 ひたた纔〔僅かに〕 ひたひ額(「でこ/ぬか/ひたひ額) ひたへhth(栲) ひだり一人 ひだりhdr左 ひぢはhdh岸 ひつき日月 ひつぎ/ひとき棺 ひつぎ日嗣 ひつじhtz羊*未(推古七年紀「百済、駱駝一匹・驢一匹・羊二頭・白雉一隻を貢れり」) ひつぢ/ひづちhtd穭*稲孫(ひづちだ穭田、ひつぢyiね穭稲) ひつら直裏 ひでり旱*旱 ひとせ一瀬 ひとひ一日 ひとま人間 ひとめ人目 ひとや人屋*獄 ひとよ一夜 ひとよ一世 ひとを一峯 ひねり撚(ひねりふみ短籍) ひのきhi檜 ひはら檜原 ひばりhbr雲雀(いはひばり岩雲雀) ひびきhbk響 ひひこhhk曽孫 ひひるhhr蛾 ひむし火虫*蛾 ひむろ氷室 ひめやhmy〔記神代〕 ひやま檜山 ひらか平瓷 ひらせ平瀬 ひらで葉盤 ひらの枚野 ひらぶ(ひらぶかひ貝) ひらみ平ミ*褶 ひらめ平目*鮃 ひるこ蛭子-ひるめ日女 ひろさ濶*広 ひろせ広瀬
◆--------「ひ」4拍語(ひ4)
ひかがみ膕 ひよめき囟(「をどりこ」とも)
◆~~~~~~~~~~~~~~~「ひ」語末
あひ&h間 あひ&h相、あひ&h匕、いひ&h飯、うひ&h初、かひkh貝*匙、かひkh卵 かひkh峡 かひkh代、かひkh蚊火 かひkh鹿火、くひkh杙、こひkh恋、こひkh鯉、さひsh鉏*鋤*刃物、しひsh椎、しひsh廢 しびsb鮪 そひsh岨 そひsh淡赤色、たひth鯛、たひth手火、つひth竟*終、とひ/とyi樋/th,ty/ とひth鄙 とびtb鵄、にひnh新 ぬひnh縫 はひhh灰、はひhh蔤*蓮根 まひmh舞、まひmh弊、まひmh真日、めひmh姪、もひmh垸、ゆひyh結、よひyh宵、ゑひwh酔 をひwh甥、
えび&b海老*蝦、えび&b葡萄、おび&b帯、おび&b飫肥、かびkb芽、かびkb黴、かびkb穀、きび/きみkb,km黍、きびkb厳、きびkb吉備、くびkb首、くびkb[くくひ?] こびkb媚、さびsb寂、さびsb錆、しびsb鮪、せび/せみsb,sm蝉、そび/そみ/そにsb,sm,sn鴗、たびtbタ廻*旅、たびtb度、たびtb足袋、つび/つぶtb粒*滴、とびtb鳶、のびnb伸、ひびhb罅、ひびhb篊、へび/へみhb,hm蛇、ゆび/および/yiぶ指/yb/、よびyb呼、わび/さびwb,sb侘、
--
あくび欠伸、あけび木通、あしひ葦火 あしび馬酔木 あそび遊 あたひ価*値 あたひ直 あはび鰒 あふひ葵 あゆひ足結 いぐひ[淡水魚] いたび木蓮子 いちひ櫟 いとひ厭 いみひ忌火 いりひ入日 いりひ入樋 うけひ誓約 うけひ受樋 うすひ薄氷 うちひ打樋 おすひ襲 おそひ おとつひ一昨日 おとひ弟ヒ おほひ大炊 おもひ思 および指 かがひ嬥歌 かけひ筧 かせひ桛 かはひ川合 かはび川傍 かれひ干飯/かれいひ くくひ/くぐひ鵠 くさび楔、こかひ蚕飼 ことひ特牛 こまひ こよひ今宵 さかひ境 しきび樒、したひ下照? したび下樋 したび下ビ しほひ潮干 すまひ相撲 そがひ背カヒ そこひ底翳 たかひ高日 たぐひ類 たちひ立氷 たぢひ蝮 たぢひ虎杖/いたどり つかひ使 つきひ月日 つどひ集 とぶひ飛火*烽火 なすび/なす茄子、にきび面皰、にほひ匂 ねがひ願 ねらひ狙 はがひ羽交 はまび浜傍 はるひ春日 ゆるひ緩 ひたひ額 ひらび褶、ほしひ糒/ほしいひ まがつひ禍霊 まがひ紛 まくひマ杙 まとひ/まどひ惑 まよひ紕*迷 みたみ御民 みもひ水盌/たまもひ みやび宮ビ*雅 むかひ向 むすひ産霊 むすび結 もたひ甕 もちひ餅/もちいひ? やまひ病 やまび山傍 やまび/やまみ山廻、やよひ弥生 yiくひ斎杙 yiはひ斎 ゆけひ靭部 ゆふひ夕日 よしび/よしみ しのび忍*密 よそひ装 よはひ齢 よばひ呼 よろひ鎧 わさび山葵、わらび蕨 ゐぐひ堰杭 wuねび畝傍、ゑまひ笑*咲、をかび/をかみ岡廻、

 

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◇-----------------【ふふふ】
◆--------「ふ(hu)」1拍語(ふ1)
◎ふ振-ふく()-ふゆ(みたまのふゆ)-ふり/ふる振(ふりあぐ振上、ふりおこす振起、ふりさく振放、ふりすすく振滌、ふりたつ振立、ふりわく振分;あぶしてふり、あまたふり天田、あまひとふり天人、きしまふり、くにぶり国、しりぶり後、たかはしぶり高橋、つぎねぶり継根、てぶり手振、ながはにやすふり長埴安、なぬかのあゆだふり七日、なまふり難波、にはたちふり庭立、はぶり羽振、ひなふり夷、みじかはにやすふり短埴安、みちゆきふり道行、みやひとふり宮人、やまぐちふり山口)-(ふりおこす振起、ふりさく振放、ふりわけ振分)-(ふるふ振*震*奮/ふるひ篩)(ふるまひ振舞)
ふ吹-ふく吹(ふきかへす吹返、ふきだす吹出)-ふゆ吹(ふye笛-ふyeふき笛吹;かたふye、かひふye貝笛、とりふye)-
◎ふ深*古-ふく(ふく深、ふかし深シ-ふかそめ深染、ふかふち深渕、ふかみる深海松;おきつふかye沖深江、くさふかの草深野、くさふかゆり草深百合)-ふる(ふるいち古市、ふるおきな古老、ふるから古幹、ふるくさ古草、ふること古語、ふるころも古衣、ふるさと故郷、ふるし古シ、ふるす古ス、ふるひと古人、ふるへ古家、ふるみち古道、ふるや古屋、ふるye古枝)-へこ(凹む)-ほこ(でこぼこ凸凹)
ふ/へ経(いしたふや、みなしたふ水下経、みなそこふ水底経)
ふ二(ふたつ)
◎ふ生(あくたふ塵芥生、あはふ粟生、うりふ瓜生、おふ生、かしのふ橿生、かりふ刈生、きりふ切生、くさふ蝟、くりふ栗生、しばふ芝生、すぎふ杉生、せりふ芹生、そのふ園生、たけふ/たかふ竹生、ちふ/あさぢふ茅生、にふ丹生/はにふ埴生、はたけふ畠生、まめふ豆生/まめふた、むぐらふ葎生、よもぎふ蓬生、をふ麻生)-おふ(オ接:おふ;おひいづ生出、おひかはる生変、おひく生来、おひしく生及、おひたつ生立、おひたむ生溜、おひつぐ生継、おひなびく生靡、おひををる;かたおひ片生)
ふ斑(きりふ切斑、しらふ白斑、とらふ虎斑)-ふち/ぶち斑(ふちこま斑駒、ふちむま斑馬;あしふち足斑)
ふ麩()
ふ上(かし白檮のふ上によくす横臼をつくり〔応神記〕)
ぶ蜂音
不明「ふ」(ぶんなぐる、ふっきれる、ふくしフ串、ふのりフ海苔、ふもとフ本*麓)
◆--------「ふ」2拍語(ふ2)
ふかhk深(ふかぶか深々;ふかくさ深草、ふかし深シ、ふかそめ深染、ふかふち深渕、ふかみる深海松;おきつふかye沖深江;くさふかの草深野、くさふかゆり草深百合、ねぶか根深、よぶか夜深) ふか鱶(うばふか姥鱶) ふかふか ブカブカ プカプカ ふき蕗⇒ふふき ふき/ふくhk吹(ふきあぐ吹上、ふきおろす吹下、ふきかへす吹返、ふきく吹来、ふきこ/ふいご吹子*鞴、ふきこく吹扱、ふきこす吹越、ふきただよはす吹漂、ふきたつ吹立、ふきとく吹解、ふきとよむ、ふきなす吹鳴、ふきなびく吹靡、ふきのぼる吹上、ふきみだる吹乱、ふきwuつる吹移;ふyeふく笛吹、まかねふく真金吹;はぶき羽吹*羽鞴) ふきhk葺(いたぶき板葺、かやぶき萱葺、こけらぶき杮葺、とまぶき苫葺、ひはだぶき檜皮葺;かりふく刈葺、さかふく逆葺) ふくhk福(ふくぶく福々;漢語?-徐福) ふく/ふぐhk,hg河豚*鰒(とらふぐ虎河豚) ふけhk雲脂 ふけhk深*更(たにふけ谷深、よふけ夜更) ふご畚(ゑふご餌畚) ふさhs房*総*捄(ふさふさ房々;ふさぬ/ふさねはかる/ふさねをさむ;かみつふさ上総/しもつふさ下総、たぶさ腕首*手首、たきふさ髷*頭髪、たぶさ髷、ちぶさ乳房、つじふさ辻総、とぶさ鳥総、はなぶさ花房、をふさ尾総*緒総) ふさhs(はやぶさ隼) ふしhs節-ふしぶし節々 ふしhs節(いそぶし磯節) ふし/ふすhs伏(ふしこye伏超;くさふし草臥、もふしつかふな藻臥束鮒、やまぶし山伏)-(こひふす恋伏、こyiふす展伏、なげきふす嘆伏、むかふす向伏、もふす藻伏)-(ふせいほ伏庵、ふせや伏屋、たふせ) ふしhs柴(ふしかき柴垣/あをふしかき;まぶし蚕簿*蔟、をふし小柴) ふしhs節(かつをぶし鰹節、しびぶし鮪節、なまぶし生節) ふしhs五倍子(きぶし生倍子、みみふし) ふし/ふせhs伏*臥(おきふし起伏、のぶし野伏、もぶし藻伏、やまぶし山伏;ふせや伏屋*廬屋;うつぶせ俯、たぶせ田伏*田廬、まちぶせ待伏) ふた/ふつht二⇒はた ふたht蓋(ふたぐ/ふさぐ;かさぶた瘡蓋、ひぶた火蓋、まぶた目蓋*瞼/まなぶた) ふだhd札(フ接)⇒た板 ぶたbt豚 ふちht淵*縁(ふちせ淵瀬;あをふち青淵、いはふち岩淵、いはかきふち岩垣淵、かたふち片淵、ふかふち深渕、wuらふち汭淵) ふち/ぶちht,bt斑⇒ふ縞(ふちこま斑駒、ふちむま斑馬;あしふち足斑) ふぢhd藤*葛(ふぢかつら、ふぢころも藤衣、ふぢなみ藤波、ふぢばかま藤袴、ふぢはな藤花、ふぢはら藤原、ふぢゐ藤井;いはふぢ岩藤、おほふぢ大藤、しじらふぢ/つづらふぢ葛藤、しらふぢ白藤、なつふぢ夏藤) ふつht経津(ふつぬし経津主) ふつ/ふさ/ふすht,hs多(ふつくに悉*尽、ふつに、ふすさに、ふつまに)-ふつht(ふつに、ぷっつり) ふつふつ ブツブツ プツプツ ふでhd筆 ふとht太(ふとし太シ、たふとし尊シ;ふときぬ太絹*絁、ふとしく太敷、ふとしる太知*太治、ふとたかしく太高敷、ふとたすき太手襁、ふとたま太玉、ふとのりと太祝詞/ふとのりとこと、ふとまに太兆)-ふてぶて太々 ふなhn鮒(くそふな屎鮒、つかふな束鮒)
◎ふな/ふねhn舟(ふなあまり舟余、ふないくさ舟軍、ふなかざり舟飾、ふなき舟木*舟材、ふなきそひ舟競、ふなこ舟子、ふなすゑ舟据、ふなせ舟瀬、ふなたち/ふなたつ、ふなだな舟棚、ふなつ舟津、ふなで船出、ふなと/くなと/ふなとのかみ、ふなとも舟艫、ふなには舟庭、ふなのへ舟舳、ふなのる舟乗、ふなはし舟橋、ふなはて舟泊、ふなひと舟人、ふなよそひ舟装、ふなわかつり、ふなゐ舟居;いはふね岩船、たななしをぶね、とりふね、はとふね鴿舟、まるきふね丸木舟、もろきふね諸木舟、もろたふね)-(ふねかぢ舟楫、ふねのとも舟艫;あしふね葦舟、あまふね海人舟、あまのとりふね天鳥舟、あまのかがみふね、いはくすふね石楠舟、いはふね石船、うまふね馬舟、おほふね大舟、かはふね川舟、くまのふね熊野舟、くりふね刳舟、さかふね酒舟、しほふね潮舟、すずふね鈴舟、そほふね朱舟、ちぶね千舟、つくしふね筑紫舟、つまむかへふね妻迎舟、つりふね、とりふね、はしふね、はとふね鳩舟、ひきふね引船*曳舟、まつらふね松浦舟、みふね御舟、むかへふね迎舟、むなしふね空舟、めかりふね海藻刈舟/もかりふね藻刈舟、もふね喪舟、ももふね百舟、もろきぶね諸木舟、もろたふね諸手舟、よふね夜舟、よつのふね四舟、ゐづたふね伊豆手舟、をふね小舟)
ふはhh(ふはふは、ふはや) ふみ/ふむhm文(ふみた札/ふむた/ふむだ/へふむだ戸籍-ふだ札/へふだ戸札、ふみつき文月、ふみて文手*筆-ふで筆、ふみばこ文箱、ふみひと文人/ふみよみひと博士*師;いしぶみ石文、うはぶみ上文;ふむやわらは文屋童*学生)-(ふだ札)-(ふで筆) ふみ/ふむ/ほむhm踏(ふみあだす踏散、ふみあゆむ踏歩、ふみいる踏入、ふみうかつ踏穿、ふみおこす踏起、ふみかたぶく踏傾、ふみからす踏枯、ふみこゆ踏越、ふみしづむ踏静、ふみたけぶ踏叫、ふみたつ文立、ふみたひらぐ踏平、ふみとどろこす踏鳴、ふみとほる踏通、ふみなづむ踏難*踏泥、ふみならす踏平、ふみぬく踏貫、ふみぬく踏脱、ふみもとむ踏求、ふみわたる踏渡、ふもと麓?;あふみ足踏;ふむはなち機槍)-(ほむ践) ふゆhy冬(ふゆき冬木、ふゆこもり冬籠、ふゆの冬野;みふゆ) ふゆhy(もとつるぎすゑふゆ:記応神) ふye笛(ふyeふき笛吹;あしぶえ葦笛、かたふye、かはぶye皮笛、かひふye貝笛、くだのふye小角、くちぶye口笛、さるふye猿笛、しかぶye鹿笛、しのぶye篠笛、とりふye鳥笛、のどぶye喉笛、はらのふye大角、むぎふえ麦笛、よこふye横笛、をづののふye小角笛)⇒ふ フラフラ ブラブラ プラプラ ふり/ふれhr触(はふり羽触)
◎ふり/ふるhr降(ふりおく降置、ふりおふ降覆、ふりく降来、ふりしく降頻*降繁 ふりなづむ降泥、ふりみだる降乱;ふるゆきの降雪;うちふる打降、そほふる、ちふる) ふるhr浮餾〔飴餅〕 ブルブル プルプル ぶれbr(ぶれる) ふろhr風呂*風炉(ふろしき風呂敷、ふろば風呂場、ふろや風呂屋;むしぶろ蒸風呂)
◆--------「ふ」3拍語(ふ3)
ふきこ/ふいご吹子*鞴 ふくし/ふぐし肺(ふくふくし) ふくしhks掘串(かなふくし金、みふくし) ふぐりhgr陰嚢(ゐぬのふぐり犬陰嚢) ふくろhkr袋*嚢(おひふくろ負袋、かみふくろ髪袋、くそふくろ屎袋、こしふくろ腰袋、すりふくろ摺袋、たちふくろ太刀袋、はりふくろ針袋、まるふくろ丸袋、ゆみふくろ弓袋、をふくろ尾袋) ふさぎ塞(あなふさぎ穴塞、くちふさぎ口塞、たふさぎ犢鼻褌) ふざけ巫山戯 ふさへm4131 ふすべhsb疣(くすび/くすべ//くつべ/ひすべ:〔こぶ、いぼ、ほくろの類〕) ふすまhsm衾(ふすまぢ衾道;あかふすま赤衾、あさふすま麻衾、こふすま小衾、たくふすま𣑥衾、まだらふすま斑衾、むしふすま苧衾) ふすまhsm襖 ふすまhsm麸 ふせやhsy伏屋*廬屋 ふたご二子*双子 ふたよ二世 ふたよ二夜 ふたり二人 ふちせ淵瀬 ふつか二日 ふなき舟木*舟材 ふなこ舟子 ふなせ舟瀬 ふなつ舟津 ふなで船出 ふなとhn岐⇒くなとkn ふなゐ舟居 ふのりhuフ海苔 ふはや⇒ふは ふふきhhk斑雑毛 ふふき/ふきhk蕗(やまぶき山吹<やまぶふき款冬の縮約) ふもとhmt麓(ふも踏?+と、ふ?+もと本) ふゆき冬木 ふゆの冬野 ふるye古枝 ふるや古屋
◆--------「ふ」4拍語(ふ4)
◆~~~~~~~~~~~~~~~「ふ」語末
おふ&h白貝、きのふknh昨日、けふkh今日、たふth倒 ちふth茅生、つふ潰、つふth壺、やふ八節 ゆふyh夕、ゆふyh木綿、をふwh麻生;
あぶ&b虻、かぶkb頭、かぶkb株、かぶkb蕪/かぶら、くぶkb頭/くぶつち頭椎、こぶkb昆布、こぶkb瘤、しぶsb渋、つぶtb粒、にぶnb鈍、ねぶnb/ねむ合歓木、はぶhb波布/へび、まぶmb鉱坑、みぶmb乳部、やぶyb藪、
--
あはふ&h粟生 うづらふ&dr鶉麩 きのふ昨日 さしぶssb鳥草樹 しばふ芝生 しらふsrh,hu素面 そのふsnh苑生 とらふtrh虎斑 ほつむhtm帆舶 まめふmmh豆生 まゆふyh真木綿 みしぶmsb水渋 もののふ武士 をかふwkh,hu陸生)
◆===============「ふ」模写語
ふかぶか深、ふさふさ、ぶさぶさ、ふつふつ、ぶつぶつ、ぷつぷつ、ふてぶて太、ふNaふNa、ふらふら、ぶらぶら、ぷらぷら、ぶりぶり、ぷりぷり、ぶるぶる、ぷるぷる、

