動詞図「ア行、不詳のア行動詞」(008)

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「あく(明く)」

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あ( )-あく(明く)-あかす(明かす)-あかさる-あかされる(赤く)(「あか赤」は)

           -あかむ(明かむ)-あかまる

                    -あかめる

 

 (これは「か(赤)」を中心とする大きな図に含まれ、別途掲載する。)

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「あす(浅す)、うす(薄)、おそ(遅)」

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名詞   あさ(浅 )-あさむ(浅さむ)「あさはか、あさまし」

           -あせる(褪せる)

     うす(薄 )-うする-うすれる

     おそ(遅 )「おくる(遅る/送る/(み)送る)」

 

 この三語は、話者感覚として(&s)縁語としてひとつに括ることができるであろう。距離に深みがないという点で「あさ、うす」はいいとして「おそ」はやや離れているが、これは先行く人に遅れまいとしてその背にぴったりついている様を思わせる。

 日国「あさし」の語源説欄に「アは発語。サシはサシ(狭)の義〔大言海〕」が見えるが、考え過ぎである。

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「あま(甘)、あめ(飴)」

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名詞   あま(甘 )-あまゆ(甘まゆ)-あまyeる(「あまやかす」の形がある)「あまし甘、あめ飴」

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「あむ(余む、浴む)、あぶ(余ぶ、浴ぶ)」

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あ( )-あむ(余む)-あます(余ます)

           -あまる(余まる)

    -あぶ(余ぶ)

    -あむ(浴む)

    -あぶ(浴ぶ)-あびす(浴びす)-あびさす-あびさせる

           -あびる(浴びる)

 

 (これは「ます(増す)」を中心とする大きな図に含まれ、別途掲載する。)

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「あぐ(上ぐ)、あふ(仰ふ)、うは/うへ(上)」

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あ(上)-あぐ(上ぐ)-あがる(上がる)

           -あげる(挙げる)-あげらる-あげられる

    -あふ(仰ふ)-あふぐ(仰ふぐ)-あふがす-あふがせる「あふのく仰伸、あふむく仰向」

                    -あふがる-あふがれる

           -あふる(呷ふる〔あおる〕)

名詞   うは(上 )-

     うへ(上 )-

 

 不詳語である。

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