「かく(欠く)、きゆ(消ゆ)、くゆ(消ゆ)、くる(消る)、けす(消す)、けつ(消つ)、けぬ(消ぬ)」
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か(欠)-かく(欠く)-かかす(欠かす)
-かくす(隠くす)-かくさす-かくさせる
-かくさふ
-かくさる-かくされる
-かくふ(囲くふ)
-かくむ(囲くむ)-かくまふ
-かくる(隠くる)-かくらふ
-かくれる
-かくろふ
-かける(欠ける)
-かこふ(囲こふ)-かこはす-かこはせる-かこはせらる-かこはせられる
-かこはる-かこはれる
-かこむ(囲こむ)-かこます-かこませる-かこませらる-かこませられる
-かこまる-かこまれる
き( )-きゆ(消ゆ)-きyeる(消yeる)
く( )-くゆ(消ゆ)
-くる(消る)-くらす(消らす)
け( )-けす(消す)-けさす(消さす)-けさせる-けさせらる-けさせられる
-けさる(消さる)-けされる
-けつ(消つ)
-けぬ(消ぬ)
こ( )-
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和人は、物や現象が視界からなくなる、存在しなくなることのさまざまな面を、上図のように、カ行渡り語でまとめて表現した。
これまた和語の高い論理性を示すひとつの典型であろう。
完