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◇--------------【へへへ】
◆--------「へ(he)」1拍語(へ1)
へ家*戸/は(へひと食封、へふむだ戸籍/へのふむだ;くそへ屎戸、すたへ棄戸、ふるへ古家、わがへ/わぎへ我家)-いへ家(イ接:いへ家/いは岩、いへかぜ家風、いへち家路、いへつと家苞、いへで家出、いへとじ家刀自、いへむら家群、いへゐ家居)-いは家(あまのいはくすぶね天家楠舟)
へ舳/みよし(へさき舳先、へとも舳艫、へむく舳向、へやかた舳屋形;ふなのへ舟舳:xとも艫)
◎へ瓶*瓮*瓶(いつへ厳瓮、かたへ、かなへ金瓮*鼎、くかへ探湯瓮、さしなへ、つるべ釣瓶、なべ鍋*菜瓮、はにへ埴瓮、ほへ火瓮、yiつへ厳瓮、yiはひへ斎瓮、よこへ横瓮)⇒か瓮
へ竈(へつひ竈霊、よもつへぐひ黄泉竈食*黄泉戸喫)
◎へ重(いほへ五百重、ちへ千重/ちへしきに/ちへしくしくに/ちへなみ、ななへ七重、はたへ廿重、ひとへ一重、ふたへ二重、みへ三重、ももへ百重、やへ八重、やほへ八百重)
へ凹(へこむ)
へ綜(へそ綜麻)
べ部(あそびべ遊、あまべ海人、あやべ漢、うまかひべ馬飼、うるしべ漆、かがみつくりべ鏡作、かきべ、かさぬひべ笠縫、かしはべ/かしはでべ膳、かぬちべ鍛、かどべ門、かねつくりべ鐘作、〇掃、かひべ養、かむべ神、かむなきべ巫、かむぬしべ神主、かむはとりべ神服、きぬぬひべ衣縫、くらべ蔵、くらべ鞍、くらつくりべ鞍作、くるまもちべ車持、〇舂米、ししひとべ宍人、しなべ品、すゑべ陶、たかかひべ鷹甘*鷹飼、たてべ楯、たてぬひ楯縫、たべ田、たまつくりべ玉作、ととりべ鳥取、とねりべ舎人、ともべ/とものべ伴、とりかひべ鳥養、にしきべ錦、はこつくりべ筥作、はとりべ服、はじべ土師、〇日祀、ふみべ史、みぶ乳、ものべ物、もりべ守、やべ矢、やまべ山、やまもりべ山守、yiみべ忌、ゆきべ靫、ゆげひべ靫負、ゆげべ弓削、ゐぬかひべ犬飼、wuらべ占、ゑかきべ画、をりべ織)
不明「へ」(いにしへ、わかかへm3874/わかくへ記雄略、とこしへ、はだへ膚ヘ、ゆくへ)
へ辺(あしへ葦辺、かはへ川辺、しもへ下辺、のへ野辺)
へ□(かはへ皮ヘ、はだへ膚ヘ)
◆--------「へ」2拍語(へ2)
へこ/ぼhk,bkこ凹(へこむ、へこへこ、べこべこ、ぺこぺこ;でこぼこ凸凹/たかひくたかひく) へこhk褌*兵児(へこおび兵児帯) へそ/ほそhs臍(ほそぢ熟瓜;へそのを/ほそのを臍緒、とぼそ戸臍*枢)⇒はす へたht蔕 へどhd反吐 へみ/へびhm,hb蛇⇒はぶ へらhr箆

へす減す・へる減る-へらす減らす(cf.たす・たる)
へる経る・へめぐる経巡る・へまさる経優る へす圧す・へしつむ圧し詰む(無理に詰め込む) ヘラヘラ ベラベラ ペラペラ ベロベロ ペロペロ
◆--------「へ」3拍語(へ3)
へこみ凹 へだし隔 へだて隔 へつひ竈(とよへつひ豊竈) へつへ辺方 へつも辺藻 へなみ辺波 へひと食封⇒へ戸
◆~~~~~~~~~~~~~~~「へ」語末
あへ&h饗、いへ&h家、うへ&h上、うへ&h筌、かへkh柏、きへkh際、きへ/きのへkh柵戸、くへkh食、さへsh鉏、たへth妙、たへth栲、ちへth千重、なへnh苗、にへnh贄、のへnh野辺、はへhh蠅、ほへhh火瓷、まへmh前、やへyh八重、をへwh終;
うべ/むべ&b,mb宜、かべkb壁、しべsb蕊、すべsb術、たべtb田部、なべnb,nh鍋、にべnb鮸、
--
あしへ葦辺 あまたへ数多戸 あやべ漢部 いそへ磯 いちのへ一戸 いつへ厳瓮 いづへ何方 いほ五百 いみべ忌部 うはへ上辺 うみへ海辺 うらへ占? うらべ卜部 うれへ愁 おきへ沖辺*奥辺 おさへ押 かきべ民部 かたへ片辺 かなへ鼎/金瓮 かはへ川辺 かはへ皮膚*皮辺 かみへ上辺 かむべ神戸 くかへ探湯瓮 くそへ屎戸 くにへ国辺 こしへ越辺 こたへ応*答 したへ下辺 しまへ島傍 しもへ下辺 しりへ後 しるべ知辺*標 すたへ捨甕/棄戸 すゑへ末 そなへ備 たかべ鳬 とこへ床 とこしへ永久 そきへ/そくへ退辺 たとへ譬 たにへ谷辺 つたへ伝 つるべ吊/釣瓶 てなへ手萎*攣 ともへ艫舳 ななへ七重 はだへ肌辺 はにへ埴瓮 はまへ浜辺 はらへ祓 ひたへ ふさへ ふすべ疣 ふるへ古家 へつへ辺つ方? むかへ迎 もとへ本*元 ももへ百重 もりべ守部 やほへ八百 やまへ山辺 yiにしへ古 ゆきべ靭部 ゆくへ行方 ゆふへ夕 よむべ昨夜 よるへ寄 わがへ/わぎへ我家 わかめ若布 わらはべ童 をかへ岡辺 をしへ教 をのへ峰上

 

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◇-----------------【ほほほ】
◆--------「ほ(ho)」1拍語(ほ1)
ほ百(いほ五百、ここのほ九百、みほ三百、むほ六百、やほ八百)
ほ廬*庵(いほ/いほり廬、かりほ借廬)
ほ秀⇒は/ほ
ほ穂⇒は/ほ
ほ帆⇒は/ほ
不明「ほ」(ほくら神庫)
◆--------「ほ」2拍語(ほ2)
ほかhk外(ほかこころ、ほかし他シ) ほき/ほくhk寿(ほきうた祝歌、ほきたま/みほきたま御祈玉;むろほき室寿)-(かむほきほく、ことほく、とよほく豊、とよほきほく豊、ほきほく)-(ほかひひと乞食者;おほとのほかひ) ホカホカ ボカボカ ポカポカ ほき(ほきぢ崖路) ボキボキ ポキポキ ほくhk誇(ほこり誇)-ほむ褒(ほまれ誉) ほぐ/ほごhg反故(ほぐかみ/ほごかみ反故紙) ほくほく ポクポク ほこhk矛*桙/とかりtkr鉾*鋒(ほこすぎ鉾榲、ほこたち桙立*棖、ほこね矛根、ほこや矛矢、ほこゆけ弄槍;あかほこ赤矛、くはしほこ、さかほこ逆矛、たまほこ玉鉾、てぼこ手鉾、ぬほこ瓊矛、はたほこ旗矛、ひほこ日矛、やほこ八矛、やちほこ八千矛、やひろほこ八尋矛、やまぼこ山鉾、よほこ四矛) ぼこbk凹(でこぼこ/たかひく)⇒へこ ボコボコ ポコポコ ほしhs星(あかぼし明星*赤星、きらぼし綺羅星、くろぼし黒星、しろぼし白星、ひこぼし彦星、みかほし厳星/あまつみかほし、めぼし目星、よばひほし)→はす蓮 ほし/ほすhs干(ほしあはび干鰒、ほしいひ/ほしひ乾飯*糒、ほししし/ほしし干肉*脯;すぼし素干、にぼし煮干、ひぼし日干、むしぼし虫干)-(あぶりほす焙、かりほす刈、ひきほす引、まきほす纏) ほし/ほすhs欲(ほしきまにまに/ほしいままに縦;ありがほし在欲、きほし着欲、みがほし/みほし見欲) ほそhs細(ほそぼそ細々;ほそかは細川、ほそし細シ、ほそたにかは細谷川、ほそとの細殿、ほそなは細縄、ほそye細江;こしほそ腰細、ひはほそ繊細) ほそhs臍⇒へそ ほぞhz枘(ほぞくみ枘組) ほだhd榾 ポタポタ ぼちぼち ぼつぼつ ポツポツ ほとht女陰〔みと〕(ほとところ、みほと) ほどht,hd程*殆(hどほど程々;ほとほと/ほとほとしく、ほとんど殆) ほとほと ボトボト ポトポト ほねhn骨(ほねひしほ、かたほね、かたはらほね、かはほね河骨) ほのhn仄(ほのぼの仄々;ほのか、ほのきく仄聞、ほのくらし仄暗、ほのしる仄知) ほほ頬〔ほ+ほ秀〕 ほほ(ほほかしは厚朴) ほやhy海鞘 ほや/ほよhy〔落葉高木〕 ほye吠*吼/hy/(とほほye遠吠、ゐぬほye犬吠) ほら/ほろhr洞(ほらあな洞穴、よほろ節洞*丁) ほらhr法螺 ホラホラ ぼらbr鯔 ほり/ほるhr堀*濠(ほりye堀江、ほりすwu堀据/yiはひほりすwu据) ほれ/ほる惚 ほれほれ ホロホロ ボロボロ ポロポロ ほろhr幌*母衣 ぼろ/ぼら(おぼろ朧、ぼらけ/あさぼらけ朝朧)⇒おぼ/おぼろ 
◆--------「ほ」3拍語(ほ3)
ほかひ⇒ほき ほくら/ほこら神庫 ほこや矛矢 ほしか干鰯 ほしひ干飯*糒 ほそき曼椒 ほそぢ熟瓜〔はじかみ〕 ほそye細江 ほたち穂立 ほたで穂蓼 ほだり樽*秀樽 ほたる蛍(ほたるなす;ほたるひ蛍火) ほつye秀枝*末枝 ほつて秀手 ほつむ帆舶 ほつめ最勝海藻 ほとき/ほとぎ缶 ほどき開*解(てほどき) ほとけ仏 ほとり辺*上 ほどろ ほなか火中 ほまれ誉 ほむき穂向 ほむた鞆/とも(上古の時の俗、鞆〔とも〕を号ひて褒武多と謂ふ」応神紀) ほむら火炎*焔 ほりye堀江
◆--------「ほ」4拍語(ほ4)
ほととぎす
◆~~~~~~~~~~~~~~~「ほ」語末
いほ&h庵、おほ&h大、おほ&h多、かほkh顔、しほsh塩、しほsh潮、そほsh朱/そほに赭土、つほsh壺、ほほhh頬、やほyh八百;
いぼ&b疣 くぼkb窪*凹、しぼsb皺 すぼsb窄、たぼtb髱 つぼtb壺、つぼtb坪 ひぼ/ひもhb,hm紐 ほぼhb略、やぼyb野暮、
--
いはほ巌 いひぼ飯粒 うしほ海潮 うつぼ靫 かきほ垣ホ かたほ片秀 かりほ仮廬 すなほ素直 なみほ波穂 ひしほ醤 ほのほ炎/仄火? まそほ真朱 にのほ丹穂 ほのほ火焔 みつぼ水粒? みづほ瑞穂 もしほ藻塩 やしほ八潮 わさほ早稲穂 をかぼ陸穂;
たんぼ つんぼ とんぼ なんぼ よぼよぼ

 

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◇-----------------【ままま】
◆--------「ま(ma)」1拍語(ま1)
◎ま/み/む/め/も生*女*妹(ま)(み乳、おみな媼、をみな女)(む/むす/うむ生、むすこ息子、むすめ娘)(めす雌、めづま愛ヅ女)(いへのも家妹、わぎも我妹、イ接語:いも妹、いもひと妹)
◎ま真(渡り語:ま真/も最?)(まさ真サ*正/まさし/まさしに/まさづこ/まさでに/まさに/まさめ正目;wuらまさ占正)-(まかい真櫂、まかき真垣、まかごや真鹿児矢、まかぢ真梶*二梶、まかね真金*真鉇/まかねもち、まかみ真神、まかみふる真髪触ル、まかも真鴨、まき/まけ真木、まき槙、まくさ真草、まくし真櫛、まくず真葛/まくずはら葛原、まくに真国、まくひ真杭、まくまの真熊野、まくろ真黒、まこ真子、まこと真事*真言*誠/まこととふ、まこも真薦、まさかき真榊、まさかり真盛、まさきく真幸、まさひ真刀、まさを真青、ましとと真鵐、ましみづ真清水、ましらが真白髪、ましらふ真白斑、ましろ真白、ますが/ますげ真菅、ますぐ真直、ますみ真澄、まそ真麻、まそかがみ/まそみかがみ、まそで真袖、まそひ真澄、まそほ真朱、まそみ、まそむら真麻群、まそゆふ真麻木綿、またち真太刀、またま真玉/またまなす、またまづら真玉葛、またまて真玉手、まつち真土、まつばき真椿、まて真手*諸手、まと真砥、まとこ真床、まとり真鳥、まな真魚/まなぐひ、まなほ真直、まの真野、まはに真埴、まはり真榛、まひ真日、まひ真火、まひと真人、まひとごと、まふつのかがみ鏡、まほ真秀/まほら、まむぎ真麦、まや真屋、まゆすひ真結、まゆふ真木綿、まゆみ真弓*檀、まよなか真夜中、まわか真若、まwuら真浦、まwuらがなし、まを真苧、まをごも、まをしか真牡鹿)
◎ま丸(まく巻ク、まぐ曲グ、まず混ズ、まふ舞フ、まる丸ル;まる/まろ丸、まろかす、まろかなへ、まろかへる、まろかへる蛙、まろかる、まろきり丸錐、まろくら丸倉、まろね丸寝、まろはた旗、)
◎ま/め間(まご間子*孫/うまご/むまご/ひまご曾孫/みま御間*御孫/みまのみこと、まちかし間近シ、まつ間*待、まつかひ間使/こまつかひ小間使、まとほし間遠シ、まなし間無シ;あはずまに、あまま雨間、いすかしまに、いま今*イ間、いまだ/まだ未、おほま大間、かきま/かいま垣間、かぢま、かへるま帰間、くもま雲間、こま小間、こま/このま木間、しまま島間、たyeま絶間、つかのま束間、ひとま人間、やたま八田間、やれま破間)-ま部屋(ねま寝間、ゐま居間)-め間(あはせめ合目、あみめ編目*網目、いため板目、しののめ篠目*小竹目、ぬひめ縫目、はりめ針目、ひめ割目、ひまあひめ、まさめ正目*柾目、yiねのめ稲目、をめ小目)
◎ま/み/め目*見(まがしら/めがしら目頭、まかなし、まきゆ、まきらはし、まくそ目糞、まくなぎ、まくはし、まくはひ、まけ目怪*目異、まさか目前、まさき目割、まさめ、まじろく、ますたる、またたく目叩*瞬、まつげ目毛*睫毛、まつぼ、まなかひ、まなかぶら、まなこ/まなこゐ、まなしり、まのあたり眼当*面、まぶた目蓋*瞼/まなぶた、まへ前、まばる目張*瞻、まみ目見、まもる目守*目目、まyi/まゆ/まよ眉、まyiげ/まゆげ眉毛、まよわ目弱;まなかひ目交、まなこ目子*眼、まなじり目尻*眦:かたま堅目*籠)
-み見(みあきらむ見明、みあく見飽、みおくる見送、みおろす見下、みがほし/みほし見欲 みす見ス、みそくす見退、みそむ見初、みたつ見立、みつぐ見継、みなぐ見和、みにくし醜シ、みはるかす見遥、みまとふ見惑、みやる見遣、みゆ見ユ、みる見ル、みわする見忘、みわたす見渡;まみ目見)-みる見(あひみる相見、あふぎみる仰見、いでみる出見、うちみる、うちこyeみる打越見、おもひみる思見、かきまみる垣間見、かへらひみる返見、かへりみる、しばみる、ときあけみる解明見、とりみる取見、ふりさけみる振放見、まきみる、よみみる)
-め目(めかけ目欠、めかりうつ睇、めかる目離、めぐし、めくそ目糞、めくはす、めくらし目暗、めくるめく、めこと目言、めさき目先、めさき/めさく目裂*黥、めさましぐさ、めしひ目癈*盲、めじり目後*目尻、めつから、めつけ目付、めつつらか、めならぶ目並、めぬき目抜、めはじき、めひしぐ、めふか目深、めほのかし、めほのほのし、めほろし、めまぐ目婚、めまじろく、めみす目見、めみはる目見張、めもと目本;あからめ、くらめ暗目、しこめ、すがめ眇、たがひめ、たこめ、ただめ直目、たたらめ、ただれめ爛目、ちかめ近目、とほめ遠目、とめ利目*鋭目、とりめ鳥目、はさめ、ひがめ僻目、ひとめ人目、ひとめ一目、ひらめ平目、ふかめ深目、ふしめ伏目、みめ御目、やつめ八目、よめ夜目、よこめ横目、よそめ余所目、ゐをめ/wuをめ魚目、をちかため遠方目)
◎ま馬(うま馬;まぐさ馬草*秣、ませ、まや馬屋;あしげま葦毛馬、くろま黒馬、こま仔馬、たつのま龍馬、はにま埴馬、はゆま早馬、みま御馬、めま牝馬、をま牡馬)-うま/むま馬(うまかひ馬飼、うまき馬柵/まき馬牧*牧、うまきぬ馬衣、うませ馬柵、うまのつめ馬爪、うまや馬屋*厩*駅)
◎ま魔*鬼(まもの魔物、まよけ魔除)-み霊*神()
ま/まご孫(みま御孫、まこ/まご孫、あめみま天孫、すめみま皇孫)
ま喚犬(まそかがみ喚犬追馬鏡m3324/m2981)
ま間(あまま雨間、たyeま絶間)
ま真(まさを真青、ますぐ真直、まそ真麻、まて真手*諸手、まひる真昼、まよなか真夜中)
◎不明「ま」マ接(まくろ真黒、まごマ子*孫、まことマ事*誠、まさぐる、まさら真新*真更、まさかり盛 まさき真先、まさやに、ましばに屡、まじめ真面目、ましろ真白、ますぐ真直、まちかし間近、まつぶさに、まとも真ツ面?、まはだか真裸、まひるマ昼、まもるマ守、ま+よふ揺*迷)(かへらまに、ことしまに、さかさま逆、さかしま逆、ふすま衾、ふつまに、まほらま、よこさま、よこしま)
◆--------「ま」2拍語(ま2)
まが/まぐmg禍*曲(まがこと悪事、まがたま勾玉*曲玉、まがつひ)-まぐmg曲*勾*枉(まげろ曲盧、まげくじく)-まげmg曲*髷(たかまげ高髷、まるまげ丸髷) まきmk薪 まきmk真木*槙 まき/まくmk巻(まきもつ巻持;しつまき倭文巻、たまき手巻、たままき玉巻、ちまき茅巻)/(いまくいイ巻、さかまく逆巻、さしまく、たままく玉巻) まき牧(むまき牧) まく/まけ設(まけそなふ設備、まけみぞ設溝*儲溝;あけまく開、おくまく奥、かたまく片、なつまく夏、はるまく春、wuらまく) まく/まけmk任*罷(まけところ、まけのまにまに) まけmk溝 まけmk眼病 まけmk負(うるしまけ漆負、なつまけ夏負、ひまけ日負) まぐmg求*覓(まぎとほる覓通;くにまぎ国覓) まごmg孫⇒ま間 マゴマゴ まさms正⇒ま真 まざまざ まし/ましらmsr猿*申 まし/ますms益*増(まして、いやましに)-(いやます、おもひます/もひます思、こひます恋、さきます咲、ますひと、ますます益々*増々、ゆきます行) まし/ますms坐(みまし御坐*御座) まし(よりまし尸童) まし汝(イ接:いまし) まじmz蠱*呪⇒まに まじまじ ますms益(ますら益荒/ますらかみ/ますらたけを/ますらを大夫) ますms鱒(あかます赤鱒、あめます鯇鱒、べにます紅鱒) ますms枡*斗
◎ますms座(あさこyeます朝越、あもります天降、あれます生、います、いでます出、いはかくります岩隠、いります入、うらなけます、おきます置、おほまします大、おもひます思、おもほします念、かくります隠、かへります帰、かへりきます帰来、かります苅、きます来、くもかくります雲隠、こyeます肥、さねます寝、します為、しきます敷、したひきます慕来、しづまります静、しります知、すぎます過、すてます捨、たかしります高知、ただこyeきます直越来、つかへたてまつります、なぐさめます慰、なります、ねがひます楽、ひたらします日足、ふとしきます太敷、まかります罷、まもります護、まゐでます参出、みます見、yiつきます、わすれます忘、わたりきます渡来、wuゑます植) まずまず
ませms籬 まぜmz交(かきまぜ掻交、なひまぜ綯交、ひまぜ日交、よまぜ夜交) まそms雅(まそし、いのちのまそけむひと) まそms真十(まそかがみ真十鏡/まそみかがみ)
◎またmt股*岐*派(またぐ-またがる、またye股江、またふり杖、またみる海松、またを;おほまた大股、かはまた川股、かへるまた蟇股、きのまた木股、さすまた刺股、たなまた、ちまたtmt道岐*衢*巷、つのまた角股、ふたまた二俣/ふたまたふね〔両枝舟*双胴船〕、みまた/みなまた水派*水俣、やちまた八衢) またmt又*亦(またのな亦名、またまた) また/みた/むた又*共(風のむた、君がむた、浪のむた、人のむた) またmt全(またシ) まだmd未(イ接:いまだ) まちmt町*坊(まちあかり町明、まちかど街角、まちだ町田、まちなみ街並)
◎まち/まつmt待(まちいづ待出、まちかつ、まちかぬ、まちこふ待恋、まちざけ待酒、まちつぐ待継、まちとふ待問、まちとる、まちやす、まちよろこぶ待喜;しかまち鹿待、ゐまちづき居待月;ありまつ有待、かたまつ片待、ことまつ、たちまつ立待、yiはひまつ斎待、ゐまつ居待、wuらまつ)
◎まぢ/まづ/まどmd貧(まぢち貧鉤;まづシ/まどし貧シ) まちまち区々
◎まつmt松(まつかげ松蔭、まつかぜ松風、まつがね松根、まつかへ松柏、まつがye松枝、まつのき/まつのけ松木、まつのこけ松苔、まつのしる松汁、まつのみ松実、まつばら松原、まつやに松脂、まつら松浦/まつらぢ松浦路/まつらぶね松浦舟;あかまつ赤松、あらいそまつ荒磯松、いそまつ磯松、おyiまつ老松、かどまつ門松、からまつ唐松、こまつ小松、さきまつ裂松、しままつ、たきまつ/たいまつ松明、たままつ玉松、つぎまつ続松、とこまつ、とどまつ椴松、はひまつ這松、はままつ浜松、ひとつまつ一松、むすびまつ結松、めまつ雌松、やままつ山松、わりまつ割松、をまつ雄松、をりまつ折松) まつmt末 まづmd先-まづまづ 

