【一拍語】
【は】 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
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●は/ひ/ふ/へ/ほ(多*広*経*古*深*更*老*大)
は(多):さは/あは(多)
ひ(広):ひろし広
ふ(経*古*深*更*老):ふく経*更*老、ふく深、ふる古、ふ経(みなしたふ水下経、みなそこふ水底経)
へ(経):へる経、へだつ隔
ほ(大):おほ(多*大)
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●は/ひ/ふ/へ/ほ(端*鄙*縁*辺)
は(端):はし端、はた/はな端-かはばた川端/ふなばた舟端/みちばた道端///ゐどばた井戸端、はつ初、はて果、はやま端山、はず筈/やはず矢筈/ゆはず弭、はな鼻、はな花、はもの端物
ひ(鄙):ひな鄙
ふ(縁):ふち縁;
へ(辺):へた蔕、へつへ辺方、へつも辺藻、へなみ辺波、へり縁;
ほ(辺):ほとり辺
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●は/ひ/ほ(羽*葉*鰭*領巾*帆)
は(羽):はね羽根、
ひ(鰭):ひれ鰭、ひれ領巾、ひらひら
ほ(帆):m1182、ほげた帆桁、ほばしら帆柱、ほつむ帆舶、ほろ(幌/母衣);しらほ白帆、まほ真帆(羽に通ず〔和訓栞〕)--
●は/ひ/ふ(一*二)
は(二):はたち二十
ひ(一):ひとつ一、ひとり一人、
ふ(二):ふたつ二、ふたり二人、
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●は/へ/ほ(家*戸*廬*庵)
は(家):いは家
へ(家):いへ家、くそへ屎戸、すたへ棄戸、ふるへ古家
ほ(庵):いほ/いほり廬、かりほ借廬
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は(端):はし端、はた端、はつ初、はて果 ⇒は/ひ/ふ/へ/ほ(端*鄙*縁*辺)
は(母):はは母
ば(婆):ばば婆
は(羽):はね羽根、はかぜ羽風、はがひ羽交、はぐくむ羽包、はね羽根、はぶく羽振、はふり羽触;あをは青羽、さしは指羽*翳、とば鳥羽、をは尾羽
は(葉):はかぜ葉風;おちば落葉、くさは草葉、くずは葛葉、このは木葉、ちば千葉、とこは常葉、もとは本葉、やそば八十葉
は(歯):はなみ歯並;みづは水歯*瑞歯、「か/は(歯)」(k-h)
は(刃):はがね刃金*鋼;かたは片刃、もろは諸刃、やきは/やいば焼刃、「か/は(刃)」(k-h)
は(接頭語):はさま間、はさむ/はさみ鋏、
は(接尾語):
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【ひ】 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
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●ひ/ふ/ほ(火*干)
ひ(火*干*乾):ひうちいし火打石*燧、ひきりうす火鑚臼、ひつけ火付、ひむし火虫*蛾、ひよけ火除;あしひ/あしふ葦火、おきひ熾火、かひや鹿火屋、とぶひ飛火;ひうち火打*燧、ひしほ干塩*醤、ひからぶ乾涸、ひもの干物;しほひ潮干
ふ(火):あしふ葦火、
ほ(火):ほかげ火影、ほぐち火口、ほけ火気、ほそけ火退、ほてり火照、ほなか火中、ほのほ火秀*炎、ほむら火群、ほやけ火焼*火傷
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●ひ/へ(辺)
ひ(辺):はまび浜傍、
へ(辺):あしへ葦辺、かはへ川辺、しもへ下辺、とこへ床辺、のへ野辺;はまべ浜辺、
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●ひ/ほ(霊*神)
ひ(霊):まがつひ禍霊、みゆかつひ御床霊、むすひ産霊 <み霊(h-b-m)>
ほ(神):ほくら神庫
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ひ(一):ひとつ ⇒は/ひ/ふ(一*二)
ひ(日):ひる昼、ひがさ日傘、ひかず日数、ひかた日方、ひがら日柄、ひやけ日焼、ひよけ日除、ひる日ル*昼;たかひ高日、つきひ月日
ひ(氷*冷):ひゆ冷、ひさめ氷雨、ひかは氷川、ひさめ氷雨、ひむろ氷室、ひを氷魚、
ひ(樋):ひぐち樋口、ひすまし樋洗;とひト樋
ひ(簸):収穫した穀粒を風にあおってゴミを飛ばす農具。この「ひ簸」が原始日本語の古形で、これが(h-b-m)の二段相通を経て「み箕」に転じた。「み箕」のア接語が「あみ網」 ⇒み箕、⇒あ網
ひ(杼*梭):とびひ飛杼、
ひ(秘):ひく引、ひす秘、ひむ秘、
ひ(霊):<み霊(h-b-m)>
ひ(曽):ひまご曾孫、ひぢぢ、ひばば
ひ(鄙):ひな鄙、ひひこ曽孫、ひまご曾孫、ひぢ曽舅、ひぢぢ/ひばば、
ひ(檜):ひのき檜、ひはだ檜皮、ひはら檜原、ひやま檜山
ひ(翳):(くもり)
ひ(羆):ひぐま羆
ひ(飯):いひイ飯、ほしひ干飯*糒、もちひ餅飯、??
