動詞図『カ行、「かる(刈る)、きる(切る)、くる(刳る)、こる(樵る)」』(022)

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「か/き/く/こ(切)、かる(刈る)、きる(切る)、くる(刳る)、こる(樵る)」

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か(刈)-かる(刈る)-からす(刈らす)-からせる

           -からる(刈らる)-かられる

き(切)-きる(切る)-きらす(切らす)-きらせる

           -きらふ(切らふ)-きらはる(嫌らふ)

           -きらる(切らる)-きられる

           -きれる(切れる)

           ~かぎる(か切る)-かぎらる-かぎられる(限る)(カ接)

           ~くぎる(く切る)-くぎらる-くぎられる(ク接)

           ~しきる(し切る)-しきらる-しきられる(シ接)

           ~ちぎる(ち切る)-ちぎれる-ちぎられる(チ接)

           ~とぎる(と切る)-とぎれる(ト接)

           ~みきる(み切る)-みきらる-みきられる(ミ接)

           ~よぎる(よ切る)(ヨ接)

く(刳)-くる(刳る)-くらす(刳らす)-くらせる

           -くらる(刳らる)-くられる「くりぬく刳抜、ゑぐる剔抉」

           ~さくる(さ刳る)(サ接)

           ~ゑぐる(ゑ刳る)-ゑぐらる-ゑぐられる〔ゑ彫+くる刳〕(ヱ接)

け( )-ける(  )〔「ける」は見当たらない。「けづる」の処遇が悩ましい。〕

こ(樵)-こる(樵る)「きこり(木樵)」

 

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 和人は、「かる/きる/くる/こる」と鋭い「k」音拍を並べて切削作業を言い尽くしている。木材に向かっての石刃による作業はとても軽快なものではなかったであろうが、それでも「k」音がふさわしいように感じられる。

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