まて両手⇒た手(まてがた両手肩、あまのまてがた海人両手肩) までmd迄 まとmt的-まとmt円 まどmd窓 まなmn〔真名*愛〕(まなおとご、まなか鹿、まなこ子、まなつる鶴、まなばしら鶺鴒/つつまなばしら、まなむすめ、まなゐ井/あめのまなゐ、) まに/まじmn,mz蠱*呪(ふとまに太占)-(まじくる、まじこる遭害、まじなひ/まじなふ呪、まじもの蠱物*厭魅、まじわざ蠱事) まなmn(まなこ/まなご最愛児/ひまなこ) まにmn(まにま、まにまに) まねmn数多(まねし;さまねし) まねmn真似 まひmh舞(きしまひ吉志舞、くずまひ国栖舞、くめまひ久米舞、くれのうたまひ伎楽儛、たてふしのまひ、たまひ田儛、やつらのまひ八佾之儛) まひmh弊(まひなひ) まへmh前 ままmm崖 ままmm継(ままいも継妹、ままこ継子、ままちち継父、ままはは継母、ままはらから) まみ/まめmm豆(まめがら、まめた豆田、まめづき、まめふ豆生/まめふた、まめもちひ豆餅;あちまめ、くろまめ黒豆、そひまめ、ちこまめ、のらまめ、はほまめ、ゐまめ) まめmm忠(まめなり、まめやか、まめこころ、まめまめし) まゆ/まよmy眉(まよあげ眉上、まよあひ眉間、まゆがき/まよがき眉書、まゆげ眉毛、まゆずみ眉墨*黛、まゆね眉根、まよびき眉引、まゆを眉尾) まゆ/まよmy繭(まよこもり) まら/まれmr稀(まらひと/まれひと稀人*客) まらmr男根*陰茎 まりmr碗*椀(かなまり金椀、たままり、みづまり水椀) まり/ばり/まるmr,br放(ゆまり湯放*尿/ゆばり/yiばり尿:くそまる屎、ゆばりまる) まる/まろmr丸⇒ま丸 まろmr麻呂(まろがち〔麻呂賀知〕、まろかなへマロ金瓮) まゐ/まwu参/mw/(まゐwuごなはる動、まゐおもむく赴、まゐかへる帰、まゐく参来、まゐくだる参下、まゐしががふ参従、まゐ〔い〕たる参至、まゐいづ参出、まゐのぼる参上、まゐふす参伏、まゐむかふ参向、まゐる参、わゐわたりく)
◆--------「ま」3拍語(ま3)
まかいk&真櫂 まがきmkk籬 まかぢkd真梶 まかね真金*鉄 まがひ乱 まかみ真神 まかも真鴨 まかり/まかるmkr罷(まかりづ罷出、まかりまをす罷申、まかりぢ罷道;みまかる卒*死) まがり曲 まくさ真草 まくさ馬草*秣*楣 まくずkz真葛 まくひkh真杭 まくらmkr枕(まくらく、まくらたし/まくらたち枕太刀、まくらづく、まくらへ枕辺;あひまくら相枕、いそまくら磯枕、くさまくら草枕、こまくら木枕、こもまくら薦枕、すがまくら菅枕、たへまくら栲枕、たまくら手枕、つげまくら黄楊枕) まことmkt誠 まこもkm真薦 まさか目msk前 まさきmsk(まさきのかづら) まさめ ましろsr真白 ますげsg真菅 まそでsd真袖 まそほsh真朱 またぎmtg(あきたまたぎ秋田) またちtt真太刀 またま真玉 まだら斑/みだら猥/みだり乱/みだれ/もどろmdr(まだらうり斑瓜、まだらぶすま斑衾;みだりがはし妄*;もどろく-もどろかす、しどろもどろ) まちだ町田 まぢちmdt貧鉤 まつげmtg,ke目毛*睫 まつり/まつるmtr祭(まつりく祭来、まつりごと政/まつりごととの政殿/まつりごとひと判官/おほまつりごとひと大/すけまつりごとひと中/すないまつりごとひと少、まつりだす祭出;かざまつり風祭;いませまつる座祭、おくりまつる送祭、かざりまつる飾祭、かへまつる、さだめまつる定祭、さづけまつる授祭、すゑまつる据祭、たすけまつる助祭、たてまつる立祭*奉、たふとみまつる尊祭、つかへまつる仕祭、はぶりまつる葬祭、ひたしまつる、ふとしきまつる太敷祭、まけまつる退祭、まもりまつる護祭、めぐりまつる廻祭、みまつる見祭、むくyiまつる報祭、yiつきまつる斎祭、yiはひまつる斎祭、ゆづりまつる譲祭、よそひまつる装祭、ゐやびまつる、wuごかしまつる動祭、wuつしまつる写祭、wuやまひまつる敬祭、をさめまつる治祭) まとひ/まとふmth惑(おもひまとふ思惑、ききまとふ聞惑、こころまとふ心惑、たぶれまとふ狂惑) まとり真鳥 まなか真中 まなこ目子*眼 まなご愛子 まなご細砂(まなごつち;うきまなご浮、しろまなご白細砂) まぬる罵(まぬらるm3879) まねきmnk蹋木 まはにhn真埴 まはりhr真榛 まひ;かしよね淅米と真人 まほら/まほろ秀 ままき/ままきゆみ弓 まめふ豆生 まもり守*護 まゆふ真木綿 まゆみmym真弓 まゆみmym檀 まよひmyh真乱*迷 まりや(矢) まるね/まろね丸寝 まwuけ設*儲/mwk/(ひとまwuけ人設、まるまwuけ丸儲、めまwuけ) まをし/まをすmws申(まをしあぐ申上、まをしたまふ申給;あらはしまをす、うけひまをす誓申、おくりまをす送申、かへりごとまをす返事申、ことまをす事申、みちびきまをす導申、ものまをす物申、wuれへまをす憂申)
◆~~~~~~~~~~~~~~~「ま」語末
あま&m天、あま/あめ/さめ&m,sm雨、あま甘&m/うま&m旨、あま&m海人*海士*白水郎、あま&m尼、いま&m今、うま&m馬、かまkm窯*竈、かま釜/かめkm甕、かまkm鎌、かまkm鰓 かま/がまkm,gm蒲 がまgm蝦蟇 かまkm嘉麻、くまkm熊、くまkm隈、くまkm奠、くまkm球磨、こまkm駒、こまkm狛*高麗、こまkm独楽、ごまgm胡麻 さまsm様、さまsm方、しまsm島、しまsm縞、しまsm志摩、すまsm須磨、せまsm狭、そまsm杣、たまtm玉、たまtm霊、たまtm多磨、たまtm偶 つまtm夫*妻、つまtm[切妻] つまtm褄、つまtm端、とまtm苫、なまnm生、ぬまnm沼、のまnm野間、はまhm浜、ひまhm暇、へまhm、ままmm崖*圸、みまmm孫、やまym山、ゐまwm居間
--
あたま&tm頭 あづま&dm東*吾妻 あひま&hm合間 あまま&mm雨間 いとま&tm暇 かきまkkm垣間 かげまkgm陰間 かたま/かつまktm堅目籠 かぢまkdm楫間 くつまktm傴瘻 くるまkrm車 くろまkrm黒馬 こしまksm小島 このまko木間 しくまskmシ熊*羆 ただま手玉 たyeまty絶間 つままtmm[植物] とかまtkm,to利鎌 とひとまthtm鄙人マ なかまnkm仲間 のやま野山 はかまhkm袴 はさまhsm谷 はざまhzm間 はづまhdm[波止場?] はにまhnm埴馬 はやまhym,ha端山 はゆまhym早馬 ひとま人間 ひやまhym,hi檜山 ふすまhsm衾[伏+マ?] ふすまhsm襖 ふすまhsm麩 へちま/へちhtm糸瓜 またま真玉 みくまmkmミ隈 みたま御玉 みぬまmnm水沼 めづまmtm愛妻 やしまysm八洲 やれまyrm破間
◆===============「ま」模写語
まごまご、まざまざ、まじまじ、ますます、まちまち、まんまん、

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◇-----------------【みみみ】
◆--------「み(mi)」1拍語(み1)
◎み御
〔あ行〕みあぐら呉床、みあし足、みあと跡、みあに兄、みあぶみ鐙、みあへ饗、みあらか殿舎、みいくさ/みくさ軍、みいのち命、みいは家、みいほ庵、みうた歌、みうつくしみ慈、みおすひ襲、みおと弟、みおび帯、みおも/みおもて面、みおも御母、みおもひ思、みおもわ面輪、みおや祖、
〔か行〕みか甕、みかがふり冠、みかき垣、みかげ影、みかげ蘿、みかげ霊、みかさ笠、みかた条、みかた像、みかづら鬘、みかて粮、みかど門*帝、みかどもり門守、みかは三河*御川、みかばね骨、みかは川、みかほ顔、みかみ髪、みかむなぎ巫、みかも、みかり狩、みかれひ粮、みき酒、みきだ段、みくさ草、みくさ種、みくし髪、みくし櫛、みくしげ櫛笥、みくち口、みくび頸、みくびたま頸珠、みくまの熊野、みくら座*倉、みくらたな倉棚、みけ食、みけ御木、みけし御衣、みけつくに食国、みけひと食人、みこ籠、みこ子、みこころ御心、みこし輿、みこしぢ越路、みこしろ御子代、みこたへ答、みこと言*事*命、みこと琴、みことのり勅命、みこのかみ兄、みこも薦、
〔さ行〕みさか坂、みさかづき盞、みさかり盛、みさき前、みさき崎*岬、みさきおひ、みさきばらひ前払、みさけ酒、みさざき陵、みさと里*京師、みさとし教覚、みしほ塩辛、みしま三島*御島、みしりへ御後方、みしるし、みしろ代、みす巣、みすがた容、みすまる統、みすみ、みすゑ末、みそ御衣/みををりめ織女、みそ十、みそかけ衣架、みそで袖、みその園、みそのふ園生、みそば傍、みそら空*美空、
〔た行〕みた三田*御田、みたから宝、みたけ嶽、みたたし立/みたち、みただむき腕、みたち太刀、みたて楯、みたに三谷*御谷、みたま霊、みたみ民、みため為、みたや田屋、みたらし、みち道、みちち父、みつ御津、みづ御水、みつかひ使、みつき杯、みつき調、みつきもの杯物、みつきもの調物、みつくた営田、みつなかしは綱柏、みつのかしは角柏、みづら、みつye杖、みて手、みてぐら/みてぐらもの幣、みてしろ手代、みてづから、みてつもの手、みと戸、みと処、みとし年、みとも伴/みともひと、みとや門屋、みとらし執、
〔な行〕みな御名、みなか中、みなげき嘆、みなしろ名代、みなへ鍋、みなます膾、みなみだ涙、みぬさ幣、みね峰、みの御野、みのり法、
〔は行〕みは御歯、みはか墓、みはかし穿*刀、みはかま褌、みはぎ脛、みはこ箱、みはし橋、みはし箸、みはしら柱、みはな御鼻、みはは御母、みはぶり葬、みはら御腹、みはら三原*御原、みひざ膝、みひたき火焼、みひたひ額、みひひこ曽孫、みふき御吹/みふきのたま玉、みぶくし御掘串、みふくろ袋、みふところ懐、みふなこ舟子、みふね舟、みふで筆、みふゆ冬、みふるまひ、みほ穂、みほきたま寿玉、みほと、
〔ま行〕みま馬、みま孫、みまかひ馬飼、みまくさ馬草、みまくら枕、みまし、みまなこ眼子、みまへ前、みまや馬屋、みみ身/みみづから、みみそぎ禊、みみづら鬟、みむかひめ嫡女、みむこ聟、みむすひ産霊、みむすめ女、みむね胸、みむろ室、みめ目、みめ妻、みめひ姪、みも裳、みも喪、みもと許、みものおもひ物思、みもひ器、みもろ、
〔や行〕みや屋*宮、みやけ宅*屯倉、みやつこ奴、みやま御山*深山、みやまかくれ山隠、みやまひ病、みyiめ夢、みゆ湯、みゆき行幸、みゆき雪、みゆみ弓、みye御江、みyeしの/みよしの御吉野、みよ御世
〔わ行〕みわ三輪*御輪、みゐ三井*御井、みwuら御浦、みを御尾、みを御峰、みをし食、みをしのこり咋遺、みをば姨;おきつみかみ沖御神)
◎み/び廻(ありそみ荒磯廻、いそみ磯廻、くにみ国廻、くまみ隈廻、さきみ崎廻、さとみ里廻、しまみ島廻、すさきみ洲崎廻、すそみ裾廻、たみタ廻、ちぬみ茅渟廻、みさきみ岬廻、みなとみ水門廻*湊廻、やまみ山廻、wuらみ浦廻)-みる廻(こぎみる漕廻、ゆきみる行廻)-び傍(いそび磯廻、かはび川傍、はまび浜傍、やまび山傍、wuねび畝傍、をかび岡傍)
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◎み/む/も身*実(みかくす身隠す、みかはり身代、みがら身柄、みそぎ身削*禊、みたけ身丈、みつかふつみ身使罪*徒罪、みづから身、みなしご身無子、みのわた三膲*身腸*膲、みwuす身失す;ただみ直身)-む(むかはり身代*質、むくろ身柄*骸、むけつ身毛津、むざね正身*身実、むね身根*胸;たむ田身)-も(もぬけ身抜*蛻)
◎み/め/も布*藻(みる海松/みるめ海松布;めかり藻刈/めかりふね海藻刈舟;あらめ荒布、かぢめ搗布、にきめ和藻、ほつめ秀藻*最勝海藻、わかめ若布;もしほ藻塩、もは藻葉、もふし藻;おきつも沖藻、かはも川藻、かるも、すがも菅藻、たまも玉藻、なのりそも、はまも浜藻、へつも辺藻、yiつも斎藻)
み/め乳(みぶ/みぶべ乳部*壬生、めのと乳母*乳人)
み神*霊?(おかみ龗、かみ神、やまつみ山神、わたつみ海神)
み耳(みづら総角*角髪*鬟、みめ耳目/みめうるはし)
み実()
み箕(ア接:あみ網)
み巳(みつち)
み水⇒つ水
み乳(みぶ乳部*壬生)
み三(みか三日、みかた三条、みかづき三日月、みきだ三段、みくさ三種、みそぢ三十、みたび三度、みたり三人、みつ三箇、みとせ三年、みはしら三柱、みへ三重、みよ三代)-みつ三箇(みつあひ三相、みつくり三ツ栗、みつご三子、みつのからくに)
再検討「み」(みがく磨、みさき水崎*御崎*岬)
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み(形容詞接尾)(あつみ、ありなみ、いたみ痛、いぶせみ、うすみ薄、うつくしみ美、おほみ多、おもみ、おもしろみ、かしこみ、かたみ、かゆみ、きよみ、けながみ日長、こころぐみ、こたかみ木高、こちたみ、さとほみ、さまねみ、さむみ、さやけみ、しげみ、すべなみ、せまみ狭、たかみ、たとほみ遠、たふとみ尊、ちかみ近、とおみ遠、なみ無、ながみ長、はやみ早、ひろみ広、ふかみ深、べみ、まねみ、みじかみ短、めぐみ、ゆゑなみ、よみ、よわみ弱、わかみ若、やすみ、wuらわかみ;いたはしみ、いふかしみ、おほほしみ、おもなしみ、かぐはしみ、かなしみ、くすしみ、くやしみ、くるしみ苦、こごしみ、こひしみ、こほしみ、さかしみ、さぶしみ、ときじみ時、なつかしみ、ひさしみ、まかなしみ、まぐはしみ、ましじみ、まだしみ、むつましみ、めづらしみ、やさしみ、ゆゆしみ、よしみ宜、わびしみ、wuらこひしみ、wuらめしみ、wuるはしみ、wuれしみ、をしみ惜)
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み〔動詞連用形接尾-ミ語法〕(いかりみ慍、うだきみ抱、おひみ負、からしみ枯、ときみ解、ひきみ引、べみ/知りぬべみ/過ぎぬべみ まきみ、やりみ、ゆるへみ緩、ゑみ笑)
◆--------「み」2拍語(み2)
みかmk甕(みかわ甕和) みきmk幹 みきmk,ki神酒⇒き みぎmg右-「みぎり」 みけmk御食⇒け みけ/みげmk,mg胘〔牛鹿羊の胃肉〕 みこmk巫女 ミシミシ みすみす(見す々々)/みるみる(見る々々) みす/びすms,bs喧*囂(みすシ/かまみすシ/かまびすシ) みせms店*見世(みせがね、みせしめ、みせたな、みせもの;かほみせ顔見世、てみせ手見世、でみせ出店、とこみせ床店、よみせ夜店*夜見世) みそms味噌/もろみmrm醪 みそ/みぞ/むそms,mz溝(みぞうめ溝埋;あせみぞ汗溝、うめみぞ埋溝、たみぞ田溝、はなみぞ鼻溝、まけみぞ儲溝;たかむそ高溝、ふかむそ深溝) みた/むたmt共⇒また又 みだ/もだmd(みだつ、みだる;もだゆ、もどろ/しどろもどろ) みちmt道-みちみち道々⇒ち みちmt海驢〔あしか〕 みち/みつmt満(みちあふる満溢、みちかけ満闕*盈〇、みちく満来、みちさかる、みちしく、みちしほ満潮、みちたらはす、みちゆく満行、みちわたる満渡;しほみちたま/しほみつたま、しほみち汐満;そらみつ、そらにみつ) みつmt蜜 みつmt光 みつ/につmt,nt満(m-n相通) みつmt(みつみつシ枕→久米) みづ/みどmd水*御水⇒み水 みづmd瑞⇒み水 みづmd針孔 みづmd椹 みな/もねmn皆(みなのもの皆、みんな;ひとみなの/ひともねの人皆のm877) みなmn蜷(m-n相通)⇒にな みねmn峯 みねmn哀哭 みの/にのmn,nn蓑(m-n相通)(みのかさ蓑笠、みのむし蓑虫;かさみの笠蓑、せみの背蓑、こしみの腰蓑) みぶmb壬生 みぶmb乳部 みほ/みほどりmh⇒にほ みみmm耳(みみあか耳垢、みみかね耳金、みみくそ耳糞、みみしひ耳癈*耳盲、みみしふ耳癈、みみたけ耳蕈、みみたぶ耳朶、みみたま耳玉、みみだれ耳垂、みみとし耳鋭シ、みめ耳目*見目) みめmm妃
◎みやmy御屋*宮(みやき宮木*宮材、みやこ宮処*都、みやすすめ、みやぢ宮道、みやつかへ宮仕、みやで宮出、みやところ宮処、みやはしら宮柱、みやび雅*風雅/みやびか/みやびを男、みやひと宮人/おほみやびと、みやぶ、みやへ、みやゐ宮居、みやをみな宮女;あさみや朝宮、あまつみや天宮、あめのみや天宮、あらきのみや殯宮、うちつみや内宮、おきつみや沖宮、おほみや大宮/おほみやびと、かむみや神宮、かりみや仮宮、きさきのみや后宮、たかみや高宮、とこみや常宮、とつみや/とつみやところ、にひみや新宮、ひのみや日宮、ゆのみや、ゆふみや夕宮、yiつきのみや斎宮、yiでましのみや行宮、わかみや若宮)
みめmm耳目*眉目*見目 みらmr韮(m-n相通)⇒にら みるmr海松(ふかみる深、またみる俣海松) みわ御酒 みをmw水緒*水脈*澪(みをつくし澪標)
◆--------「み」3拍語(み3)
みあと御跡 みおや御祖 みかき宮垣 みかげ御影 みかげ御冠 みかど御門*帝 みかも水鴨 みかわ甕ワ/みか御罌*𤭖*甕/か瓷*罌 みぎり水切*砌 みくさ水草 みくし御櫛*髪 みぐま水隈*御曲 みけし御着 みこし神輿 みこと御言*尊*命 みこも御薦 みさき水先*御崎*岬 みさごmsg鶚 みさと御里*京師 みさをmsw風流*雅 みじかmzk短(みじかゆふ短木綿、みじかよ短夜) みしぶ水渋 みそぎmsg身祓*禊 みたけ身長 みたま御玉*御霊 みたみ御民 みたや御田屋 みだり/みだる/みだれmdr乱(みだりかはシ、みりだりこと;いりみだる入乱、おもひみだる思乱、かりみだる刈乱、こひみだる恋乱、ちりみだる散乱、ときみだる解乱、ふきみだる吹乱、ふりみだる振乱;みだれいづ乱出、みだれいと乱糸、みだれこひ乱恋、みだれしむ、みだれそむ乱初、みだれを乱麻、みだれを乱尾) みつきtk御調 みつご三子 みつちmtt,ti蛟*鮫龍-みつはmth罔象 みづmdhは瑞歯 みづほmdh瑞穂 みづらmdr角髪*鬟〔みみつら耳吊?〕 みどりmdr水*緑⇒み水 みなとmnt港*湊 みなみmnm南 みなわ水沫 みぬま見沼 みのりnr御法 みひら みまし汝(→いまし) みまたmmt,mt水派 みみず/めめずmmz蚯蚓(いとみみず糸蚯蚓、くれのみみず呉蚯蚓) みまなmmn任那 みもと御許 みもひmh水垸*水 みもろmmr,mr三諸 みやき宮木*宮材 みやけ御宅*屯倉*官家⇒や屋 みやげmyg土産 みやこmyk都(みやこかたひと都方人、みやこぢ都道、みやことり都鳥、みやこひく、みやこぶ、みやこへ都辺) みやぢ宮路 みやで宮出 みやび雅 みゆき行幸 みゆき御雪 みゆき徭役 みよし/によし/みおし水押*舳
◆~~~~~~~~~~~~~~~「み」語末
あみ&m網、うみ&m生、おみ&m臣、おみ&m使主、かみkm上、かみkm神、かみkm紙、かみkm髪、きみkm君、きみ/きびkm,kb黍、くみkm組、くみkm胡頽子、しみsm染、しみsm凍、しみsm綵、しみsm紙魚、すみsm炭*墨*煤、すみsm済、すみsm隅、すみsm澄、せみsm蝉、たみtm民、つみtm積、つみtm罪、つみtm柘、とみtm富、とみtm跡見、なみnm並*波、ぬみnm要害、のみnm限、のみnm飲、のみnm祈、のみnm鑿、のみnm蚤、はみhm蛇、ひみhm氷見、ふみhm文、へみ/へびhm,hb蛇、まみ/まめmm豆、みみmm耳、もみmm籾、もみmm樅、もみmm揉、やみym闇、やみym病、yiみym忌、ゆみym弓、よみym黄泉、wuみwm膿、wuみ海水wm、ゑみwm笑*咲、をみwm麻続、
--
あざみ&zm薊 あそみ朝臣 あふみ/あはうみ淡海 あぶみ鐙 あゆみ歩 ありそみ荒磯廻/いそみ磯廻 あるみ/あらうみ荒海 いさみ&sm勇 いづみ出水*泉 うかみwkm窺見、えやみ&ym疫病 おかみ&km おきひ熾火 おほみ大臣/おほおみ かがみ屈 かがみkgm鏡 かがみ/ががいもgg かくみ/かこみ囲 かすみksm霞 かたみ形見 くすみksm くにみ国見 くまみ隈廻 こくみkkm瘤 こつみ木積*屑 こなみknm前妻 このみ木実 こよみkym暦 さとみ里廻 しきみskm樒 しきみskm閾 しげみsgm茂 しじみszm蜆 しとみstm蔀 しまみ島廻 しらみsrm虱 すすみssm烽/のろしnrs たかび/たかみtkb手柄 たくみtkm巧*匠 たたみttm畳 ただみ直身 たづみ/にはたづみtdm水潦*庭潦 たるみtrm垂水 たわみtwm撓 つくみ つぐみtgm鶫 つつみttm包*堤 つつみttm障*恙 つづみtdm鼓 とどみtdm満潮 となみtnm門浪 となみ鳥網 なほみ直毘 ねずみnzm鼠 のぞみnzm望*覗 はなみ歯並 ひらみhrm褶 へなみ辺波 まかみ真神 まゆみmym檀*真弓 みたみ御民 みなみmnm南 めぐみ恵 わたつみwttm、wuらみwrm浦廻、wuらみ恨/wrm/、