ひ(緋):<漢語か>ひおどし緋縅
ひ/び(毘):<(h-b-m)>なほび/なほみ直毘
ひ(鰭):ひれ領巾、ひれ鰭 ⇒は/ひ/ほ(羽*葉*鰭*領巾*帆)、ひらひら
ひ(?):ひこ日子*彦、ひと人、ひめ姫、めひ姪、をひ甥
ひ(?):ひげ髭、ひかがみ膕、ひざ膝、ひぢ肘、
ひ(妃):
ひ(姫):
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【ふ】 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
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●ふ/へ(綜)
ふ(綜):<織機の経糸>ふる綜
へ(綜):へそ綜麻、へる綜
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●ふ/へ(辺*方)
ふ(辺):
へ(方):いにしへ、わかかへ(m3874)/わかくへ(記雄略)、とこしへ、はだへ膚ヘ、ゆくへ行方
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ふ(節):<節*結び目>ふし節;ななふ七節/ななふすげ七節菅、やふ八節/やふじまり八節縛)-ふし節(ふしめ節目;うでふし腕節、くるぶしクル節*踝、たふし手節、ふしぶし節々
ふ(生):あくたふ塵芥生、あはふ粟生、うりふ瓜生、おふ生、かしのふ橿生、かりふ刈生、きりふ切生、くさふ蝟、しばふ芝生、すぎふ杉生、せりふ芹生、そのふ園生、たけふ/たかふ竹生、ちふ/あさぢふ茅生、にふ丹生/はにふ埴生、はたけふ畠生、はにふ埴生、まめふ豆生、むぐらふ葎生、よもぎふ蓬生、をふ麻生
ふ(麩):
ふ(火):あしふ葦火 ⇒ひ/ふ/ほ(火*干)
ふ(二):ふたつ ⇒は/ひ/ふ(一*二)
ふ(斑):しらふ白斑、とらふ虎斑、ふち/ぶち斑
ふ(振):ふく振、ふる振、
ふ(吹):ふく吹、ふゆ吹
ふ(嚏):
ふ(簸):
ふ(接頭語):ぶんなぐる、ふっきれる、ふくしフ串、ふのりフ海苔、ふもとフ本*麓
ふ(接尾語):
ふ(経*古*深*更*老):⇒ふ/へ(経*古*深*更*老*経)
ふ(振):
ふ(簸):
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【へ】 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
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へ(食):へひと食封
へ(舳):へさき舳先、へやかた舳屋形
へ(瓷*瓮*瓶):くかへ探湯瓮、つるべ釣瓶、なべ鍋、はにへ埴瓮、ほへ火瓷、yiつへ斎瓮 ⇒け
へ(上):
へ(屁):
べ(部):
へ(経):へる経 ⇒ふ/へ(経*古*深*更*老*経)
へ(凹):へそ臍、
へ(戸):へのふだ
へ(辺*方):⇒ふ/へ(辺)
へ(重):はたへ廿重、ふたへ二重、ななへ七重、やへ八重
へ(綜):へそ綜麻、へる綜 ⇒ふ/へ(綜)
べ(部):かむべ/かうべ神戸、ゆきべ靭部
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【ほ】 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
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ほ(火):あしひ/あしふ葦火、おきひ熾火、かひや鹿火屋 ⇒ひ/ふ/ほ(火)
ほ(神):ほくら神庫 ⇒ひ/ほ(霊*神)
ほ(秀):ほのほ火秀、ほつたか秀鷹、ほつて秀手、ほつめ最勝海藻;いはほ岩秀*巌、にのほ丹秀、まほら/まほろ秀;ほつかた秀鷹、ほつて秀手、ほつま秀真/ほつまくに秀真国、ほつめ秀藻/最勝海藻、ほつye秀枝;ま"ほ"ろ/まほろば真秀場
ほ(穂):ほさき穂先、ほた穂田、ほたち穂立、ほたで穂蓼、ほむき穂向;たくのほ栲穂、たりほ垂穂、なみのほ浪穂、にのほ丹穂、ぬきほ、ほのほ火穂、みづほ水穂*瑞穂
ほ(帆): ⇒は/ひ/ほ(羽*葉*鰭*領巾*帆)
ほ(頬):ほほ頬
ほ(百):<(h-b-m)>ほ/ぼ百、も/もも百
ほ(哺):(食物を口に含むこと。また、その食物)
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【二拍語】
【三拍語】
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