 

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◇-----------------【むむむ】
◆--------「む(mu)」1拍語(む1)
む/ぶ生(むす生ス)
む/ぶ蒸(むす蒸ス、むる蒸ル)-も燃*萌(もす燃ス、もゆ燃ユ)
む睦(むつき睦月)-むつ睦?
む六(むつま六爪、むはしら六柱;むつ六箇、むつた六田)
む牛鳴m2839
不明「む」(むつき正月、むつき襁褓)
◆--------「む」2拍語(む3)
むか/むき/むけmk向(むかさくる、むかつくに向国、むかつを向峯*向岡、むかばき向穿*行縢、むかひめ向女〔正妻*本妻〕、むかぶす向伏、むかめ、むかもも向腿*向股;むきしたがふ向従、むきたつ向立;ほむき穂向、もろむき諸向;うつむく内向*俯、かきむく、ことむく言向、そむく背向、へむく舳向;かほむけ顔向、しむけ仕向、たむけ手向、はなむけ鼻向*餞、ほむけ穂向、yiむけ射向)
-(むかひたつ向立、むかひび向火、むかひめ向女*迎女、むかひゐる向居;たむかひ手向、をむかひ峰向;いごぎむかふ漕向、いでむかふ出向、いむかふ、きむかふ来向、きもむかふ肝向、さしむかふ差向、たちむかふ立向、たむかふ手向、はしむかふ箸向、ひむかふ/ひむかひに日向、みけむかふ、ゆきむかふ行向)
-(むかへく迎来、むかへぶね迎舟、むかへまゐづ迎参出) ムカムカ
むがmg幸(むがシ、むがしび、ウ接:うむがし、オ接:おむがし) むぎmg麦(むぎいひ麦飯、むぎかす麦滓、むぎかた、むぎがら、むぎこ麦粉/むぎのこ、むぎすくひ、むぎなは麦縄、むぎのくろみ麦黒実、むぎほ麦穂、むぎわら麦藁、むぎをすき;おほむぎ大麦、からすむぎ烏麦、くろむぎ黒麦、こむぎ小麦、そばむぎ、ふとむぎ太麦、まむぎ真麦) むくmk椋 むくmk尨(むくげ尨毛、むくゐぬ尨) ムクムク むけmk平(たむけ平治) むこ/もこmk婿(むこいり婿入、むことり婿取;もこ/もころ/もころを如己男) むさms(むさぼる貪、むしゃむしゃ)
◎むしms虫(あぶらむし油虫、あをむし青虫、いもむし芋虫、いるむし、うじむし蛆虫、えひまらむし、えめむし、おほねむし、おめむし、かつをむし、かはむし、かへたむし、かみきりむし、きくひむし木食虫、くそむし糞虫、くひむし食虫、けむし毛虫、こむし小虫、すくもむし、せむし背虫*傴、たまむし玉虫、たむし田虫、つのむし角虫、とこよむし常世虫、とせむし、なつむし夏虫、なむし菜虫、ぬかつきむし額衝虫、のむし蠧、のきはむし、はふむし這虫、はむし羽虫、はらあかむし腹赤虫、ひむし火虫*蛾*蚕、ひむしば火虫葉、ひをむし蜏、ふなむし舟虫、へひりむし、まむし真虫*蝮、まろむし、みのむし蓑虫、もものむし桃虫、よなむし、をぎむし尺蠖、をさむし筬虫) むしむし蒸々
むすms産(むすこ息子、むすひ産霊、むすめ娘) むそms,mz溝⇒みぞ むたmt共⇒また又 むち/ぶちmt,bt鞭 むちmt貴(なむち汝貴/おほなむち、おほひるめのむち)-むつmt睦(むつごと睦言、むつまじ、むつむ/むつぶ、むつむつし;すべむつ/すめむつ皇睦) ムズムズ/ムヅムヅ ムチムチ むな/むねmn胸(むなかき、むなかた胸形*宗像、むなぐら胸座、むなころも胸衣、むなさか胸坂/たかむなさか、むなさき胸前、むなすき胸鉏、むなそふ胸副、むなち胸乳、むなつき胸突、むなほね胸骨、むなみる胸見、むなわく胸分/むなわけ) むなmn空(むなくに空国、むなこと空言、むなし空シ、むなて/たむなて徒手) むねmn棟 むねmn宗*旨 むべ/うべmb,&b宜 むまmm馬⇒ま馬 むらmr疋*端
◎むら/むれmr群(むらきも群肝、むらくも/もらくも叢雲、むらさめ叢雨*村雨、むらたけ叢竹、むらたち叢立、むらたま叢玉、むらとり群鳥、むらやま群山;あぢむら鴨群、いしむら/いはむら石群、いへむら家群、くさむら草群*叢、こむら木村*樹村*木群、ししむら、すぎむら杉群、たづむら鶴群、たむら/とむら屯*党、つきむら槻群、ひとむら一群、ほむら火群、をむら小群)-(むら村、むらきみ村君、むらさと村邑*村里、むらじ村ジ*連?、むらつかさ)-むれ() ムラムラ 
むろmr室(むろつみ舘*客舘堂、むろほき室寿、むろや室屋;いしむろ石室、いはむろ岩室、うつむろ空室、おほむろ大室/おほむろや、さかむろ酒室、たむろ屯、にひむろ新室、ひむろ氷室、わかむろ若室) むろmr天木香
◆--------「む」3拍語(む3)
むかご/ぬかごmkg,nkg零余子、むかしmks昔 むかでmkd百足*蜈蚣 むかひ向 むかへ迎 むくげmkg木槿 むくひ/むくyi報 むぐら/もくらmgr,mkr葎(むぐらふ葎生;かなむぐら金葎、やへむぐら八重葎) むくろmkr體*骸⇒から むごへmgh斉 むざねmsn正身 むじな/うじなmzn,&zn貉 むしろmsr蓆*筵(むしろゐ蓆藺;あやむしろ綾蓆、こけむしろ蘿蓆、やすむしろ安蓆、yiなむしろ稲蓆) むすひmsh産霊 むすび結(むすびたる結垂、むすびまつ結松;こひむすび恋結;かきむすぶ、ひきむすぶ引結) むすめmsm女*娘 むつきmtk襁褓(ひむつき搓襁) むつきmtk,mu睦月 むなぎmng,&ng鰻 むなち胸乳 むなてmnt空手 むまきmmk,ki牧 むまご孫 むらじmrz連(おほむらじ大連) むらとmrt腎 むろや室屋
◆~~~~~~~~~~~~~~~「む」語末
あむ/あぶ&m,&b虻、つむtm舶、

 

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◇-----------------【めめめ】
◆--------「め(me)」1拍語(め1)
◎め/も女*妹(めうし牝牛*牸、めか牝鹿、めかつら、めかま牝蒲、めかみ女神、めくぢら、めけもの牝獣、めこ女子*妻子、めす牝*雌、めどり雌鳥、めのかみ女神、めのこ女子、めのと乳母、めのやつこ女奴、めのわらは女童、めひ姪、めひつじ牝羊、めま牝馬、めやつこ女奴;あまつめ天女、あまのさぐめ天探女、あやめ漢女、いらつめ郎女、うかのめ食女*稲魂女、うかれめ浮女、うすめ碓女、うため歌女、うねめ采女、うぶめ産女、おとめ弟女、おほひるめ大日霎、かづきめ被女、かふちめ河内女、くはしめ妙女、くらびとめ、かしこしめ賢女、さぐめ探女、しうとめ/しひとめ/こしうとめ舅女*姑*小姑、しこめ醜女、しづのめ賤女、すがしめ清女、たなばたつめ七夕女、たわやめ/たをやめ撓女*手弱女、つきめ舂女、なきめ泣女、ぬひめ縫女、はたをりめ機織女、はつせめ初瀬女、はらめ、ひさきめ鬻女、ひつめ夷女、ひるめ日霎*日女、ふなめ舟女、みつはのめ、みどりめ、みめ御女*妃、むかひめ、むすめ娘、もとつめ、やましろめ山代女、やまとめ大和女、やもめ寡婦、よめ嫁、よろしめ、をとめ少女、をむなめ)-ひめ媛*姫(ひめうつぼ姫靫、ひめかき姫垣、ひめかがみ姫鏡、ひめかき姫垣、ひめかぶら、ひめかみ姫神、ひめすがはら姫菅原、ひめつばき姫椿、ひめとね姫刀禰*命婦、ひめなそび、ひめみこ姫御子、ひめゆり姫百合;yeひめ兄媛、おとひめ弟媛*乙姫)-も妹(いも妹、いろも)⇒を
め愛(めづま愛妻)
◎め/も海藻(あらめ荒布、にきめ和布、になめ、ひろめ広布、ほつめ秀布*最勝海藻、わかめ若布、ゑびすめ夷布;めかりふね布刈舟)-も藻(もかりぶね藻刈舟、もくづ藻屑、もしほ藻塩、もづく水雲、もは藻/おきつもは/こるもは/へつもは、もふし藻臥/もふしつかふな;おきつも沖藻、かきつも垣藻、かけも、かはも河藻、すがも菅藻、たくまも、たまも玉藻、つくも、なのりそも莫告藻、なびきも、はまも浜藻、ひすきも、へつも辺藻、みなも、yiつも斎藻)
め芽(めぶく眼吹;わかめ若芽)
め鳥(あめ燕、うすべ/うすめ、かもめ鷗、こがらめ、しめ鴲、すずめ雀、つばめ/つばくらめ燕、ひめ鳹)
◆--------「め」2拍語(め2)
メキメキ めしms飯 めしms召(あがためし縣召、つかさめし京官*司召) めそめそ/べそべそ めためた めどmd目処 めひmh姪 メラメラ メリメリ メロメロ
◆--------「め」3拍語(め3)
めぐみ恩愛 めぐり巡廻 めこと目言 めじり目尻 めつま愛妻 めのこ女子 めのと乳母

◆~~~~~~~~~~~~~~~「め」語末
あめ&m天、あめ/さめ&m,sm雨、あめ/あま&m飴*甘、あめ&m燕、あめ&m魚、うめ&m梅、かめkm甕、かめkm亀、きめkm肌理、くめkm久米、こめkm米、さめsm鮫、しめsm標、そめ/しめsm染、そめsm初、ためtm為、つめtm爪、つめtm詰 とめtm瞥*利目、とめtm止、とめtm姥、なめnm滑 なめ/なめしnm嘗/すべ なめnm無礼 はめhm嵌、ひめhm姫、ひめhm鳹、ひめhm蚕、まめmm豆、まめmm肉刺 みめmm見目、みめmm妃、やめym止、yiめ/ゆめym夢、よめym嫁、
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あかめ赤女 あらめ荒布-わかめ若布-ほつめ最勝海藻[最上質の海藻]) あみめ網目 あやめ漢女 いため板目 うすめ碓女 うため歌女 うねめ采女 きそめ黄染 くちめ口女 ここめ魔女 こさめ小雨 しこめ醜女 しづめ鎮 しののめsnnm東雲 しろめ/しろみsrm白鑞 ただめ直目 つきめ舂女 つくめ/かぢつくめ つばめ燕 となめト舐 なきめ泣女 ながめ長雨 ながめ眺 なつめ棗 にきめ和海藻 ぬひめ縫女 ぬひめ縫目 ねざめ寝覚 はさめ はじめ始*初 はりめ針目 ひさめ氷雨 ひさめ大雨 ひらめ平目 ひるめ日女 ほつめ秀布 まさめ むすめ娘 もくめ木目 やもめymm寡 よそめ外目 をづめwdm小集落 をとめ少女、

 

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◇---------------【ももも】
◆--------「も(mo)」1拍語(も1)
も/ぼ母(あも母-あもしし母父)⇒ま
も妹⇒ま
も裳(もこし裳層*裳階、もすそ裳裾、もびき裳引、もひも裳紐;あかも赤裳、あさも朝裳、あさも麻裳、あさもよし、こしも腰裳、しきも敷裳、したも下裳、たまも玉裳、みも御裳)
も方(やも八方、よも四方)
も面(かげとも、このも此面、そとも背面、たのも田面)
も喪(もなし喪無、もふね喪舟、もがり殯、もや喪屋;にひも新喪)
も最(渡り語:ま真/も最?)(もころ、もとも、もなか最中、もはや最早、もはら、もゆら、もより最寄)
も燃*萌(もす燃ス、もゆ燃ユ、もぐさ燃草*艾)
も茂(もし茂シ)
も/ぼ痘*疱*瘡(もがさ痘瘡、もがほ痘顔;あせも汗疹、いぼ/いも疣)
も/もも百(ももye百枝)
不明「も」(も+ぐる潜)
◆--------「も」2拍語(も2)
もけ/ぼけmk,bk木瓜 モクモク モグモグ もこ⇒むこ もご(もごもご;もごよか、もごよふ) モコモコ モサモサ もしもし もずmz,ms百舌鳥 モソモソ モゾモゾ もだmd黙(もだす黙、もだあり、もだをり) モタモタ
◎もちmt餅*黐(もちもち/むちむち;もちごめ糯米、もちのよね餅米、もちとり黐鳥、もちひ/もちいひ餅飯/いりもちひ/くさもちひ草/まめもちひ豆;あはのもち粟餅、きびのもち黍餅、とりもち取餅*黐) もち望(もちづき望月、もちのひ望日)
◎もちmt持(もちあそぶ、もちyiく斎、もちyiぬ往、もちかぬ兼、もちかへりく持帰来、もちく来、もちこす、もちなづ撫、もちはやす、もちまゐく来/もちまゐりく、もちyiく/もちゆく行、もちわく、もちわたりく渡来、もちわたる渡、もちゐる;おももち面持、きもち気持、てもち手持、みこともち御言持*国宰、みもち見持)-(いただきもつ、おひもつ負、おひなめもつ負並、かざしもつ、くひもつ啄、そめつけもつ染付、たにぎりもつ手握、たをりもつ手折、つつみもつ包、とりもつ、にへもつ苞苴、はぐくみもつ、まきもつ纏、ゆひつけもつ結、わきばさみもつ) もちもち餅々*黐々 モヂモヂ
◎もとmt本*下*元*許(もともと元々*本々;もとこ許処/もとこひと、もとす巣、もとすゑ末、もとづく、もとつくに国、もっつひと人、もとつめ妻、もとどり、もとな、もとは葉、もとはず弭、もとへ、もとほととぎす、もとより、もとゐ;いそもと磯、いはもと石、かきもと垣、きのもと木、さかもと坂、たもと手本*袂、ひのもと日、ふもと麓、みもと御許、みなもと水本*源、やまもと山)-(もとる/もどる悖*佷、〔元へ〕もどる戻)
◎ものmn物*者(ものもの;ものおもひ物思、ものかたり物語、ものかなし物悲、ものくひ物食、ものくるひ物狂、ものこと物事、ものこひし者恋、ものざね/ものだね物種*物根、ものさはに、ものしろ物代、ものたち物刀、ものならひ、もののふ物部*武士、もののべ物部/ものべ物部、ものはみ物食、ものふ、ものまさ尸者、ものまwuし物申*謁者、ものもひ物思、ものyiひ物言、ものyiみ物忌、ものwuし物憂;あつもの熱物*羹、あぶりもの焙物、あへもの和物*虀物、いりもの煎物、うましもの甘物、おくつもの、おほものぬし大物主、くだもの木物*果物、くはしもの妙物、けだもの/けもの毛物*獣、しまつもの、すきもの、すゑもの陶物*据物、たからもの宝物、たきもの、たてもの建物、たてまつりもの、たなつもの、たはもの、つくりもの、つくゑもの、てつもの手、とこよもの常世、なにもの何者、ぬひもの縫物、はしもの愛物、はたもの機械、はたけつもの、はたのさもの、はたのひろもの、はなもの花、はにもの埴、はらへつもの祓、ひとつもの、ふくしもの、まじもの蠱物、みけつもの、みつきもの、みてつもの御手、むしもの、もてあそびもの、ゆこもの、yiもの鋳物、をしもの、をりもの織物)
もひmh垸(もひとり主水*水取/もひとりべ;かたもひ片垸、たまもひ玉垸、みもひ御垸) もみmm籾(もみよね籾米;yiねもみ稲籾) もみmm樅 もみmm〔蛙煮〕
もも百(ももか百日、ももき百木、ももくさ百種*百草、ももくま百隈、ももさか百積、ももしき百敷、ももしの百小竹、ももたる百足/ももたらず、ももち百千、ももちだび百千度、ももちだる、ももちどり百千鳥、ももつぎ百継、ももつしま百島、ももつたふ百伝、ももとせ百年、ももとり百鳥、ももとり百取、ももとりのつくゑもの百取机、ももなひと百人、もものつかさ百官、ももふなびと百舟人、ももふね百舟、ももへ百重/ももへなみ浪/ももへやま山、ももやから、ももやそかみ百八十神、ももye百枝、ももよ百夜、ももよ百代*百世/ももよくさ草、ももよろづ百万)
もも腿(ももなが腿長、ももひき股引;うつもも内腿、ふともも太腿、むかもも向腿) もも桃(ももそめ桃染;からもも唐桃、けもも毛桃、さもも、すもも、つばきもも椿桃、やまもも山桃) もや靄 もや(もやもや) もye燃*萌(もyeくし燃串、もyeくひ燃杙) もり森*杜(もりみち森道)
もり守(もりべ守部;いそもり磯守、おきもり沖守、かどもり門守、かにもり掃守*蟹守、こもり子守、さきもり崎守*防人、しまもり島守、すもり巣守、せきもり関守、たまもり玉守、ちもり/みちもり道守、つもり津守、ときもり時守、とのもり殿守、のもり野守、はしもり橋守、ひなもり、まもりマ守、みかどもり御門守、やまもり山守、やもり家守*守宮、よもつちもりひと黄泉道守人、わたしもり/わたりもり渡守) もり銛
もろ諸(もろかみ諸神、もろきぶね諸木舟、もろこし諸越*大唐*唐、もろこと諸言、もろたぶね諸手舟、もろて諸手、もろと諸弟、もろとも諸共、もろね諸寝、もろは諸刃、もろはだ諸肌、もろひざ諸膝、もろひと諸人、もろほ諸穂、もろむき諸向、もろもろ諸々*衆、もろを諸男;もろもろ;みもろ三諸) もろ(みもろ三諸/みもろつく/みもろのかむなびやま神名備山) もろ脆(もろもろ/ぼろぼろ、もろし/ぼろし脆シ) もろ/むろ室?(みもろ/みむろ、ひもろき、みもろき) モロモロ/ボロボロ もろもろ諸々
◆--------「も」3拍語(も3)
もがりmgr殯〔ほなしあがり无火殯殮〕 もこしmks裳層*裳階 もころmkr若 もしほmo,sh藻塩 もすそmo,ss裳襴*裳裾 もたひmth瓮 もちひmth餅飯 もぢりmdr捩(すぢりもぢり、もぢりそで捩袖) もづくmdk水雲 もどきmdk牴牾*擬 もとこmtk左右*許処?(もとこひと左右人) もとは本葉 もとむmtm求(モ接:も+とむ覓) もなかmnk中心*最中 もはらmhr専*全*純〔もっぱら〕 もびきmo,hk裳引 もふねmo,hn喪舟 もみちmmt紅葉 ももかmm,ka百日 ももye百枝 ももき百木 ももへ百重 ももよ百夜 ももよ百代 もやしmys萌*蘖 もりへ守部 もろはmrh諸刃 もろみmrm醪

◆~~~~~~~~~~~~~~~「も」語末
あも/おも&m母、いも&m妹、いも/うも&m芋*薯、いも&m痘、うも&m芋、おも&m主、おも&m重、おも&m面、かも/かりもkm,krm釭 かもkm鴨 かもkm氈 きもkm肝*胆 くもkm雲 くもkm蜘蛛 こもkm菰 こもkm海蓴 しもsm霜 しもsm下 そもsm抑、たもtm田面、たも/たもあみtm攩 ともtm友*伴*共、ともtm艫 ともtm鞆 はもtm鱧 ひも/ひぼhm,hb紐 ももmm腿 ももmm桃 もも,,百 やもym八方 よもym四方
--
あかも赤藻 あせも&sm汗疹 いろも&r,mo色妹 うはも&h,mo上裳 うひも&h,mo初裳 かげも/かげともkgm影面 かはも川面 かはも川藻 かも/かりもkm,krm轄/こしきksk轂 かるもkrm枯草 くたもkt,mo朽藻 けももkmm毛桃 こしもksm腰裳 こどもkdm子供 このもknm ころもkrm衣*骸裳 したもstm下裳 すがもsgm菅藻 すごもskm食薦 すももsmm李 そとも/そつもstm背面 たのも田面 たまもtm,mo玉藻 ちおもti,&m乳母 つくもtkm九十九 つしもtsm なにもnnm汝妹 にひもnhm,mo新喪 はまもhmm,mo浜藻 へつもhtm辺藻 まかもmkm,km真鴨 まこもmkm,km真薦 まともmtm,mo眞面/眞つ面? みかもmkm,km水鴨 みこもmkm,km御薦 yiつもytm,mo厳藻  ゆおもy&m,yu湯母 わぎも我妹 ゑともwtm,we絵鞆 をてもwtm、

 

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◇---------------【ややや】
◆--------「や(ya)」1拍語(や1)
◎や/yi/ゆ/ye/よ彌*八*忌*斎*善*良(やさか彌栄、いやイ彌〔イ接〕;yiがき忌垣、yiくし忌串、yiくひ斎杙、yiささ斎笹、yiし良シ、yiつき斎槻;yiつかし斎橿、yiつしば斎柴、yiつへ斎瓮、yiつも斎藻;ゆか斎甕、ゆかま斎鎌、ゆき斎酒、ゆくは斎鍬、ゆささ斎笹、ゆしり、ゆすき斎鋤、いゆたね斎種、ゆつき斎槻、ゆなた斎鉈、ゆには斎庭、ゆはしら斎柱、ゆをの斎斧;ゆついはむら斎岩群、ゆついほたかむら斎五百篁、ゆつかつら斎楓、ゆつつまくし斎爪櫛、ゆつまつばき斎真椿;yeし良シ、yeらし偉シ;よごと壽詞、よごと善事、よさ、よたけ竹;よきかほ顔、よきくらひもの、よきこと善事、よきしるし、よきたま善玉、よきひと善人、よきみち良道、よきめ良眼;よさ;よし/よろし良シ、よしきらひもの、よしみ/よしび和好;ありよし有、かほよし顔、ききよし聞、こころよし心、すみよし住吉、たまもよし玉藻、まちよし待、ゆきよし行:よろし宜シ、よろしく、よろしなへ、よろしめ女)
◎や/ゆ/よ夜*夕(やは夜半、やみ闇、やみよ闇夜、くらやみ暗闇、やら/よる夜;ゆとこ夜床、ひとゆ一夜、ゆふ夕-ゆふがた夕方、ゆふやみ夕闇、あさゆふ朝夕;よあけ夜明、よあかし夜明、よい夜寝、よからす夜烏、よぎり夜霧、よくたち、よごye夜越、よこもり夜籠、よころ夜頃、よこゑ夜声、よすがら、よたか夜鷹、よたち夜立*夜発、よと夜音、よとこ夜床、よとで夜戸出、よとの夜殿、よなか夜中/さよなか/まよなか、よなき夜泣、よならべて、よは夜半、よひ宵/あさよひ朝宵、よふけ夜更、よふね夜舟、よみ/よも黄泉、よみち夜道、よめ夜目、よもすがら、よもつくに、よる/よろ/やら夜、よわたし夜渡;あひだよ間夜、あまよ雨夜、あらたよ新夜、いくよ幾夜、いほよ五百夜、くもりよ曇夜、ここのよ九夜、さよサ夜、しもよ霜夜、たりよ足夜、ちよ千夜、つくよ月夜、とこよ常夜、ながよ長夜、ななよ七夜*七夕、ひとよ一夜、またよ又夜、ももよ百夜、やみのよ闇夜)
◎や/さ矢*箭/ゆ弓(やがら矢柄、やぐら矢倉*櫓、やさき矢先*鏃、やさす矢刺、やじり矢尻*鏃、やには矢庭、やはぎ矢矧/やはぎべ、やはず矢筈、やはね矢羽;あなほや、かくや/かこや鹿児矢/まかごや、かなや金箭、かぶらや鏑矢、かへしや返矢、かるや、こや小屋、さつや得物矢*幸矢、そつや、そや征矢、おひそや負征矢、なぐや投矢、なりや/なるや鳴矢*響矢、にぬりや丹塗矢、はや羽矢/ははや羽羽矢、ひめや、ほこや矛矢、まりやマリ矢、ゆみや弓矢、をのや、をはや尾羽矢)-さ箭(さち幸/さつ幸/さき幸;いをさ箭?、なぐさ投矢、なぐるさの、ひとさ、ふたさ、yiくさ射矢*軍*戦、yiはひや祝矢、ゐをさ魚矢?)-ゆ弓(ゆはず弭*弓筈)
◎や/ye枝(やで/yeだ枝;yeなが枝長*柄長:しづye下枝、ひこye孫枝、ふるye古枝、ほつye秀枝*末枝、みづye水枝*瑞枝、ももye百枝、わかye若枝)
◎や屋*家(やかた屋形*館/しめやかた染/そめやかた染/ふなやかた舟、やから屋柄*輩、やしき屋敷、やしろ屋代*社、やつこ屋子*家子*奴-みやつこ/くにのみやつこ国造、やど宿、やには屋庭、やぬち屋内、やね屋峰*屋根;あづまや東屋、あばらや肋屋、いはや石屋*岩屋、いふや、うぶや産屋、うまや馬屋*厩、かどや、かはや川屋*厠、かはらや、かひや鹿火屋、くさや草屋、くりや厨、こや小屋、さかや酒屋、さかや坂屋、しこや醜屋、たかや高屋、たや田屋、つまや嬬屋、とや鳥屋、ながや長屋、なや納屋、にひなへや新嘗屋、ねや寝屋*閨、はたや機屋、はひや灰屋*這屋、ひとや人屋*獄、ひたきや火焼屋、ひめや、ふせや伏屋*廬屋、ふなや舟屋、ふるや古屋、へや部屋、まや真屋、まや馬屋、みや御屋*宮/みやこ宮処*都、みたや御田屋、むろや室屋、もや母屋、もや喪屋、やひろや八尋屋、ゆや湯屋、をや小屋)-やか/やけ屋処*宅(やかす宅栖*舎屋、やかべ家部、やかもち家持、やかもり宅守;やけひと家人;おほやけ大宅*公、みやけ御宅*屯倉*官家)
◎や八(やあた八咫/やた八咫/やたのかがみ、やか八日/やつか、やかげ八縵、やかしら八頭、やかど八門、やかは八河、やがはye/やくはye八桑枝、やかみ八上、やくさ八種*八草、やくも八雲/やくもさす/やくもたつ、やさか八坂、やさか八尺/やさかとり鳥/やさかに/やさかにのまがたま八坂瓊之曲玉、やさか八積、やさづかり/やさづき、やさを八棹、やしほ八塩*八入/やしほをり、やしま八洲*八島/おほやしまくに大八洲国、やた八田、やたち八太刀、やたに八谷、やたび八度、やたま八田間、やたり八人、やちまた八衢、やつ八箇、やつか八束/やつかはぎ、やつき八匹、やつま八爪、やつめ八目、やつめ八芽/やつめさす/やつめのかぶら、やつよ八世、やつり八瓜、やつを八峰、やつを八絃、やと八戸、やとせ八年、やはしら八柱、やはり八針、やふ八節/やふじまり、やふね八舟、やへ八重、やほ八穂/やほたで蓼、やほこ八矛、やまた八岐、やまへ八前、やも八方、やもの八物、やよ八世、やよろづ八万、やゐ八井、やwuら八占、やを八尾、やをとこ八男、やをとめ八稚女)
-やそ八十(やそか八十楫、やそかげ、やそかしはで八十膳夫、やそかみ八十神、やそくさ八十種、やそくに八十国、やそくま八十隈、やそことのへ八十言葉、やそさと八十里、やそしま八十島、やそせ八十瀬、やそたける八十建、やそたまくじ八十玉籤、やそち八十箇、やそぢ、やそつぎ、やそつつき八十属*八十聯綿、やそつな八十綱、やそて、やそとせ八十年、やそとものを八十伴緒、やそのちまた八十衢、やそは八十葉、やそはしら八十柱、やそひらか、やそふね八十舟、やそまがつひ、やそもろとも、やそよ、やそよろづ八十万、やそwuぢ八十氏、やそをとめ)
-やち八千(やちくさや八千草、やちとせ八千年)
-やひろ八尋(やひろしろちどり八尋白千鳥、やひろとの八尋殿、やひろはたや八尋機屋、やひろほこ八尋矛、やひろや八尋屋、やひろわに八尋鰐)
-やへ八重(やへがき八重垣/やへあをふしがき青柴垣、やへくも八重雲/やへたなぐも、やへこ八重子、やへたたみ八重畳、やへなみ八重波、やへむぐら八重葎、やへやま八重山)
-やほ八百(やほあひ八百会、やほか八百日、やほさと八百里、やほに八百土、やほへ八百重、やほよろづ八百万)
◎や/yi谷(いや祖谷、おほや大谷、くまがや/くまがyi熊谷、をかや岡谷、をぢや小千谷)-やち/やつ/やと谷地()
◎や柳*楊()-やぎ柳*楊(あをやぎ青柳、かきつやぎ楊、かはやぎ川楊)-やなぎ柳*楊(あとかはやなぎ、あをやなぎ青柳、かはやなぎ川柳、かはそひやなぎ河副柳、さしやなぎ刺柳、しだりやなぎ垂柳、はるやなぎ春柳)
不明「や」(にこや柔ヤ)
◆--------「や」2拍語(や2)
やか/やけyk屋処*宅⇒や屋 やぎyg楊*柳⇒や柳 やぎyg山羊 やき/やく/やけyk焼(やきかま焼鎌、やきたち焼太刀、やきは/やいば焼刃、やきもの焼物;しほやききぬ/しほやきころも塩焼衣、のやき野焼;かたやく肩焼*占焼、さしやく、たちやく截焼;やけど火傷;あさやけ朝焼、しもやけ霜焼、ひやけ日焼、ほやけ火焼、ゆふやけ夕焼) やくyk漸(やくやく漸々) やしys椰子 やすys安(やすい安寝、やすくに安国、やすし安シ、やすた安田、やすのかは安川、やすみ安見、やすみてぐら安幣帛、やすむしろ安蓆、やすらか;かやすカ安、けやす消安、こやす子安、たやすタ安、ちりやす散安、とけやす解安、はにやす埴安、めやす目安) やすys矢*簎 やす/やせys痩(やせち/やせところ痩地;こひやす恋痩、なつやせ夏痩、ゆやせ湯痩) やそys八十⇒や やつyt奴(やつこ家子*奴)-(みやつこ御奴*御奴子*造/くにのみやつこ/とものみやつこ) やどyd宿(やどかり宿借) やなyn簗/やら/yeり魞/yr/〔魚をとる仕掛〕 やにyn脂(まつのやに松脂、もものやに桃脂;めやに目脂;やにめ脂目) やねyn屋根 やはyh柔(やはし柔シ、やははだ柔膚、やはらか) やはyh飢(やはし飢シ) やぶyb藪(やぶさは藪沢、やぶはら藪原;たけやぶ竹藪)
◎やまym山(やまあららぎ、やまあゐ山藍、やまいも山芋、やまおろし山颪、やまかがち蟒蛇、やまかき山柿、やまかげ山陰、やまかぜ山風、やまがた山形*山県、やまかづら山縵、やまかは山川、やまかひ山峡、やまから山柄、やまからす山鴉、やまぎり山霧、やまくさ山草、やまぐち山口、やまくは山桑、やまこ山子、やまこし山越、やまさか山坂、やまさくら山桜、やまさち山幸、やまさなかづら山サナ葛、やまさは山沢、やまさぶ山寂、やました山下/やましたつゆ露/やましたひかげ葛、やましだ山羊歯、やましみづ山清水、やましろ山代*山背、やますが/やますげ山菅、やますゑ山末、やませり山芹、やまた山田、やまたちばな山橘、やまたづ、やまたに山谷、やまぢ山路、やまちさ山萵苣、やまつかみ山祇、やまつくり山造、やまつこ山子*山祇、やまつち山霊、やまつと山苞、やまつばき山椿、やまつみ山神、やまと山処*大和/やまとこと琴/やまとしま島/やまとしまね島根/やまとぢ道/おほやまと大、やまどり山鳥、やまなか山中、やまなし山梨、やまなみ山並、やまぬし山主、やまの山野、やまのかみ山神、やまのつかさ山司、やまのは山端、やまのへ山辺、やまのみち山道*東山道、やまのまゆ山際、やまび山傍、やまひこ/やまびこ山彦*山孫*山響、やまひと山人、やまぶき山吹、やまへ山辺、やまべ山部、やまほととぎす山霍公、やままつ山松、やまみち山道、やまもと山本、やまもも山桃、やまもり山守、やまやまひ山病、やまゆき山雪、やまゆり山百合/やまゆりくさ、やまをか山岳;あきやま秋山、あらやま荒山、あをやま青山、あをがきやま青垣山、あをすがやま青菅山、いほへやま五百重山、おくやま奥山、おほやま大山、かきやま、かたやま片山、かたをかやま片岡山、かむやま神山、からやま枯山、きたやま向南山*北山、さやまだサ山田、さつきやま五月山、しきやま、しげやま繁山、したひやま、しばやま柴山、しほひのやま、しまやま島山、せきやま関山、そまやま杣山、たかやま高山、ちかやま近山、とほやま遠山、とりやま鳥山、なかやま中山、なつやま夏山、ならやま、のやま野山、はやま、はこやのやま、はるやま晴山、ひやま檜山、ひきやま短山*低山、ひとくにやま人国山、ひとへやま一重山、みづやま瑞山、みやま御山*深山 むらやま群山、もとやま本山、ももへやま百重山、やへやま八重山、よこやま横山、wuのはなやま卯花山、をかきやま)
やみym病(やみしし;えやみ疫病、さむやみ寒病、わらはやみ;はらやむ腹病) やみym闇(やみのよ/やみよ闇夜;あかときやみ、くらやみ暗闇、このくれやみ、とこやみ常闇、ゆふやみ夕闇) やめ やもym(やもめ寡*寡婦、やもを鰥) ややyy稍 やりyr槍 やれyr破(やれかき破垣、やれかさ破笠、やれきぬ破衣、やれこほる、やれこも破薦、やれま破間) ヤレヤレ
◆--------「や」3拍語(や3))
やうら屋占 やかすyks舎屋 やかたykt屋形*館/たちtt館*舘(とまやかた苫館男茎、ふなやかた舟屋形、へやかた舳屋形) やからykr眷属*輩 やきもき やくさ八種 やぐらykr矢倉*櫓(ひのみやぐら、ものみやぐら) やさかysk八尺*弥栄 やさき矢先*鏃 やしはysh玄(やしはこ/やしゃご玄孫) やしほysh八潮*八塩*八入⇒しほ やしまysm八洲*八島 やしろysr社 やすい安眠 やそか八十楫 やそせ八十瀬 やそば八十葉 やたらytr矢鱈 やつかytk八束 やつぎ八継 やつこytk家子*奴⇒やつ奴 やつよ八代 やつを八峰 やとせ八年 やなぎyng楊*柳⇒や やにはynh屋庭*矢庭 やぬち屋内 やはぎyhg矢矧 やはずyhz矢筈*括箭 やひさ/やふさyhs,yh吝嗇*悋 やほか八百日 やほへ八百重 やまだ山田 やまぢ山道 やまとymt大和*倭(やまとうらやすくに、やまとこと琴、やまとしま島、やまとしまね島根、やまとぢ道、やまとのくに、やまとめ女、やまとをぐな童男、おほやまと大) やまひ/ゆまひ病(くちのやまひ口病、ちのやまひ血病、ひるむやまひ、ふなやまひ舟病) やまび山傍 やまべ山辺 やみよ闇夜 やもめymm寡婦 やもをymw鰥夫 やよひyyh弥生 やれま破間*壊 

◆~~~~~~~~~~~~~~~「や」語末
あや&y綾、あや&y漢、おや&y親 かやky萱*茅、かやky栢 かやky蚊帳、こやky小屋 こやky,ko蚕屋、さやsy莢*鞘、そやsy征矢、つやty艶 とやty鳥屋、なやny納屋、ねやny寝屋*閨、はやhy早 はやhy鮠 はやhy甲矢 ひやhy冷 へやhy部屋 ほやhy海鞘 ほやhy火屋 まやmy真屋 みやmy御屋*宮 もやmy母屋、もやmy喪屋、もやmy靄、ややyy/ややこ ややyy稍 わやwy、ゐや/wuや礼/wy/、
--
あはや足早 いはや石屋 うまや馬屋*厩 かくや[矢の種類] かけや掛矢[杭を打ち込む大槌] かなや金箭 かはや厠/川屋 かひや鹿火屋 くりや厨*包屋 さつや征箭*猟矢 しこや醜屋 ちがや茅萱 つまや嬬屋 なげや投矢 なごや魚小屋 なごやngy和 なりや鳴矢 にこやnky和 はひやhhy[仮葬所] まりや[矢の種類] はたや機屋 ひとやhty人屋*獄 ひめやhmy ふせやhsy伏屋 ふはやhhy ほこやhky矛矢 みおや御親 みたやmty御田屋 むろやmry室屋 ゆみや弓矢 をのやwny斧矢

 

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◇---------------【yiyiyi】
◆--------「yi」1拍語(yi1)
◎yi/ゆ湯(yiばり/ゆばり/yiまり/ゆまり尿、yiまき/ゆまき湯巻、ゆあか湯垢、ゆあみ湯浴、ゆおも湯母、ゆがけ湯掛;いでゆ出湯、うぶゆ産湯、おもゆ重湯、かyi/かゆカ湯*粥、くずゆ葛湯、さゆ白湯)
◎yi射(yiくさ射矢*軍*戦、yiて射手;おひものyi/おふものyi追物射、まとyi的射、わけyi脇射)
◎yi/ゆ/よ揺(yiるがせ/ゆるがせ;ゆす揺ス、ゆさゆさ;ゆる揺ル、ゆらに/モ接もゆらに玲瓏/ゆらゆら;ゆるゆる;よろよろ)
不明「yi」()
◆--------「yi」2拍語(yi2)
yiす/ゆし/ゆすys柞(yiすのき/ゆすのき)
◎yiな/yiね/よね/しねyn/sn稲(yiなき稲城*稲置、yiなご稲子*蝗、yiなごまろ稲子麿、yiなば稲葉;あらしね荒稲、おしね晩稲、かちしね搗稲/かしよね、くましね奠稲、けしね褻稲、wuるしね粳稲、をかしね陸稲;よねつく、よねつきべ米舂部;かしよね淅米/かちしね、しらげよね粺米、ひらしらげのよね糲米、ましらげのよね、もちのよね糯米、もみよね糙米)
◎yiみ/yiむ忌/ym/(yiみき忌寸、yiみことば忌詞、yiみひ忌火、yiみべ/yiんべ忌部;ものyiみ物忌) yiめ/ゆめym夢
◆--------「yi」3拍語(yi3)
yiくさyks軍*戦(yiくさびと兵衆;やyiくさ矢戦、みyiくさ皇軍*皇師/みくさ、よyiくさ夜戦) yiくはykh的 yiたこytk巫女*巫/ゆたyt yiなごyng稲子*蝗 yiみきymk忌寸
◆~~~~~~~~~~~~~~~「yi」語末揃え
くyi悔、

 

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◇---------------【ゆゆゆ】
◆--------「ゆ(yu)」1拍語(ゆ1)
◎ゆ/よ揺⇒yi
◎ゆ弓(ゆがけ弓懸*鞢、ゆがら弓幹*弓柄、ゆげ弓削/ゆげべ、ゆすゑ弓末*弓上、ゆつか弓束、ゆつき弓月、ゆつら/ゆつる弓絃*弦、ゆづる弓弦、ゆとり弓緒、ゆはず弓筈*弭、ゆはら弓腹、ゆばり弦)-ゆみ弓(ゆみyiる、ゆみかけ、ゆみだめ、ゆみつか弓束、ゆみつる弓弦、ゆみつるうち空弾弓弦、ゆみて/ゆんで弓手、ゆみはず、ゆみはり弓張、ゆみひく弓引、ゆみや弓矢;あづさゆみ梓弓、うまゆみ、おほゆみ大弓、かちゆみ、かなゆみ、さつゆみ猟弓、たつかゆみ手束弓、つきゆみ、つくゆみ、つのゆみ角弓、とりゆみ、なゆみ、はじゆみ梔弓、まゆみ真弓*檀、まかごゆみ真鹿児弓、ままきゆみ)-まゆみ(まゆみかみ檀紙;あだたらまゆみ、しらまゆみ白、そつびこまゆみ、そりまゆみ反真弓、はひまゆみ、もたせのまゆみ、をまゆみ小檀)
◎ゆ湯*尿(ゆおも湯母、ゆかなへ湯鼎、ゆかはあむ、ゆに湯煮、ゆふね湯槽、ゆや湯屋、ゆゑ湯坐/ゆゑひと/おほゆゑ大湯坐/わかゆゑ若湯坐:いでゆ出湯、かすゆさけ粕湯酒、かゆ粥*カ湯、くすりゆ薬湯、みゆ御湯;ゆ尿-ゆまり/yiまり/ゆばり、ゆつぼ尿壺、ゆぶくろ尿袋)
◎ゆ/よ/や夜*夕→や
再検討「ゆ」()
◆--------「ゆ」2拍語(ゆ2)
ゆかyk床(たかゆか高床、はまゆか浜床;ゆかいた床板、ゆかつか床束、ゆかばり床梁) ゆか(ゆかし行*床シ) ゆき行(ゆきき行来*往来;みゆき御行*行幸、みゆき身行*徭役) ゆき/よきyk雪(ゆきげ雪消、ゆきじもの;あはゆき淡雪、あわゆき沫雪、おほゆき大雪、しらゆき白雪、はつゆき初雪、みゆき御雪、やまゆき山雪) ゆきyk靭*靫(ゆきべ靭部、いはゆき岩靭*岩靫、ゆけひ靭部/ゆきべ/ゆけべ)、

◎ゆき/ゆくyk行(ゆきあふ往相、ゆきかはる、ゆきかふ行交、ゆきかくる、ゆきかぐる、ゆきかへる、ゆきかよふ、ゆきく行来、ゆきくらす行暮、ゆきすぐ行過、ゆきたつ行立、ゆきたらふ、ゆきたる行足、ゆきつどふ行集、ゆきとほる、ゆきならぶ行並、ゆきはばかる、ゆきふる行触、ゆきまく行枕、ゆきまさる、ゆきみる行転*行廻、ゆきむかふ、ゆきめぐる行廻、ゆきわかる行別、ゆきわたる行渡;たびゆき旅行、みゆき御行、みちゆき道行;ゆくかげの往影、ゆくかはの往川、ゆくさ、ゆくとりの行鳥、ゆくふねの往舟、ゆくへ行方、ゆくみづの往水;あさゆく朝行、あさたちゆく朝立行、いゆく、いでゆく出行、うかびゆく浮行、うちこyeゆく打越行、おひゆく追行、かくろひゆく隠行、きへゆく来経行、くyeゆく越行、こyeゆく越行、こがれゆく焦行、こぎゆく漕行、こぎたみゆく、さかりゆく離行、さりゆく去行、さわきゆく騒行、ししゆく、すぎゆく過行、たかゆく高行、たぎちゆく激行、たづさひゆく携行、たづねゆく尋行、たびゆく旅行、ちかづきゆく、ときゆく解行、とこよゆく常世行、ながれゆく流行、なきゆく鳴行、なきわたりゆく、なづさひゆく、なづみゆく、のがなへゆく、ふりゆく経行、へゆく経行、みをひきゆく水脈引行、むかへゆく、むなわけゆく胸分行、むらたちゆく群立行、わかれゆく、わたりゆく、ゐゆく率行)
ゆきyk齋忌 ゆげyg弓削 ユサユサ ゆた/ゆとyt豊*寛(ゆたか豊、ゆたけし、ゆたに;ゆとり) ゆたyt巫〔沖縄〕/かんなぎ/yiたこ〔恐山〕 ゆづyd柚子 ゆなyn湯女
◎ゆひ/ゆふ/よひyh結(ゆひくら結鞍、ゆひはた結幡;ゆひかたむ結堅、ゆひすwu結据、ゆひたる結垂、ゆひつかぬ結束、ゆひつく結付;あゆひ/あよひ足結、うきゆひ、うはゆひ上結、したゆひ下結、たなゆひ、もとゆひ;ゆはひつな結綱、ゆはひつなぐ結繋;とらへゆはふ捕結) ゆびyb指(および、yiぶ/yiぶすき指宿)
◎ゆふyh夕(ゆふwuら夕占、ゆふかげ夕蔭/ゆふかげくさ暮陰草、ゆふかぜ夕風、ゆふかは夕川、ゆふかり夕狩*暮獦、ゆふきり夕霧、ゆふくれ夕暮、ゆふげ夕餉、ゆふげ夕卜、ゆふこり夕凝、ゆふさらず夕不離、ゆふしほ夕潮、ゆふだち夕立、ゆふつき夕月、ゆふつくよ夕月夜、ゆふつづ夕星、ゆふつゆ夕露、ゆふと、ゆふな、ゆふなぎ夕凪、ゆふなみ夕波/ゆふなみちどり、ゆふには夕庭、ゆふは夕羽/ゆふはふる、ゆふひ夕日、ゆふへ/ゆふべ夕辺、ゆふまぐれ、ゆふみけ夕御食、ゆふみや夕宮、ゆふやけ夕焼、ゆふやみ夕闇*暮闇;ゆふかたまく、ゆふこyeく、ゆふさりく、ゆふさる、ゆふづく、ゆふはふる、ゆふわたりく夕渡来、ゆふゐる夕居;あさなゆふなに朝夕)
◎ゆふyh木綿〔しな科の木から作る〕(ゆふかたぎぬ木綿肩衣、ゆふかづら木綿鬘、ゆふしで木綿垂、ゆふたすき木綿襷、ゆふだたみ木綿畳-ゆふづつみ木綿包、ゆふつくり、ゆふのり木綿菜、ゆふはな木綿花;あさゆふ麻木綿、しめゆふ標木綿、しろゆふ白木綿、はまゆふ浜木綿〔おもと〕、まゆふ真木綿、まそゆふ、みじかゆふ短木綿) ゆみym弓⇒ゆ ゆめym謹*勤-ゆめゆめ努々 ユラユラ ゆりyr百合(さゆりサ百合) ゆりyr後 ゆる/ゆれ揺 ユルユル ゆゑyw湯坐⇒ゆ ゆゑyw故
◆--------「ゆ」3拍語(ゆ3)
ゆおも&my湯母 ゆきげykg雪消 ゆきべykb靭部/ゆけひ ゆくさ行方 ゆくり(ゆくりなし率爾) ゆささyss斎笹 ゆしり? ゆするysr泔(ゆするつき泔坏) ゆすゑysw弓末 ゆたねytn斎種 ゆつかytk弓束 ゆつきytk斎槻 ゆづり/ゆづるydr譲(ゆづりは/ゆづるは譲葉*弓弦葉) ゆづるydr,ytr弓弦 ゆとこytk夜床 ゆとりytr余裕/ゆたかytk? ゆにはynh斎庭 ゆはずyhz弓筈 ゆはたyht纈/ゆひはた? ゆはひ/ゆはふ結⇒ゆふ ゆはら弓腹 ゆばりybr弓張*絃 ゆふげyhg夕餉 ゆふとyht ゆふひyhh夕日 ゆふへyhh夕辺 ゆまり/yiばりymr,ybr湯放*尿 ゆみや弓矢 ゆるひyr緩
◆~~~~~~~~~~~~~~~「ゆ」語末
あゆ/あyi鮎/&y/、あゆ&y北東風、かゆky粥、さゆ白湯 つゆty露、つゆty汁、つゆty梅雨、とゆ/とyi/とひty,th樋 ふゆhy冬、まゆmy繭、まゆmy眉、

いでゆ出湯/はしりゆ走湯 おもゆ重湯 こころゆ心ゆ[心から] しほゆ塩湯/潮湯 わかゆ若鮎

 

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◇---------------【yeyeye】
◆--------「ye」1拍語(ye1)
ye/せ兄(せこ兄子*夫子、せな/せなな/せなの兄;あせ吾兄、いもせ妹兄、いろせ同母兄、なせ汝兄、まませ継兄;いろye伊呂兄、おほye大兄、かのye金*庚、きのye木*甲、つちのye土*戊、ひのye火*丙、みづのye水*壬)
ye枝*柄(yeだ枝、yeなが柄長*枝長;かもye鴨柄、さすye棬、しろye白柄、ながye長柄*轅、をののye斧柄)
ye江(yeど江戸;いりye入江、こもりye隠江、さびye銹江*濁江、たまye玉江、ふかye深江、ほそye細江、ほりye堀江、まつye松江、をye小江)
ye胞/yeな(yeな胞衣)
不明「ye」()
◆--------「ye」2拍語(ye2)
yeだ枝 yeど江戸 yeな胞衣
◆--------「ye」3拍語(ye3)

◆~~~~~~~~~~~~~~~「ye」語末
きye消/ky/ こye越 たye絶/ty/ ぬye/ぬえ鵼/ny,n&/ ひye冷/hy/ ひye稗/hy/ ふye笛/hy/ ほye吠/hy/ をye小江/wy/
--
あごye距[蹴爪] いほye五百枝 いりye入江 いろye兄 おほye大兄 おほye大江 このye木枝 こもりye隠江 さかye栄枝 しづye下枝 すはye/すはゑ楚*楉/しもと たまye玉江 ひこye孫枝 ふるye古枝 ほそye細枝 ほつye上枝 ほりye堀江 みづye瑞枝 ももye百枝 よごye夜越 をだye緒絶

 

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◇---------------【よよよ】
◆--------「よ(yo)」1拍語(よ1)
◎よ/や/ゆ夜*夕⇒や
◎よ節*世*代(よだけ節竹、よのつね世常、よのなか世中、よのひと世人/よひと;あらたよ新世、いくよ幾代、かむよ神代、このよ此世*現世、こむよ來世、ちよ千代、とこよ常世、ななよ七代、ひとよ一代、みよ御代/おほみよ大/とほみよ遠/とほのみよ、ももよ百代、やつよ八代、よろづよ万代;よほろ膕「よ節+ほろ洞」か)
◎よ四(ようた四歌、よかげ四縵、よさか四尺、よすみ四角*四隅、よそ四十/よそち匹/よそねり枚/よそはしら躯/よそまき巻、よたび四度、よたり四人、よち四千、よつ四個、よとせ四年、よはしら四柱、よほ四百、よほこ四矛、よも四方)
◎よ除*選(よく避ク、よす止ス、よる選ル)
◎よ横(よかは横川、よきる横切、よこ横処、よめ横女)
◎よ(不詳)(この花のひと”よ”のうちに)
不明「よ」(よだり/よだれヨ垂*涎)
◆--------「よ」2拍語(よ2)
よきyk避(よきぢ避道) よきyk斧/をの よけyk除(かざよけ風除、しもよけ霜除、なみよけ波除、はひよけ灰除、ひよけ日除*火除、むしよけ虫避) よくよく良々 よこ/よyk,yo横(よこうす/よくす横臼、よこがみ軸、よこき横木、よこぎる横切、よこくも横雲、よここと横辞*横言、よこさ横サ、よこさま、よこし横シ、よこしま、よこたふ横倒、よこなばる横隠、よこなまる横訛、よこはき横穿、よこふye横笛、よこめ横目、よこやま横山;たてよこ縦横、ひのよこ日緯/ひよこし;よかは横川) よしys由 よせys寄(くちよせ口寄、さかよせ逆寄、しよせ仕寄、なよせ名寄、はひよせ灰寄) よせys寄席 よそys外*他所(よそづら、よそめ外目、よそゆき、よそよそし) よそよそ余所 ヨタヨタ よち/よちこyt,ytk同年配の子 ヨチヨチ よどyd淀(よどかは淀川、よどせ淀瀬、よどむ;かはよど川淀/おほかはよど、なかよど中淀) よねyn米⇒yiな よはyh夜半 よひyh宵(こよひ今宵) よび/よぶyb呼(よびこゑ呼声;よぶこどり呼子鳥) ヨボヨボ よみym黄泉(よみかへる蘇生、よみつひらさか/よもつひらさか、よみと黄泉戸、よみなと;よもついくさ黄泉軍、よもつくに黄泉国、よもつへぐひ黄泉戸喫) よめym嫁(よめいり嫁入、よめとり嫁取、よめひき嫁引) よめym夜目 よもym四方 よら/よるyr夜⇒や より/よる/よろyr寄(よりしろ依代*憑代、よりまし尸童、よるへ寄辺、よろひ寄ヒ*鎧:たより便宜) ヨレヨレ ヨロヨロ よわyw弱(よわかた弱肩、よわし弱シ/かよわし/たよわし;たよわ手弱、まよわ目弱)
◆--------「よ」3拍語(よ3)
よきぢ避道 よくす横臼 よごye夜越 よごと壽詞 よごと善事 よごゑ夜声 よさしyss任 よしび/よしみysb,ysm和好 よすかysk因*寄処 よそひysh装 よそめ外目 よたけytk,yo節竹 よだり/よだれydr,yoヨ垂*涎 よちこ同年子 よとこ夜床 よどせ淀瀬 よとで夜戸出 よどの夜殿 よなかynk夜中 よなき夜鳴 よはひyhh齢 よばひybh呼 よひと世人 よふね夜舟 よほろyhr,yo節洞*膕*丁(よほろすぢ膕筋、えよほろ役丁、よほろくぼ;「よ節+ほろ洞」か、「ひかがみhkgm膕」とも) よみち夜道 よみとymt泉門 よむべ昨夜 よめなymn嫁菜 よもぎ/よむぎymg蓬 よるへ寄辺 よろづyrd万(よろづたび度、よろづつき調、よろづとせ万年、よろづはた、よろづへ重、よろづよ万代;いほよろづ五百万、ちよろづ千万、ももよろづ百万/ももよろづとせ、やよろづ八万、やそよろづ八十万、やほよろづ八百万) よろひyrh鎧⇒よ

~~~~~~~~~~~~~~~「よ」語末
さよsy小夜 ちよty千代 ちよty千夜 つよty強 とよty豊 まゆmy繭 まゆ/まよmy眉 みよmyミ代
--
あまよ雨夜 あらよ荒節xにこよ和節 いくよ幾夜 いくよ幾代 いとよ/いとyi糸魚/いとゐ? いほよ五百夜 かみよkmy神世 このよ此世 こむよkmy来世 しもよsmy霜夜 すべらよ/すめらよ皇世 たりよtry足夜 つくよ月夜 とこよ常世 とこよtky常夜 tmyとみよ富魚 ななよ七夜 ななよ七世 ひとよ一夜 ふたよ二夜 ふたよ二世 ももよ百夜 ももよ百世 やつよ やみよ闇夜

 

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◇---------------【ららら】
◆--------「ら(ra)」語末(ら2)
あら新、あら荒*粗 あら/さら&r,sr荒*新 あら&r糠 あら&r𩺊、いら苛、wuら心*占/wr/、うら&r裏、wuら/wr/末、wuらwr浦、えら&r鰓、おら&r,wr己、からkr殻、からkr躯*幹、からkr空、から/がらkr,gr柄、から/けりkr鳬、からkr族、からkr辛、かkrら漢*唐、きら綺羅 きらkr吉良、くら暗、くら倉*蔵、くら座*鞍、けらkr螻蛄、けらkr鉧、けら片*柿、さら/あら新*更、さらsr皿、ざら、しら白、そら空、たらtr鱈、たらtr楤、つらtr面*頬、つらtr列、つら/つた/つるtr絃*蔓、てらtr寺、とらtr虎*寅、ならnr楢、ならnr奈良、にら/みらnr,mr韮、ねら嶺ラ、のら野良、はらhr原、はらhr腹、はらhr大角、ばら/うばらbr薔薇、ひら平、ひら片、ビラ、へらhr箆、ほらhr洞、ほら法螺、ぼらbr鯔、まらmr摩羅、みら/にら韮、むらmr屯*村*邑/群、むらmr疋、むらmr斑、むら/ぶら/ぶたmr,br,bt(こむら、尻たぶら)、めら目ラ、もら母ラ、ゆらyr淘、ゆら由良、yeらyr選*偉、よら夜ラ、わらwr藁、wuらwr占、wuらwr浦、

 

◆--------「ら」語末(ら3)
あうら足占、あから酒、あから赤ラ、あぐら/あごら胡坐、あたら可惜、あばら肋、あばら家、あぶら油*脂、あめら[餅]、いくら幾、いくらイクラ、いさら細小、いづら何処、いばら茨*荊、いもら妹ラ、うがら族/から うけら/おけら螻蛄*白朮、うちら内、うづら鶉、うばら/ばら薔薇、えびら箙、かぐら神楽、かけら欠片、かしら頭、かたはら傍ラ、かつら桂、かつら/かづら鬘、かはら瓦、かはら川原、かふら甲羅、かぶら蕪、かへら、かみら韮、きさら、きよら清、くしら髪梳、くぢら鯨、けうら/けゆら清、こくら小倉、こけら杮*鱗、こなら楢 こねら子鼠ら こむら/こぶら/くぶら腓 こむら木群、さいら秋刀魚、さかしら、さがら相良、さきら先*才、さくら桜、さくら佐倉、ささら筅、さはら鰆、さはら椹、さむら寒、しぐら驀地、しじら/ちぢら縬、しだら、しひら鱪、しひら/しひな粃、しまら/しまた暫[しばらく]、すがら過、ずぼら、すめら/すべら皇、そびら背平、たから財*宝、だから、たしら/たしらか瓶、たたら踏鞴、たはら俵、たひら平、たむら/たむろ群*屯、ちから力*税、ちくら筑羅、つづら葛*黒葛、つばくら燕、つぶら円*粒、つらら氷柱、とぐら鳥座、どてら褞袍、とびら扉、とべら海桐花、とまら枢、とむら儻、なから中*半/こなから小半、ながら乍、はこべら、はしら柱、はだら斑、はわら[写経用紙]、ひたうら直裏、ひたすら只管、ひはら檜原、ふくら膨、ぼうふら、ほがら朗、ほくら/ほこら神庫、ほむら火群、まくら枕、ましら猿、ますら/ますらを益ラ*益荒男*大丈夫、ますら正占、まだら斑/みだら/もどろ、まほら/まほろ真秀、みづから自、みづら/びづら角髪、むぐら葎、めくら盲、めづら珍、もぐら土竜、もどろ斑、もはら専、やから族*輩 やぐら矢倉*櫓、やたら矢鱈、やはら柔、やをら、ゆすら桜桃、ゆばら弓腹、よひら宵ラ、wuから族、wuづら鶉、

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◇---------------【りりり】
◆--------「り(ri)」語末(り2)
あり蟻、いり圦、いり煎、うり瓜、えり襟、えり魞、おり澱*下、かり雁、かり刈*狩、かり借、かり折木四、きり切、きり錐、きり霧、きり桐、くり栗、くり涅、くり刳、くり繰、けり鳬、こり心、こり梱、こり凝、こり懲、こり香、ごり鮴、しり尻*後、すり[器物]、すり擦*掏摸、せり芹、せり迫*競、そり橇、そり反*逸、たり疣、たり[皮膚の腫れ/弛み]、たり撓、たり/たる樽、たり驇、ちり散*塵、つり釣、てり照、とり鳥、なり業、なり形、なり也、なり鳴、ぬり塗、ねり練、のり海苔、のり糊、のり法*則、のり乗、はり張、はり梁、はり針、はり榛、びり、ふり振、ふり降、ぶり鰤、へり減、へり縁、ほり堀*濠*彫、まり毬、まり椀、むり無理、もり森*杜、もり盛、もり銛、もり守、やり槍、ゆり百合、ゆり揺、ゆり後、ゆり閖、より縒、をり檻、をり織、をり折、

 

◆--------「り(ri)」語末(り3)

あかり灯、あさり浅蜊、あさり漁、あたり/わたり辺、あたり当、あとり臘子鳥、あふり煽、あまり余、あんぐり、いかり/いくり錨、いかり怒、いたり至、いつはり偽、いぶり胆振、いほり庵、いまり伊万里、うるり、おこり瘧、かうもり蝙蝠、かがり篝*炬、かすり絣、かたり語、かとり/かたおり縑、かとり香取*鹿取、かをり香、かんむり-かぶり/かがふり冠、くさり鎖、くすり薬、くだり件*行、くるり矪、くるり久留里、けむり煙、ごきぶり、こくり、ことり部領、このり兄鷂、こほり氷、こほり郡、さおりサ織、さかり盛、さぎりサ霧、さそり蠍、さとり悟、さはり障 さゆりサ百合 しげり茂 しとり/しつおり倭織、しとり湿、しをり栞、すぐり村主、すどり洲鳥 たぐり吐 たたり祟 たばり条、だまり黙、たより便、たをり撓 ちきり巾、ちぎり契、つがり鎖、つぶり/つむり粒*円*頭、つぶり鳥、つもり、とがり鳥狩、となり隣、とねり舎人、とばり帳、とまり泊、どもり吃、ないり泥犂*地獄、なごり名残、なまり訛、なまり鉛、なをり波折 にぬり丹塗、ねだり強請、のぼり登*上、はかり秤、はとり/はたおり はなり放髪、はふり祝、はふり羽触 はぶり葬 はまぐり蛤、ひかり光、ひじり聖、ひだり左、ひでり日照*旱、ひとり/ふたり、ひばり雲雀、ひびり罅*皹、ふぐり睾丸、ふのりフ海苔、ほこり埃、ほだり、ほとり辺、ほとり熱、まくり/めくり、まつり祭、まとり真鳥 まはり回 まもり守、みぎり砌、みどり緑、みのり実、もがり殯、もがり切虎落、やすり鑢、やどり宿、yiなり稲荷、yiばり/ゆばり/ゆまり尿、ゆしり、よだり/よだれ涎 わたり/あたり渡*辺、ゐざり躄、をとり囮、をどり踊、をはり尾張、をゐり、ををり、

 

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◇---------------【るるる】
◆----「る(ru)」語末(る2)
かる/かろ軽、くる/くるる枢、さる猿、ざる笊、しる汁、たる/たり樽、つる蔓*弦、つる/たづ鶴、ぬる温、はる春、ひる蒜、ひる蛭、ひる昼、ふる古、まる丸*円、みる海松、ゆる緩 よる夜、わる悪、
◆--------「る」語末(る3)
あひる家鴨 かぎる/かぎろ蜻/蜻蜒 かへる蛙/かはづ、くるる枢、すがる蜾蠃[じが蜂] すばる昴 たける梟帥 ちしる乳汁、つがる津軽、のびる野蒜 ひひる蛾 ほたる蛍 ゆする泔 ゆづる弓蔓/弦

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◇---------------【れれれ】

◆--------「れ(re)」語末(れ2)
あれ/これ/それ/たれ/どれ、あれ村、あれ我、うれ末、おれ/をれ己*俺、かれ彼、かれ涸、きれ布*切、くれ暮、くれ呉、くれ榑、され晒*曝、たれ垂、だれ誰、つれ連、てれ照、なれ慣*馴*熟、なれ汝、にれ楡、ぬれ濡*塗、はれ晴、はれ腫、ひれ鰭、ひれ領巾、ふれ村、まれ稀、むれ群、もれ漏、やれ破 ゆれ揺、われ我/かれ彼/なれ汝、
◆--------「れ」語末(れ3)
あはれ憐、あられ米菓、あられ霰、いきれ熱、いづれ、いはれ磐余、おのれ己、およづれ妖、かくれ隠、くたびれ、けがれ、こがれ/あこがれ憧、こなれ熟、こぬれ木末、さざれ細、さみだれ、しぐれ時雨、しだれ枝垂、しびれ痺、すたれ廃、すだれ簾、すみれ菫、せがれ倅、たぶれ狂*戯 つぶれ禿/ちび、つみれ、つむれ培塿、はだれ/はだら斑、ひたれ臎*膵、ほつれ、ほまれ誉、まぎれ紛、まぐれ、みぞれ霙、やつかれ僕、やつれ窶、

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◇---------------【ろろろ】

◆--------「ろ(ro)」語末(ろ2)
いろ色、いろ(同母)、くろ黒、くろ畔、ころ転、ころ/ごろ頃、ころ一伏三起、しろ白、しろ城、しろ代、せろ兄*背、とろ瀞、とろ蕩、とろ登呂、どろ泥、ぬろ/のろ野ロ、ねろ峯/ねら嶺、のろ鈍、のろ鉱滓、のろ巫女、ひろ広、ひろ尋、ふろ風呂、へろ辺ロ、べろ舌、ほろ幌、ぼろ襤褸、まろ麿、むろ室、むろ榁*ねず、むろ牟婁、むろ天香木、もろ諸、もろ脆、よろ/よ善*良、わろ/わ悪、をろ尾、をろ峯、
◆--------「ろ」語末(ろ3)
あじろ網代、あじろ足代、あすなろ翌檜、いはろ家ロ、いもろ妹ロ、うしろ後、うつろ空*虚、おぎろ広大*甚大、おどろ荊棘、おぼろ朧、おもむろ、おもろ、かいろ(鹿鳴)、かむろ/かぶろ禿、くしろ釧、くしろ釧路、こころ心、このしろ鰶、こほろ、ざくろ柘榴、しころ錏*錣、しどろ(もどろ)、すぐろ末黒、すずしろ蘿蔔、すずろ/そぞろ漫、そそろ、そぼろ、たむろ屯、ちしろ乳代、ちひろ千尋、つばくろ燕、ところ所、ところ野老、ととろ、とどろ轟、とろろ芋、ねごろ根来、ねじろ根城、ねむろ根室、ねんごろ/ねもころ懇、のしろ能代、ひびろ、ひむろ氷室、ふくろ袋、ふところ懐、へどろ泥、ほくろ黒子、[蕨の]ほどろ、まぐろ鮪、まほろ/まほら、みどろ、みもろ、むくろ躯、むしろ蓆*筵、むしろ寧、めじろ目白、もころ如*若、もそろ醨*醪、もどろ/まだら斑、やしろ社、よほろ丁*膕、をそろ軽率、

 

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◇---------------【わわわ】
◆--------「わ(wa)」1拍語(わ1)
◎わ/ゐ/于/ゑ/を(若*愚)(をとこ男、をとめ少女、をぢ叔父*小父、をば叔母*小母)-(wk)わか若〔わかくさ若草、わかめ若布〕、わく湧、わけ戯奴、wuか〔wuかwuか-wuっかり〕、をこ烏滸*尾籠〔をこづく、をこめく、をこのさた烏滸沙汰〕-(ws)わさ/わせ早稲/わさいひ早稲飯/わさささけ酒/わさた早稲田/わさほ早稲穂、于そ鷽、をそ軽率-(wt)をちかへる若返、をちこち、をちみづ変水、をとつひ、をととし-wuこ/をこ愚(wuかwuか-wuっかり、をこつ怠-をこたる)-をけ/をこwk烏滸*尾籠(をけざる烏滸猿;をこづく、をこめく、をこのさた烏滸沙汰)⇒わ-をさ幼(をさなし)-をそ獺*軽率(をそをそ、をそろws、おほをそとりws大軽率鳥)-わけwk戯奴
◎わ/wu/を我*吾(わし儂、わどり我鳥、われ我)-わが/わぎ/わご(わがせ我背*我夫、わがへ/わぎへ我家、わぎも我妹、わごおほきみ我大君)-を(wuぬぼれ/をのぼれ己惚、をのをの各々、をれ俺/をのれ己)
◎わ輪(わがぬ、わち輪茅、わな罠/あな穴;おほわ大輪、おもわ&m,wa面輪、くつわ口輪*轡、こしきわksk轂輪、はにわ埴輪、みかわmkw𤭖輪、みわ三輪、wuらわ浦回、かなわ金輪、かはわ川曲)
◎わ藁(わら藁、わらくつ藁沓、わらぢ草鞋、たわらtwr俵、はわら葉藁/はわらかみ葉藁紙)
不明「わ」(みかわ甕和)
◆--------「わ」2拍語(わ2)
わか/わき/わく/わけ/わこ/をこwk若(わかあし若葦、わかいかづち稚雷、わかかつら若楓、わかかへ、わかかへるて若楓、わかき若木、わかくさ若草、わかくるすばら若栗栖原、わかこ/わくこ若子、わかこも若薦、わかさくら若桜、わかさる若猿、わかし若シ、わかたか若鷹、わかたけ若竹、わかつの若角、わかな若菜、わかひこ若彦、わかひさぎhsk若楸、わかひめ若姫、わかひる弱蒜、わかふつぬし若経津主、わかまつ若松、わかみぬま若水沼間、わかみや若宮、わかめ若布、わかやぎ若柳、わかゆyu若鮎、わかゆゑyw湯坐、わかye若枝;わきわきし;わくこ若子;わけ戯奴)
わき/わく/わけwk分(わきたむ、わきて分、わきわきし分々シ;わけいかづち別雷;おしわく押分、かきわく掻分、ふりわく振分、みわく見分;あしわけ葦分、こわけ小分、つゆわけ露分、てわけ手分、しわけ仕分*仕訳、ねわけ根分、のわけ野分、ひきわけ引分、みわけ見分、むねわけ胸分、やまわけ山分)
わき脇*腋wk(わきくさ腋草、わきづき脇几、わきはさむ腋挟、わきひだ、わきほね脇骨;ころもわき衣脇) わく枠 わけ戯奴⇒わ わげwg髷(ちごわげ児綰、まるわげ丸髷)
わさ/わせws早稲(わさ早稲、わさいひ早飯、わさささけ早稲酒、わさた/わせた早稲田、わさはぎ早萩、わさほ早稲穂)-をさws幼(をさなし)-をそws獺*軽率(をそをそ、をそろ、おほをそとり大軽率鳥)⇒わ わざwz技*業(わざうた謡歌*童謡、わざこと、わざはひ災*禍〔たかつかみのわざはひ、たかつとりのわざはひ、とぶとりのわざはひ、はふむしのわざはひ〕、わざひと俳人*倡優、わざをき俳優*倡優、わざわざ、わざと;かみわざ神業、ことわざ言技*諺、こわわざ声技、しわざ仕業*為行、たはわざ戯業、はなれわざ離業、はやわざ早業、ひがわざ僻業、まじわざ蠱事*蠱業)
わしws鷲(ははわし、ゐぬわし犬鷲)
◎わた/wuつ/wt/渡(わたす/わたる渡、wuつす/wuつる移;わたどの渡殿)
◎わたwt綿(わたきぬ綿衣、わたころも綿衣;きぬわた絹綿、きわた木綿、きわた生綿、つくしのわた筑紫綿、ほわた穂綿/あしのほわた葦穂綿、まわた真綿)
◎わたwt腸(わたか腸香、わたこみ腸籠、わたに腸煮、わたぬき腸抜、わたもち腸持;くそわたふくろ糞腸袋、このわた海鼠腸、せわた背腸、はらわた腹腸、ほそわた細腸、みなわた蜷腸/みなのわた、みのわた三膲)
◎わたwt海(わたつみ海霊*海水、わたなか海中、わたのそこ海底、わたのはら海原)
◎わた/わだwd曲(おほわだ大曲、かはわた川曲、しほわたshwt潮曲、みわた水曲) わち(おほわち) わな/あなwn罠*穴(わなく絞/わなきしぬ;しぎわな鴫罠) わにwn鰐 わび侘(わびし侘シ、わびなき侘鳴) わらwr藁(わらくつ藁沓、わらすさ藁苆、わらぢ草鞋、わらを藁緒;はわら葉藁)
◆--------「わ」3拍語(わ3)
わかき若木 わかこ/わくこ若子 わかな若菜 わがへ/わぎへ我家 わかめwkm若布 わかゆwky若鮎 わぎも我妹 わさた/わせた早稲田 わさほ早穂 わする/わすれwsr忘(わするおもひ忘思、わするこひ忘恋;おもひわする思忘、こひわする恋忘、たわする手忘、みわする見忘;わすれかぬ、わすれかひ忘貝、わすれく忘来、わすれくさ忘草、わすれゆく忘行;おもわすれ面忘) わたし/わたりwts,wtr渡(わたしもり/わたりもり渡守;よわたし夜渡;わたりせ渡瀬、わたりで渡代) わづかwdk僅 わづきwdk(m5) わどり我鳥 わらは/わらはべ/わらべwrh,wrb童(わらはごと小童言、わらはども、わらはやみ童病;くさかりわらは草刈童、さとわらは里童、しとべわらは僮豎、たわらは、ふむやわらは文屋童/ふむわらは文童〔大学寮の学生〕、めのわらは女童) わらびwrb蕨(さわらび)
◆--------「わ」4拍語(わ4)
わくらばwkrb(わくらばに)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「わ」語末
たわ撓*峠、みわ三輪、みわ神酒、
あわ泡 しわ皺 たわ撓/たwuげ峠/たを みかわ甕 みわ三輪 みわ御酒 よわ弱
いそわ磯廻 うちわ内輪 おもわ面輪 かたわ片輪 かはわ川曲 はなわ/はなは?塙 はにわ埴輪 みかわ甕わ みなわ水沫
====================「わ」模写語
わくわく、わさわさ、わなわな、わはわは、わひわひ、わやわや、わyiわyi、わらわら、わんわん、

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◇---------------【ゐゐゐ】
◆--------「ゐ(wi)」1拍語(ゐ1)
◎ゐ井*堰(ゐくひ堰杭、ゐで井代、ゐひかり井光、ゐみどり井緑、ゐもり井守;いしゐ石井、いはゐ石井*岩井、かなつなゐ、さらしゐ晒井、たゐ田井*田居、つつみゐ堤井、てらゐ寺井、はしりゐ走井、まなゐ眞名井、ままのゐ崖井、みかゐ𤭖井*厳井、みゐ御井、やまのゐ山井)
◎ゐ居(ゐあかす居明、ゐからす居枯、ゐしづまる居定;ゐしき居敷*坐、ゐせき居堰、ゐところ居所、ゐぬき居抜;いへゐ家居、かたゐ、かもゐ鴨居、くもゐ雲居、くらゐ座居*位、しきゐ敷居、たゐ/なゐ田居(たゐに)、とのゐ殿居、とりゐ鳥居、ふなゐ舟居、まなこゐ、みやゐ宮居)
◎ゐ/ゑ猪*犬(ゐこ猪子/ゐのこ、ゐぬ犬、ゐのしし猪;あかゐこ赤猪子、おほゐ大猪、さゐサ猪、ゑぬ犬/ゑのこ、ゑのころ/ゑのころぐさ)
◎ゐ/wu/を兎(ゐくち兎口、wuくち/すくち兎口、wuさぎ/をさぎ菟)
◎ゐ藺(ゐがさ藺笠、ゐぐさ藺草;あしゐ葦藺、あらゐ荒藺、おほゐ莞、ふとゐ太藺、むしろゐ蓆藺)
不明「ゐ」()
◆--------「ゐ」2拍語(ゐ2)
ゐどwt井戸 ゐぬwn犬 ゐや/wuや敬*礼wy(ゐやこと礼事、ゐやじ礼代/ゐやしろ、ゐやなし礼無、ゐやゐや;wuやなし礼無、wuやwuや)
◆--------「ゐ」3拍語(ゐ3)
ゐぐひ井杭 ゐしきwsk坐 ゐなかwnk田舎(ゐなかひと田舎人;たゐなか田居中) ゐのこ猪子
◆~~~~~~~~~~~~~~~「ゐ」語末
[鷹が]こゐkw木居 さゐswサ猪 さゐsw山百合 たゐtw田居*土居 なゐnw地居/なゐふる(地震)
いしゐ/いはゐ石井 いたゐ板猪 いでゐ出居 いへゐ家居 うなゐ/wuなゐ/wnw/髷髪 おほゐ&hw大藺*莞 かもゐkmw鴨居 くもゐkmw雲居 くらゐkrw位 くわゐkww慈姑 こしゐ腰居 しきゐ敷居 しりゐ尻居[しりもち] たちゐ立居 てらゐ寺井 とのゐ殿居 とりゐ鳥居 ながゐ長居 はしりゐ走井 ふなゐ舟居 よこゐ横堰[川を横切って築いた堰]

 

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◇---------------【wuwuwu】
◆--------「wu」1拍語(wu1)
wu鵜(wuかは鵜川、wuかひ鵜飼*鵜養;あらwu荒鵜、しまwu縞鵜)
wu/す植
wu海(wuなさか海境、wuみ海水、wuを海魚、すひぢ海泥)-wuみ海(wuみが海処?、wuみぢ海道)
wu/を菟*卯⇒ゐ
wu/わ/を我*吾⇒わ/wu/を我*吾
再検討「wu」(wu+がら親族)
◆--------「wu」2拍語(wu2)
wuか窺/wk/(wuかがふ窺、wuかねらふ窺狙、wuかみ窺見*斥候) wuか猾/wk/(wuかし猾シ、ye(兄)wuかし、おと(弟)wuかし) wuき泥/wk/
wuき/つき/すき/wk,tk,sk/坏*杯*盞(wuき盞、wuきうた盞歌、wuきゆひ盞結;みづたまwuき水玉盞;wuくは盞*浮羽)-(つき杯*坏、あしつき足坏、あぶらつき油杯、あへつき饗坏*〇坏、くぼつき窪坏、さかづき酒杯*盞、しほつき塩坏、たかつき高坏、みつきもの御杯物、ゆするつき泔坏)-(たかすき高坏、たがすき多賀坏、ひらすき比良坏)
wuこ/をこwk愚(wuかwuか-wuっかり、をこつ怠-をこたる)⇒わか若 wuそ/をそ獺(かはwuそ川獺、wuみwuそ海獺) wuそ鷽/ws/(てりwuそ照鷽) wuだ宇陀、wuぢ/すぢwd,sd氏*筋(wuぢがみ氏神、wuぢこ氏子、wuぢひと氏人、wuぢやつこ氏奴、wuぢより育ち;あをすぢ青筋、かはすぢ川筋、くびすぢ首筋、けすぢ毛筋、せすぢ背筋、ちすぢ血筋、てすぢ手筋、はなすぢ鼻筋、みちすぢ道筋、わらすぢ藁筋) wuぢ宇治/wd/ wuづ海水*渦/wd/(wuづしほ海水潮*渦潮、wuづまき海水巻*渦巻) wuづ珍*貴/wd/(wuづのこ貴子、wuづのみこ貴御子、wuづなふ) wuな/wuね首*頸/wn/(wuなじ項、wuなね頸根、wuなゐ垂髪)-wuな/wuね畝/wn/⇒をね尾根 wuに雲丹/wn/ wuみ/wuむ績/wm/(wuみを績麻、をwuみ麻績) wuみ海⇒wu
wuら裏/wr/(wuらおもて裏表)
wuら末/wr/(wuらかれ末枯、wuらき末木、wuらこけ末瘦、wuらは末葉、wuらはず末弭)
wuら占/wr/(あやめwuら菖蒲占、あwuら足占、いしwuら石占、うたwuら歌占、くさwuら草占、ことwuら琴占、しかwuら鹿占、つじwuら辻占、てwuら手占、とりwuら鳥占、はしwuら橋占、はひwuら灰占、みちゆきwuら道行占、みちwuら道占、みなwuら水占、やwuら八占、ゆきwuら雪占、ゆふwuら夕占、ゆめwuら夢占)
wuら浦/wr/(wuらしほ浦潮、wuらす汭渚、wuらなみ浦浪、wuらふち汭潭;とよwuら豊浦)
wuる粳/wr/(うるあは粳粟、うるきび粳黍、うるしね粳稲、うるち粳)
wuわ宇和/ww/(wuわしま宇和島)
wuwu/wuゑ/すゑ植*据/ww,sw/(wuゑおほす植生、wuゑます植坐、ひきwuwu引植;wuゑき植木、weゑくさ植草、wuゑこなぎ植小水葱、wuゑたけ植竹、wuゑつき植槻;たwuゑ田植、やまwuゑ山植;うけすwu浮据、おろすwu下据、かきすwu舁据)
wuwu/wuゑ飢*餓(かつwu/かつゑ) wuを魚/ww/⇒を魚
◆--------「wu」3拍語(wu3)
wuがら親族 wuさぎ/をさぎwsg兎(ゆきwuさぎ雪兎) wuしほwsh海潮 wuしろwsr後 wuたきwtk唸 wuづき卯月 wuつつ/をつつwtt現 wuなゐwnw髫髮/wuなゐはなり wuむき蛤

◆===============「wu」模写語
wuかwuか、wuざwuざ、wuつwuつ、wuとwuと、wuねwuね、wuはwuは、wuろwuろ、

◆~~~~~~~~~~~~~~~「wu」語末揃え

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◇---------------【ゑゑゑ】
◆--------「ゑ(we)」1拍語(ゑ1)
ゑ餌(ゑさ餌)
ゑ画(ゑかき、ゑし画師、ゑたくみ画工、ゑとも画鞆)
ゑ笑(ゑかほ笑顔、ゑくぼ笑窪、ゑむ笑ム-ゑまひ咲容)⇒わ
ゑ彫(ゑぐるヱ刳、ゑる彫ル)⇒わ
ゑ啁*嘲(ゑる嘲ル)⇒わ
不明「ゑ」()
◆--------「ゑ」2拍語(ゑ2)
ゑぐwg蘞*慈姑 ゑさws餌(ゑさ餌、ゑじき餌食、ゑとり) ゑひwh酔(ゑひさまたごる、ゑひなき酔泣、ゑひひと酔人) ゑびwb海老*蝦(⇒えび)(いせえび伊勢蝦、くるまえび車蝦) ゑびwb蒲陶
◆--------「ゑ」3拍語(ゑ3)
ゑかき絵描*画師 ゑぐしwg ゑともwtm画鞆 ゑびす/ゑみし/ゑぞwbs,wns,wz蝦夷(ゑびすあば漁網浮) ゑまひwm咲笑
◆~~~~~~~~~~~~~~~「ゑ」語末
こゑ声、すゑ末、すゑ陶、つゑ杖、ゆゑ湯坐、ゆゑ故、wuゑ飢餓、wuゑ植、
あゑ こゑ声 すゑ末 すゑ陶 つゑ杖 ゆゑ故 ゆゑ湯座/ゆゑびと湯座人 wuうぇ飢 をきゑ招餌
しすゑ尻据[土器の下敷] たかゑ高笑 つくゑ机? ゆずゑ弓末 よごゑ夜声

 

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◇---------------【ををを】
◆--------「を(wo)」1拍語(を1)
◎を雄*男(をがき/めがき餓鬼、をがみ/めがみ神、をどり/めどり鳥、をのこ男子/めのこ女子;しこを/しこめ醜、やもをymw/やもめymm寡、をうし牡牛、をかみ雄神/をのかみ、をきじ雄雉、をぐなwgn童男、をこころ雄心、をさかり雄盛、をしか牡鹿/さをしかサ牡鹿、をしし雄獣、をたけび、をとこ男、をとり雄鳥、をのこ男子、をはしら雄柱、をひ雄ヒ/甥、をひと/をふと雄人/夫、をろち大蛇;あらしを、あらを荒雄、いさを、うたを歌男、おのを己男、さつを、しこを醜男、しづを賤男、すけを助男*助丁、たはれをhtr戯男、みやびをmyb雅男、もころを、やもを鰥、ゆみを、をくさを)
◎を/そ麻(をかせwks麻桛、をがらwkr麻幹、をくつ麻沓、をけwk麻笥*桶、をこも麻薦、をすさss苧苆*麻苆、をたまき麻環、をのね麻根、をふwh麻生*麻原、をみwm麻績*麻続、をwuみwwm麻績、wuみを績麻;さくらを桜麻、ひたさを直麻、みだれを乱麻、wuみを続麻)-そso衣(そでsd,st袖;あかそ赤麻、うちそ/うつそ打麻、おんぞ御衣、かうぞ楮/かみそ紙麻、かむそ神麻、すがそ菅麻、つなそ綱麻、なつそnts夏麻*夏衣、へそhs綜麻、まそms真麻、みそ御衣/みそつもの/かむみそ神、wuみそ績麻)(そで袖*衣手?:おんぞ御衣、みそms御衣;そとほりひめ衣通媛、ももそひめ百襲媛;きびそkbs生皮苧)
◎を魚(あかを赤魚、おふを/おほを大魚、かつをktw鰹、しろを白魚、とびを飛魚、ひをhw氷魚、wuを海魚/ww/)
◎を小(をあがた小縣、をうす小碓、をye小江、をかい小櫂、をかきつ小垣内、をかさ小笠、をかぢ小梶、をかなと小金門、をかは小川、をかひ小峡、をかひ小貝、をかめ小瓶、をかも小鴨、をくき、をくし小櫛、をくに小国、をくらし小暗シ、をくるま小車、をこと小琴、をこも小薦、をさか小坂、をさと小里、をさほ小佐保、をさを小棹、をしか牡鹿、をしま小島、をす小簀、をそね小曽根、をた小田、をたち小太刀、をたて小楯、をたに小谷、をたなべ、をちさ小苣、をつ小津、をつき小槻、をつくば小筑波、をづめ小集楽、をど小門、をとこ小床、をなべ、をぬ小沼、をぬ小沼、をの小野、をはし小橋、をはつせ小泊瀬、をはなり小放髪、をはま小浜、をはやし小林、をはりた小墾田、をひも小紐、をふね小舟、をふふき小蕗、をまた小俣、をまへ小前、をみね小峰、をむら小村、をむれ小丘、をめ小目、をや小屋、おやまだ小山田、をを/さををサ小峰*小峡)
◎を緒(をたye緒絶、をろ緒ロ;あさを麻緒、あしを足緒*緡、あわを沫緒、いきのを息緒、うけのを、おほを、かたを片緒、さを、たまのを玉緒、つらを弦緒、としのを年緒、とものを供緒、ななを七緒、にのを荷緒、はなを鼻緒、ひものを紐緒、ひらを平緒、ほそのを細緒、みを水緒*水脈/みをひく/みをひきながる)
◎を尾(をさき尾前、をは尾羽、をばな尾花;たりを垂尾、ななを七尾、やを八尾)
◎を峰(をごし峰越、をさき峯先、をしろ峯代、をね峰根*尾根、をのへ峰上、をは峯羽、をむかひ峰向、をろ峯、をろた峯田、をろち峯霊;ありを在峰、おほを大峰、ひたをhtw頓峰、ひとをhtw一峯、みを御峰、むかつを向峰、やつを八峰、をを/さををサ小峰)-をか岡(をか峰処*岡、をかさき丘岬、をかぢ岡道、をかび岡傍、をかへ岡辺、をかぼ 陸稲*岡穂、をかもと岡本、をんが遠賀*岡;かたをか片丘、かみをか神岡、まをか真岡、やまをか山岡)
を我*吾⇒わ
不明「を」(をびく〔を+ひく引?〕/そびく/すびく誘)
◆--------「を」2拍語(を2)
をかwk岡⇒を峰/wo/ をか/をけwk麻笥*桶(をかもち岡持;をけがは桶側、をけび桶火、をけゆひ桶結) をきwk(わざをき俳優*倡優) をぎwg荻(をぎはら荻原;ささらをぎ、はまをぎ浜荻) をけ/をこwk烏滸*尾籠(をけざる烏滸猿;をこづく、をこめく、をこのさた烏滸沙汰)⇒わ-をさws幼(をさなし)-をそws獺*軽率(をそをそ、をそろ、おほをそとり大軽率鳥)⇒わ をさws筬 をさws長(をさをさし;あきをさ商長、さとおさ里長、たをさ田長、ふなをさ舟長、へをさ戸長、むらをさ村長) をさws訳*訳語 をしws鞣(をしかは韋/鞣革/柔皮〔仁徳紀43年〕、かはをし皮鞣) をしws鴛鴦(をしどり) をしws食(みをし御食)
をち/をて/をとwt遠(をちかた遠方、をちこち遠近;をても遠面/をてもこのも;をとつひ一昨日、をとつはたて遠極、をととし一昨年)
をち/をつ/をとwt変若(をちみづ変若水、をちかへる;をとこ男、をとこさぶ、をとめ少女)
をぢwd伯父⇒を/ち をのwn斧(をのと斧音、をのや斧箭;おほをの大斧、しらきをの新羅斧、たちけづりをの立削斧、てをの手斧、ををの小斧) をはwh尾羽 をひwh,hi甥 をふwh,hu麻生 をみwm麻績/麻続-をり織(さをりサ織) をりwr檻 をり/をるwr折(なをり波折;ひきをる引折)
◆--------「を」3拍語(を3)
をかぢwkt岡道 をかびwkb,bi岡傍 をかへ岡辺 をぐきwkk□岫 をぐなwgn,kn童男 をこぜwkz鰧 をさかwsk刑(をさかべ刑部) をさきwsk尾前 をしへwsh教 をそろwsr軽率*慌者 をだye緒絶 をだて□楯 をつづwtd遠都豆 をづめwdm□詰*小集楽 をてもwtm向側 をとこwtk男 をどしwds縅
◎をとめwtm,me少女(をとめこ少女、をとめさぶ少女、あからをとめ赤少女、あしやをとめ葦屋少女、あまをとめ海人少女、いせをとめ伊勢少女、いづしをとめ少女、いづもをとめ出雲少女、yiなきをとめ稲置少女、wuなひをとめ少女、yeをとめ良少女、おとひをとめ少女、おみのをとめ臣少女、かしはらをとめ橿原少女、かとりをとめ香取少女、かるのをとめ軽少女、こはだをとめ少女、さかyeをとめ少女、すがるをとめ少女、たまなをとめ珠名少女、ときはをとめ常磐少女、とこをとめ常少女、なりはたをとめ少女、にほyeをとめ少女、にほひをとめ少女、はたをとめ少女、はつせをとめ泊瀬少女、はりまをとめ播磨少女、やをとめ八少女、やそをとめ八十少女)
◎をのこ男子(をのこご、をのこやも/をのこやもめ鰥夫、あづまをのこ東男子、たつくるをのこ田作男子)
をのとwnt,to斧音 wnh,heをのへ峰上 をのや斧箭 をばし□橋 をばな尾花 をひとwht,wo夫人 をぶね小舟 をみなwmn,mn女 をろたwrt峯ロ田 をろちwrt峯ロ霊*大蛇 をゐり/ををりwwr折
◆--------「を」4拍語(を4)
をどりこwdr踊子(「ひよめき囟」とも)
◆~~~~~~~~~~~~~~~「を」語末
あを青、さを青、さを棹、さをサ麻、さををサ小峰 ひを氷魚、まを眞麻*真苧 みを水緒、ゐを/wuを海魚、
あしを足緒 あらを荒雄 ありを在峯 あわを沫緒 いさを傑 おふを大魚 おほを大峯 かあをカ青 かたを片緒 かつを鰹 さつを猟夫 さををサ小峯 しこを しづを賤雄 すけを助丁 たぢからを手力ヲ たりを垂尾 つらを はつを ひたをht,wo頓丘 ひとをht,wo一峯 ますらをmsrw丈夫 やつを八峯 やもを鰥夫 wuみを続麻)
◆===============「を」模写語
をたをた、をちをち、をどをど、をろをろ、

       ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

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以上